いつも外回り中に眺めてるだけの新宿バルト9(初!)にて、観てきました宮崎駿 待望の新作。
先にNHKで放送された『プロフェッショナル仕事の流儀』を見てしまって、結構ネタバレしてしまってたので後悔。でも番組自体は良かった(だからアタシの判断ミスだな)。茂木さんとアナウンサー(?)いらねぇよ、とか細かい文句はあるけど、きちんと宮崎ファンを喜ばす作り方をしてた。 ちゃんとターゲットを定めて的確な取材をした結果だな、と思う。 何でかなー、年とったせいかな? 初っ端から うるうるしてしまった。 リサに、ポニョと別れたのは運命なんだよ、て言い聞かせられてるところとか、落ち込んだリサを宗介が励ますところとか、ポニョが妹たちに祝福されながら送り出されていくところとか、宗介と再会したポニョが力の限り抱きつくところとか。 ラストシィンに涙することはなかったけど、最初だね、最初。我ながらおっかしいくらい。 ポニョも、宗介も、可愛い! どうかどうか二人が、健やかに育ちますように、健やかな愛をはぐくみますように! と、願わずにはいられない。 アタシは大人だから、どうしても、ラストの先の二人のことを考えてしまう。 宗介はホントにポニョのことを守り続けられるかな? 大事にし続けられるかな? 他の子のことを好きになってしまわないかな? 二人は結局、兄妹みたいな関係になるのかな? ポニョは人間が嫌になって、海に帰りたいって思わないかな? でも、そういうの全部、たぶん余計なことだ。 そういうの考えないで感動しないといけないんだ この作品に対しては! だって子どもはきっと そんなこと考えないし、宮崎さんはそういう観客に対して作っているんだ。 ・・・て、考える自分がちょっと狂信的だなって思った。 危ない危ない。 映像がとってもキレイで、幸せでした。 あらかじめ『プロフェッショナル』で、セル画の数が半端ないっていうのを知ってたからっていうのもあると思うんだけど、手作業って、やっぱり尊敬するね。 『プロフェッショナル』見てて、あーこの人は全部 自分でやりたい人なんだな。て思った。 ホントは一人で作りたい人なんだなって。 でも、それは時間的にも体力的にも、きっと(いくら天才といえども)能力的にも、無理なんだろうな。 無理だから、そこのジレンマに苦しむんだろうな。って感じました。実際のところは分からないけれども。 言動が、70歳過ぎたおじいちゃんに見えなかったもの。もっとずっと若い、成長途上の人みたいで、おっかしいなぁって思った。 人生の終わりが近づいた人じゃないなぁって。 それとも、アタシの中の「老人像」が違ってるのかな。もしかしたら、世の中の老人はこのぐらいアグレッシブなんだろうか。 「おじいちゃん」て実際にも記憶の中にもいないから、分かんないなー。おばあちゃんはどちらも健在だけれども。 死なないで欲しいなー。不死身でいて欲しい。そんで映画を作り続けて欲しいよ。例えそれが宮崎さんにとって辛いことでもさ。 http://www.ghibli.jp/30profile/004169.html#more 若いアニメーターを育てようってのは、宮崎さん発なのか鈴木敏夫 発なのか、分からないけど、どちらにせよ、吾郎さんはもうジブリ名義で作品を発表しないってことなのかな。 それはそれで、いいことなのかもしれない。 ジブリに縛られないことの方が、幸せかもしんないもんね。
by ling-mu.m
| 2008-08-11 23:40
| 映画
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