<   2006年 12月 ( 5 )   > この月の画像一覧
ロープ
2006年の締めはNODA・MAP「ロープ」でした。
渋谷はシアターコクーンにて。去年の締めも野田地図だったなー。
不幸にも最前列だったので少しばかり腐りましたが、まぁ宮沢りえ間近に見れるんだから・・・と、心を沈めて頑張りました。
いやしかしでも、やっぱり最前列はよろしくないね。全体が捉えられない。物語の中に入り込む、ということはどうやっても不可能です。悔しい。

舞台上にはロープを張られたリング。
弱小プロレス団体の社長が死んで、その息子でレスラーでもあるヘラクレス(藤原竜也)は、自室に引きこもって出てこない。
相方のカメレオン(橋本じゅん)とレフェリーは、グレート今川(宇梶剛士)との試合を明日に控え、どうにか彼を出てこさせようとする。
そんな彼らを隠し撮りしようとするテレビ局のディレクター(野田秀樹)とAD(三宅弘城)とディレクターの妻(渡辺えり子)。
そして、リングの下に棲みついていると言う「未来から来たコロボックル」のタマシイ(宮沢りえ)。
舞台の壁面には、数字とアルファベットとまた数字が、整然と並んでいる。


今回は、どうなの? という出来だった気がします。
好きくない、ということもない。
でも、会心の出来! という訳でも、なさそう。
物語も演出も演技も。
イマイチ。

宮沢りえは細すぎ。びびる。
その細さが、張り詰めた緊張感を醸し出してるんだろうか。
肉体っぽくないカラダ。

藤原竜也は今回オトナシめな感じがした。
そういう演出をされたのかな?
「オイル」の時みたいに、台詞が入ってこなかった。それは、この芝居全体に対しても言えることなのだけど。
肌が荒れ荒れなのが ちょっと気になりました。

渡辺えり子、初めて見たのかな。
この役をこの人にしたってことは、あんまり重要人物として扱いたくないっていう作者の思いがあったのかしら。
演技はそんなに好きじゃないけど、この人にして正解だったなーと思った。
今回、キャストのバランスはとてもよい気がする。

個人的には中村まこと に拍手。
好きです。


プロレスとベトナム戦争を交えて、暴力と正義のおハナシ。
野田氏の言葉づかいの上手さはもちろん相変わらずで、でも、あまりに それが上手すぎて、すーって、通過しちゃった感じ。
響いてこないんだ、胸のここんところまで。
響いてこないってところに、問題意識を向ければいいんだろうか。
何で響いてこないのか。
プロレスのリング上で起こる戦いだから。
ロープの中で繰り広げられる惨事だから。
そんなことで響いてこなくなる自分が問題?
自分の構え方が問題?
うーん…だとすれば、訴えられた意義はあるのかな。

  青年の純情は愚鈍。愚鈍は鈍感。
  敵の顔を見えなくする。

という主張。
すごくストレートに言ってくるなぁ、と思った。
野田氏ってこんなにストレートにものを言う人だったっけ?
真っ直ぐなあまり、それを ど真ん中で受け止める度胸が自分にないだけかもしれない、と思う。
なんっか こそばゆいですよ。とか思っちゃって。
それはそれで問題。
いや、でも直接的に戦争はいけませんよ、とは言ってないんだ。そこは言ってないんだ多分。
そういう、どうしようもない大きなちから、暴力、を、乗り越えなきゃいけないんだ、ていうことかなテーマとしては。
そういうものに屈服した後にも未来は続いてるんだ、日々を続けていかなきゃいけないんだ、ていう。
それだったら受け止められそうな気もする。


テレビと戦争。
9・11を、これでもかと言うほど意識している内容。
わざわざベトナム戦争を持ってきたのは、「よく晴れた朝に四時間で殲滅された村」という衝撃さを使いたかった故か。
あざといな、という思いを抱いてしまう自分が問題?


壁面に書かれた文字が、番号で数えられた死者の名前とその享年、だと気付いた時には少しぞっとしました。
そういうの、提示しちゃうんだ、て。
でも それは演出だけど事実で。
虚構の向こうに厳然と示された現実。それはちゃんと受け止めなきゃいけないこと。
恐れをもって受け止めなきゃいけないこと。
それをただの文字の羅列として見てはいけないんだということ。
それは、観客の義務だと思った。



「シアターコクーン」でここまで「ストレート」に「戦争」を題材にした「芝居」をやって、集客して利益が上げられるのは、やっぱり野田秀樹だからなんだろうなぁ、と思った。
野田秀樹が、やんなきゃいけないことなんだろうなぁ、と。
[PR]
by ling-mu.m | 2006-12-28 18:44 | 芝居/舞台
よいお年を、て挨拶をし始める時期
今日もバイト先で何人かに言ってきた。
地続きだけど、くぎりは確かにあって、その新しさを思うことは割と悪くないんじゃないかな。

--------

こころってヤツの訳の分からなさを、しみじみと実感している年の瀬。
感情が身体に影響を与えるって、すごい不思議だ。
こころとからだ のつながりってやつ。
真ん中に脳みそをはさんでいることを思えばそうでもないのか?
いやいや、それでも やっぱり不思議でしょうがない。
感情の「いたい」が身体の「痛い」につながるなんて、おかしくない?
変な生き物。
高等であるってことは、ひどく厄介で面倒くさい。


突如として再生を遂げた24日。
特に何があった訳でもないのに、がーって、気持ちが動いた。
我ながら意味不明。
おかげで健康かつ健全な思考は取り戻せたのは、何はなくとも有難いが。
しかし、冷静になって考えてみると、やっぱり多少の無理は生じているし。
完全なる復活は、流石にやっぱりできていない訳で。

でも、これ以上ココロが荒れたらちょっとヤバいよ、という、カラダ側からの警告および働きかけがあったのかもしんない、とも思う。
自分でも気づかないところで。
カラダからの警告を受けて、半ば強制的にココロが舵転換、のかも?
そうだとしたら、やっぱり自分を救えるのは自分しかいない、ということなのかな。
とりあえず自愛。
これ、大事かもしんない。
2007年の抱負かな。
[PR]
by ling-mu.m | 2006-12-27 00:10 | 思慮
えへへえへへ
眠れない夜は、読んだことのある本を読み返します。
本すら読めない時もあるけど、今は読めます。
今日は松尾スズキの「クワイエットルームにようこそ」をチョイス。
その後、いしいしんじ「プラネタリウムのふたご」を一章のみ。
読んでるうちに眠くなるので、そうしたら大人しく布団に突っ伏します。
そして電気を点けたまま眠ります。
そんなことを続けている師走の終わり。

回復するには時間が要るが、時間に癒されることもいい加減 知っているので、腰を据えて痛みに向き合おうと思います。
ひとつ傷を負うと芋ズル式に古傷がじくじく言い出すのは、厄介な体質ですが、まぁ仕方ありません。

ここがドン底じゃないことは知ってる。
それは結構な強みかも知れません。
[PR]
by ling-mu.m | 2006-12-24 02:24 | 思慮
珍しく晩酌などしてみている
ここ数日。
暴食に走るよりいいかな、と。
弱いからチューハイ一缶で満足するし。
眠れればいいのだ。薬だろうが酒だろうが。


「ポチたま」に出てたまさお君が死んじゃった。
レトリバーで7歳…仕方ないかな、とも思えるけど、癌で、てのが辛いねぇ。
人んちの犬だけど、悲しいなぁ。


バイト先が本気で人手不足だ。
就活でーす出れませーん。とか言ってられない状況だ。
バイト週2生活は儚いものでありんした。
無理はしない程度に、入らなきゃ、かな。
何だかんだ言って、お世話になってる訳ですし。
特定の人にしわ寄せが行くから、申し訳なさがつのりますし。
だったら まぁ、タダ働きじゃないんだし。ね。

ところで昨日、某所で行われた就職イベントにウチの店が出張販売に行きまして。
イベントには行っていたので、スタッフとの遭遇を避けるために出店場所ぐらい確認しておこうかと思ったのだけど、結局 何処でやっていたのか分からず仕舞い。
会場にはいましたよ、と社員さんに話したら、買えとは言わないから顔ぐらい見せなさいよ、と言われました。
うん、ちょっと嬉しかった、かな。
いや、でも、本気で分かんなかったんだよ何処で売ってるのか。
何か隅っこの方でやってたみたい。


そう言えば、いつだかに受けたSPI模擬テストの結果が返ってきまして。
非言語領域は、分かってたけどボロボロでしたよ。
だって まず、答えてないしねー。問題を解く気が起こらない。
ここにきて まだ算数と向き合わなきゃいけないなんてね。
勘弁して欲しいですよホント。
やるけどさ。やんなきゃどうしようもないから、やるけどさ。
でも嫌い。


森博嗣「スカイ・クロラ」シリーズ4冊目「ダウン・ツ・へヴン」文庫が出てた。
待ってた筈の本がいつの間にか出ていると、時の流れを感じますな。
待てねぇよー。とか、思ってたのに。
そんなもんかな。
クサナギよりカンナミの方が好きだなー。より冷めてる感じがするから。
このシリーズ読んでると、遠慮なく厭世的になれるから凄く心地いい。
読んでてこんなに気持ちよく落ちていける作品って他にない。
こんな風な気持ちで好きになった作品も他にない。
すごい、有難い。
作者に心から感謝したい。
[PR]
by ling-mu.m | 2006-12-13 00:32 | 日々
書かせろ。
昨日の夜、思い及んだ。
この立場は…山田?
したらば奴は…真山?
んー。
救いが、ナイ。
野宮が現れてくんないとさー。
アタシ的には割に合わないじゃないですかー。
ねぇ神様ってひと。

ハイごめんオタク的発想でごめん。
基本、少女漫画で育ってますから。根っこは紛れもなくソレですからして。

「潔く柔く」4巻。
カンナが切ない。
死んじゃ駄目だよなー人間。


くだらない日記ブログになりさがってるが、芝居は頑張って観てる。
来週はナイロン。
再来週はチェルフィッチュ。
その次の週はNODA・MAP。
よし。

大丈夫、大丈夫。
[PR]
by ling-mu.m | 2006-12-09 23:15 | 日々