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東京グローブ座を訪問
芝居を観にではないんだけど、東京グローブ座を初訪問してきた。
本物のthe Globeは、1598年、エリザベス朝のロンドンに建てられた劇場で、シェイクスピア作品の多くが初演されたことで有名。
それを模して新宿に東京グローブ座が建てられたのは1988年で、松下電器の支援のもとで海外の団体を招いてシェイクスピア作品を上演してたんだけど、赤字続きで閉鎖されまして。
それを、2002年に天下のジャニーズ事務所が買収したのね。
で、ジャニーズが出る舞台や映画の公演をする劇場になって今に至る、と。
シェイクスピア作品にはこだわってないらしくて、「エデンの東」と「理由なき反抗」を、どっちがどっちか忘れたけど二ノ宮と松潤 主演でやってた。

再スタートする際に全面改装したとかで、確かに年季が入ってる感じではなかった。明るくて綺麗。
キャパは700ぐらいで、規模としては中ぐらい。
円形に近い多角形で、グローブ座を模しているというのがやはり大きな特徴になってる。
客席側にせり出した舞台は、まっさらな状態ではプロセニアムアーチがなくて天井が高い。
the Globeとかその時代の劇場にはバルコニーがあって、その感じを出すために、せりが上がってその上に登れるっていう舞台機構がある。
実際に登らせてもらったんだけど、ここで演技するって相当 怖いんじゃ・・・と思った。ましてや踊ったりなんて、いくら高いところ平気でも軽々できることじゃないだろーて。
頭上から扉のついた壁(適切な表現が見つからん・・・)が降りてきて、それには扉がついてるのね。それが降りてくることによりバルコニー部分の舞台面積は更に減る。けど、使い方 考えるのは楽しそうだなと思う。ダイナミックな機構だよね。流石 派手好きというか。

しかし、客席がなかなか問題。
円形だから、左右の隅の席は横を向くような形になるんだけど、椅子に深く腰掛けると、舞台がまともに見えないんだよ。自分側の隅が見切れちゃうのね。しかもかなりの範囲が。
邪魔な手すりとか飾りとかあるし・・・2列目以降なんて、前の人が身を乗り出しちゃったらもう半分ぐらい見えなくなるのね。
いくら安く売られてるとは言え、ここで芝居は観たくねぇなぁ、て凄く思った。

観にくい席を作る、もしくは売る、て姿勢がアタシは元来とても疑問で。
悪名名高いシアターコクーンのバルコニー席(立ち見。当日券で売ったりする)とか、自分が実際した酷い体験としては、鎌倉芸術館大ホールの3階席で、もう舞台がすっげー遠いのよ。
キャパ1500の劇場でB席だったんだけど、演劇やるときにここに客いれんなよ! て思って。
採算とれないとか多くの人に観せたいとか色んな気持ちがあるのかも知らんけど、きちんと舞台を見せることにプライドを持つことがまず大事だと思うし誠意だと思うの。
多目的仕様になってるなら尚更、そこは考えようよ、てね。あれはホント酷いと思った・・・。

まぁ、その点グローブ座は売り止めしてるらしいから、偉い。
映像上演の時は正面にしかいれないらしいし。それが正解。
あと、椅子が露骨なまでに互い違いになってるのね。で、ひとつの椅子は結構 大きくて快適。
でも灰色ってのはどうなんだろう。壁と同じ色。アタシはやはり黒×赤の配色が一番好き・・・。

途中でタッキー&翼が来て挨拶してった。撮影があったらしくて。
別に普通の人・・・特別かっこよくとかないべなぁ? 案外 背も低いし。顔はちっちゃかったけど。

ロビーや通路が狭めで、でもまぁそこは一時的に通過するところだし、そんな問題でもないんだろね。
四季の劇場設計をやってる山崎さんが「設計する上で一番 大事なのは舞台、二番目が客席、三番が客用トイレの数、次がバックヤードと楽屋、最後がロビー」て言ってて、成程 しわ寄せはそこに来るのか、と。日本人女性はトイレにこだわるから困る、て言ってた。


そんな感じの東京グローブ座でした。芝居観に来ることは・・・ないだろうなぁ、多分。

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帰りがけにバーゲンで散財。ストレス発散。
いつもTシャツにジーンズでいられたらそんな楽なことはねぇなー、と常々 思ってるし着るものに大したポリシーもないんだけど、それでもたまに買い物すんのはやはり楽しい。うん。
しかし、家に帰ったらカードの請求書が来ててちょっと大変なことに・・・別に今に始まったことでもないんだけど・・・夏の旅行資金が・・・・・・。
日雇いでもすっかねぇ! 本屋バイト休みの日に。
by ling-mu.m | 2005-07-02 22:19 | 芝居/舞台
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