まざーらんぐえっじ
文化は言葉に根ざしているから、文化を守るってことはイコール言葉を守るということなんだ。 と、予備校時代に現代文の先生に教わったことを思い出した。 国を統一しようとする時、中央はまず言葉を統一させようとしてきた。 意思の疎通を図るためには言葉がいる。同じ言葉を同じように理解している相手でなければ、こちらの思惑は伝わりにくい。 無理からに自分たちの言語を強いることで、中央は共通言語を得るとともに、自らの力を誇示することもできる。 私は同じ類の話として理解しているのだけども、世界大戦後、各地の方言が禁止された時期が日本にはあった。 うっかり方言を遣った者が帰りの学級会でつるしあげをくらう、ということが当たり前に行われていたらしい。 一刻も早く戦争の痛手から回復するためには国民の団結力が必要だ、とか、そんな感じの考えによる政策だろうと思う。 今も多彩な方言が健在であることを思えば、おそらく政策は途中で立ち消えになったのであろう。 自分が、方言を持っているだけに、ぞっとする話だ。 強い言語が、強い文化。 その風潮は今日でも勿論見られる。 日本人の生活様式がアメリカナイズされて久しい現在、カタカナ言葉が、多用を通り過ぎて乱用されているのが現状だ。 全く嘆かわしい事態だと思うよ。 大袈裟かもしれないけど、これは憂うべき出来事だ。確実に。 カタカナ語が氾濫している大人社会を皮肉っている場合では、もはやないと思うのだ。 ------------------------------ 方言の話を出したのでついでに。 方言、出なくなってきてる。確実に。 出さないようにしてたっていうのもあるけど(だって馬鹿にされるんだもん)、「ちょー(超)」って連発してる自分が、何か嫌。凄く嫌。 ちなみにお国の言葉では「ばか」と言ってました。 「ばかムカつくらー」は、「超ムカつくよねー」の意。 いや、超も使うけどね? 疑問詞「け」も使わなくなったなー。気に入ってたのに。 「それ、マジけ?」は「それ、本当?」の意。・・・文字で読めば分かるけど、聞いたらきっと違和感あると思う。遠州弁 知らない人は。 語尾が「だら」「だに」になるのが、遠州弁の一番の特徴ですかねぇ。 標準語で言うところの聞き返し(確認)「でしょ?」が「だら?」ですからねー。ダサいことこの上ないな。愛してるけどな。
by ling-mu.m
| 2004-11-25 02:34
| 思慮
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