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うだうだ
瀬戸際にいるくせに楽な方 楽な方に流れたい気持ちが勝って授業を切ったためアタシの後期授業開始日は10月4日と相成りました。
ホントあと二年で卒業できんのかなー自分。
まぁいいや。

夏休みはバイトの鬼と化していて何かしら用事のない日は全て働いてたので、今日は久し振りにのんびりした。

今日までに読んで感想を送らなきゃいけない課題図書が二冊あって、一冊は昨日のバイト中に買ったんだけどもう一冊は出版社品切れ重版未定(=絶版状態)だもんで、それを求めて横浜市内の最寄じゃない図書館まで足を運んできた。

いつもとは逆方向に乗る電車。
見知らぬ場所。

ま、普通の住宅地でしたけど。電車でせいぜい二十分だし。
カメラ持ってけばよかったな。
何でもない所でも、何かしらシャッターを切りたくなる画はあるものです。

自分の名前の地名を見つけた。何処にでもあるな。地元にもある。学校名にもなってる。
ありふれた名前よのう。

本屋を三軒ぐらい回りながら帰る。
小さいところは本当に品揃えが悪い。という不満を、当たり前に持つようになってしまった。
バイトの弊害。

サティに寄ったらタイガース優勝記念でセールやってた。へー。
興味ないなぁ。

帰ってきて、犬の散歩にでも行こうかと思ってたけど彼女は本日 妹の学校に連れてかれてるのでいないんでした。
「姫子がいないと一日が長いねぇ」とは、母の言。
暇さえあれば犬に話しかけてるんでしょうなぁ。

することないので(課題図書は?)魔女の宅急便を観る。
また観ちゃった。宮崎駿に嫌われるなぁ。
まぁハレの気持ちで観ればいんだろ? そしたら文句はないんだろ?
ちなみに昨日の夜は紅の豚を観ました。
ハウルのDVD買おうかなぁ。

ビデオ観てたら「秋の空だねぇ」と母が言うのが聞こえて、撮ってみた秋の夕間暮れ。
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茶の味みたいね。
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by ling-mu.m | 2005-09-30 19:14 | 日々
四国旅行記 4
9月20日。
四国旅行、最終日。
朝もはよから起き出して、今治へ向かいます。
本日のイベントは、しまなみ海道をチャリで激走。目指すは広島県の尾道。
馬島、大島、伯方島、大三島、生口島、因島、向島を結ぶ、全長約80kmの自転車道が整備されているのです。レンタサイクルは各島で乗り捨て可能。しかしウチらは尾道まで行ってやろうじゃあないか! と意気込んでいたのでした。
ちなみに必要最低限のものだけ持ち、荷物は宅急便で送り済み。

アタシはこの日、朝から腹の調子が悪かった・・・。もともと胃腸 弱いんですけど。日本人ですから。
今治へ向かう電車の中でもトイレと席を行ったり来たり。果たしてどうなるものやら、不安がりながらもチャリンコ借りて取り敢えず出発。
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前を行く連れ2人。走っている間、三分の一ぐらいは2人の背中を見てましたね。残りはどうしてたかっつーと、遥か先を行く二人を追いかけながら、一人で走ってました。
ええ。ついていけなかったのですよ。

いやねー・・・言い訳させて貰うとね、あれなんです。持久走は、遅いけどマイペースでなら割と長く走っていられる、ていうタイプ。高校まではそうだったの。多分。

1人になってみると、何処かではぐれているんじゃないかと不安になり、しかも多分どっかで待っててくれてんだろうなと思うと休むに休めず、チャリ降りるのもシャクだし(負けず嫌いなんですって!)、500mlのペットボトル一本とかいう舐めた装備だったから水分もすぐ尽きて、でも買ってる時間が勿体ない、ていうか買える場所が限定される(走ってるのは人が生活する島だけども、まぁそれなりに自然美が売りだったりする田舎な訳で・・・)から、いざ欲しい時に買えない。

ていうか基本的に軽装すぎた。そしてママチャリは間違いです。
たまにすれ違う人はみんな本気走りだったもん。スポーツバイシクルにグラサンで帽子とかヘルメとか、要はツールドフランス走るみたいな格好。それが正解。

箱根越えとか万博までとかチャリで走ってんのが如何にバカ(失礼)かってのがよぉーく分かったよ。間違いなく苦行だよコレは。

いや、景色は良かったのよ。海と山の中を走るのは気持ちよかったよ。橋を渡るのも清々しかったよ。
でも、アタシが走ってる最中に考えていたことと言えば、ケツが限界・腹が痛い・うんこしたい。
の、三拍子。それが主旋律で、副旋律に、このまま尾道まで2人とは会えないんじゃないか、ていうか口 聞いて貰えないんじゃないか(何故なら、アタシが坂道ぶっ飛ばして一番前になったもんで調子こいて表示をよく見ずに進んだ道がまったく反対方向だったから・・・。ホント、それが判明した時は背筋が凍りつきました。しかしそんな思いも1人で処理するしかなく)とか、そんなことをつらつらと。

そして、すっげー晴れてたくせにイキナリ降り出す雨。
遂に道を間違え迷子になるアタシ。繋がらないケータイ。終わりの見えない橋(長すぎだわ多々羅大橋!)。しびれる腕と口。ふいごのように胸が鳴るとはこのことか! て実体験。
追いついたかと思えば過呼吸になるし。醜態 晒し放題でしたわ。

体力勝負は1人の時に限るね。
いつか こっそりリベンジしに行こうと思います。でもチャリはキツいから原チャリか車で・・・(駄目じゃん)。

結局、雨は降るしアタシャ限界だし、てことで、生口(いくち)島で走破は断念。チャリを返し船に乗り、ぐったりしながら尾道へと渡りましたとさ。
写真の少なさが余裕の無さを表してます。デジカメで最初の方の風景を数枚。銀塩の方は出す余裕もありませんでしたわ。まぁ、レンズはずしたら付けれなくなってどっちみち使えなかったんだけどね。


尾道で銭湯に入り、ぐったりなった体を温める。
ズボンを乾かしたくてコインランドリーは何処かにあるかと銭湯のおばちゃんに聞いたら、無いけど家の乾燥機ででよければ乾かしてあげるよ、という嬉しすぎるお言葉。
ホントにもう、人の優しさに助けられっ放しの旅でした。感謝。
アタシも誰かに返さないといけませんね。ペイ・フォワードだ。


生気を取り戻し、尾道ラーメンでお腹を満たして夜行バスに乗り込む。
何か停留所がすごい沢山あってなかなか消灯にならなくて参ったさ。何故かテレビついてるし。そんなサービスは要らんぜよ。
一番前の席なのも初めてだったんだけど、足が伸ばせんのですね。席の指定ってできるのかしら。
消灯後はすぐ眠りにつきました。でも流石に12時間乗りっぱはキツいね。そんなに乗ってたのは初めてです。途中休憩できないし。煙草吸わせろやー。
しかし走れば目的地には着くのです。気付けば外は明るくてビルに囲まれておりました。
新宿駅西口に着。4日間+バス、の、四国旅行の終了です。

今回の旅で強く思ったことは、やはり一人旅も必要なんだということ。
今まで、一人でどっか行くのは仕方ないことで、一緒にそのタイミングで行ける人がいればそりゃ誰かと行くさーって人に言ってたし自分でもそうなんだと思ってた。のだけど、それは違うわ。
やっぱり、一人で見知らぬ土地に行くというのは、アタシに必要なことなのです。それは必ずしも寂しさを呼び起こすだけのものではなくて。
その時 覚えた感情を即座に隣にいる人に伝えられたら、そりゃ勿論 嬉しいことだけど、でも、その思いをじっと自分の中で醸成させることも、決して無駄なことではないのです。それだって大事なことなんですわ。

割と確固たる予感として、アタシは多分このままひとりで生きて死んでくんだろうなぁ、て、その思いが旅から帰ってきてからこっち強さを増しているのだけど、そういう覚悟を固めるためにも、必要なんだろうなぁと。
だから、次はまた何処かに一人で行こうと思います。
単純に修行的意味もあるし。
今回の旅はアタシの人間の出来てなさが端々に滲み出てて自分でも凄く嫌だった。
もう全然 未熟者でした。もっと何事にも動じない寛容で懐の深い心を手に入れなくちゃいけない。
アタシはまだまだ弱すぎる。
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by ling-mu.m | 2005-09-25 21:58 |
四国旅行記 3
9月19日。
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昨夜は気持ちのいいまま日付が変わる頃に寝て、まぁすぐには寝つけなかったんだけども。
子供の声に起こされる新鮮さ。
坊主らは今日も朝から元気です。おそろいのドラえもんTシャツが可愛すぎた。

月見の残りの団子で朝ごはん。縁側で何か食べるなんてホント久し振りだー。浜松にいた頃もデカくなってからはしたことなかった。
山はまだ雲に覆われてて、明るいのに太陽の姿が見えない。これから出てくるんだそうで、別に曇ってる訳ではないらしいよ。

主人に車で大歩危駅まで送ってもらって、行ってらっしゃい、と送り出される。
きっといつか帰るので待ってて下さい。次はもっとあそこでゆっくりしよう。主人の話が聞きたいです。

今日は電車移動日です。
乗ったらアンパンマン列車だった。
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向かうは愛媛県の内子です。

乗り換えとかして昼頃に到着。
取り敢えず内子座を見に行く。
大正5(1916)年の創建。一度 取り壊されて復元している建物です。
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二階席から見た舞台と土間席。
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升席で売られてたんですねぇ。相撲みたい。
二階席は手すりが低くてえーらい見やすかったですよ。今の劇場もこうならいいのにねぇ・・・。

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階段がどれも急なのが昔の建物っぽいですな。
奈落にも降りられます。壁が石で作られてるのは音を反響させないためかしら。

施設自体はホントに小さな、20分もあればひと回りできてしまう代物だけど、これがなかなかどうして面白かったよ。何処がどう、とは言えないのだけど、内子に住んでたら結構 足しげく通ってしまいそうな場所。空気が肌に合ってたのでしょうな。

内子座を出て、ご飯を食べようとまた街歩き。
下芳我邸にてお昼を頂く。
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豪華でっしゃろ。テンプラに栗ご飯にお蕎麦にブドウ。かなり満腹。
旧家を改装したお店で、内装もいちいち可愛いんだよー。味も大変よろしかったよ。

エネルギー充電してまた街を歩く。
内子には古い建物を資料館として残している施設が多くて、ていうかそういう一画が残されているのかな、とにかく木のぬくもりを存分に感じる街でした。
トトロとかうしろの正面だぁれとかのワンシーンそのままの造りが見れて、かーなり癒されました。
確実に好きだ。内子。気に入りました。まったり旅にはオススメです。年取ったらまた行こう。


さて、内子を去って、お次は道後温泉へ向かいます。
久し振りに路面電車に乗りました。北海道で乗って以来だな。
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道後温泉駅。
「坊ちゃん」を前面に押し出した観光地。駅からすぐ、土産物屋が軒を連ねています。

本日のお宿は、道後温泉ホテル 八千代
これが、ウチらの旅では例を見ない、いわゆるホントのちゃんとした「ホテル」で、安さ一辺倒で宿を決めたら大当たりだった、という。
でも予約が次の日の日付で入ってたというちょっとしたハプニング。穏やかに部屋を用意して頂けて事なきを得ましたが。混んでる日でなくて良かったやぁ。

部屋に荷物を置き、お風呂道具を持って、向かうは道後温泉本館
3000年の歴史を誇る日本最古の温泉、だ、そうです。
「千と千尋の神隠し」のお湯屋さんの舞台ではないかって情報が口コミで広がって、大ブレイクしたんだとか。
館内には映画のアレコレが誇らしげに飾られてました。良かったねぇ。
みんな写真を撮ってましたよ。
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温泉というよりは大衆浴場という感じ。
地元の人と思しきおばちゃんおばあちゃんが大勢いて、大変な混みようでした。
お風呂は一種のコミュニケーションスポットなんだな、ということを強く感じた。湯船にも浸からんと話し込むおばちゃんらとか いたもんね。
そんで湯船が何故かすごい深いんだよ。そんなに広くはなくて、深さはかなり・・・膝立ちでも顔半分埋まるぐらいでしたから。
お湯が熱めなので長湯はできず。でも楽しいところだった。

お風呂を出てすぐのおいでん家にてビールで乾杯。
あああ何という体たらく、そして何という贅沢な時間。
もうホント、幸せすぎてニヤけ放題でした。マジで気持ちよすぎたんだも。
自分で稼いだ金でする旅。勿論 こんな時期に旅なんてできるのは親が働いて金出して大学通わせてくれてるからなんだけども。全然 甘えてる状態ではあるんだけども。
それでも、少なからず自分の力で手に入れた金と時間と幸せと。
こういう幸せだけで満足して、生きていけたらいいのだけどねぇ・・・。
そうはいかない俗物なのが、何とも哀しいことですよ。ええ。

飲んで食べて、あ、鯛茶漬けが旨かったので今度は一人で一杯 食べに行きます。
コンビニでアイス買ってチューハイ買って土産屋 冷やかして明日の朝ごはんの坊ちゃん団子買って宿に戻る。
そして今度は宿の温泉に行く。
贅沢ここに極まれりだな。心持ちの贅沢の話ね。

宿のお風呂も素敵でしたよー他の客が入れ替わり立ち代わりする中、時間も気にせず語る語る。
顔は始終ゆるみっぱなしで どうしようもなかったです。
あーホント温泉てどうしてこうもアタシを幸せにするのかしらん。

部屋に戻ってチューハイで乾杯。昨日の月見酒の残りを肴にしばし酔う。
鳥人間コンテストの結果を見届けて就寝。
明日は早くも最終日です。
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by ling-mu.m | 2005-09-25 00:35 |
妬み嫉みいまそかり
四国旅行記の続きを打っていたらうっかり途中で消してしまって しばし放心。
うーがー。
折角 調子良く書いてたのに・・・。
もうすっかり気分が落ち込んでしまいます。
それでなくても今日はウツだったというのにー。
やってられんわ もう。

旅から帰ってきてソッコー落ちてるあたり、ホント人間できてない証拠です。
駄目人間! 駄目人間!
うっとーしいので さっさと寝てしまおうと思います。
明日は気を取り直して続きが書けるといいですね。

ファーイトー。
たたかうーきみーのうーたをー。

て、戦うところから始めにゃぁ。
逃げの一手じゃ、幸せにはなれません。

分かってるっつの・・・。
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by ling-mu.m | 2005-09-23 00:56 | 日々
四国旅行記 2
9月18日。
和菓子を朝ごはんにして宿を出てJR琴平駅へ。
駅のロッカーに荷物を預けていざ、金刀比羅宮参り。

両側に土産屋やお茶屋が並ぶ石段の通りを抜けて金刀比羅さんの敷地へ入っていく。
ウチらも結構 朝早かったのに、既に降りてくる人が沢山いるのは何故だ? 朝の方が登りやすい気候なのは確かだけれども・・・皆さん早起きなんですねぇ。

降りてくる人に杖ないとキツいよーと言われたので30円で杖を借りる。
なかなか急な造りの階段を登って登って、眺望はこんな感じ。
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ここから更に登って、本宮を目指す。造り的には日光東照宮みたいな感じ。色んな建物見ながらてっぺんの本宮を目指して登っていく、ていう。規模は日光の方が断然 上ですけども。

一時間ぐらいでしょうかね。歩いて登って、本宮に到着。
風が気持ちいい。日陰に入れば涼しいし、いい季節を選びました。ま、何も考えてない結果なんですけど。瓢箪から駒。
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本宮前の広場から街を一望できます。
爽快。

東照宮しかり金沢城しかり、こういうデカくて立派な古い物を見るたびに思うのだけど、ブルドーザーもユンボもはしご車も軽トラすらない時代に、よくもまぁこんな物を作ろうと思い、実際 作ってしまったものよのう、と。
お上の命令が絶対だったり信仰心の篤さだったり、理由は様々なれど本当に造り上げてしかも後世に残してしまうというのだから、そのチカラたるや凄まじいものです。
今に残っているその姿そのものに驚嘆するし感動させられるけれど、本当はそういう、目に見えないチカラというか、人間が成し得た過程にも、心動かされているのかもしれません。
いやはやまったく、すごい力を持っているものよのう、人間てヤツは。
基本的にアタシは、壊れていく物はそういう運命なのだから仕方がないじゃない、と思ってしまう人間で、だから、バーミヤンの遺跡が破壊された時もさして怒りは覚えなかった。
厳島神社が沈みそうなら、それまでだってことなんだから、と思ってしまう。
でも、やっぱり むかぁしの人がえんやこら言いながら、今とは比べ物にならないような苦労の末に造り上げた物は、現時点まで残されてきたって事実が、その素晴らしさを表しているのかもしれないし、だからこそ、必死でその存続をこれからも願い叶えたい人達がいるのも、無理のない話だよなぁ、と。
考えてみれば当たり前のことなんだけど、そんな風に思った金刀比羅参りでした。
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休んだら同じ道を引き返して下山。下り階段恐怖症の身にはキツかった・・・。
遅い朝ごはんつーか早い昼ごはんつーかな讃岐うどんを食べ、山を降りきって琴平駅に向かいます。
荷物を回収したらそのまま電車で徳島県へ。

今回は連れの1人が9月生まれだったので、飛行機のバースデイ割引とJR四国のバースデイ切符が使えてかーなりお得な旅でした。誕生日ありがとう暁ちゃん。
JR四国のは、一万円で3日間 乗り放題、しかもグリーン車オッケーという贅沢な代物。
という訳で、電車移動の際は妙に気分ばかりリッチでした。
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なんだか景色も違って見えます。


電車に揺られ、着いた所は大歩危(おおぼけ)駅。
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ど田舎。
駅の向こう側には吉野川という大きな川が流れていて、切り立った渓谷になってます。ラフティングをやってやり遊覧船が走ってたり。

バスに乗り換えて、目指すは国指定重要有形民俗文化財・かずら橋。
源平合戦の頃、落ち延びた平氏の公達が追い込まれた時に切って落とせるようカズラで編んだと言われる橋。
少し前までは生活用に使われていてあちこちにあったらしいんだけど、今ではウチらが渡った租谷(いや)のかずら橋と、もっと森深い所にあるものとのふたつしか残されていないそうです。

で、このかずら橋、聞いた話 意外にショボいよーということだったので結構 舐めてかかってたのね。別に大したことないんじゃーん。て。
したら、さー。

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も、どっこえーのよ。
間隔、開きすぎでしょうよコレ。ずーっとこんなんよ。80メートルぐらい。川の流れはすーごい下の方に見えるし。
手すりに掴まりっぱなしでおっかなびっくり、写真 撮る余裕もありませんでしたわよ。
本当に怖いと、人間 笑うことしかできないのね。ずっと笑ってました。

日曜で三連休の中日だったせいか、観光客の多いこと多いこと。
橋を渡るにも行列で、みんなゆっくりでしか進めないから、その姿はさながら避難訓練か民族大移動のようでした。
車が橋の直前まで乗り入れられるのには歩行者としては参った。ウザいっちゅーねんや。
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遠くから橋を眺める。渡り終えてしまえば余裕。

団子を食して川遊び。
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いーい天気で、そりゃもう気持ち良かったですよ。和む和む。
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生まれたままの姿のもなりますわなーそりゃ。
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足跡もすぐ乾きます。
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鮎の塩焼きも美味。

川から上がり、今日の宿は風呂ナシなので日帰り温泉へ行こう! てのは当初からの予定通り。目的の温泉はかずら橋から駅までの通り道。本数の少ないバスを待って移動すれば良かった・・・のに、ウチらはお風呂に入るためのアレコレも駅のロッカーにつめて来てしまったのでした・・・。がーん。
どうしようもないので、時間もお金も勿体ないが一度 駅に戻り荷物を回収して、バスはかーなり来ないのでタクシーに乗って温泉へ。
その名も「ホテル秘境の湯」。
バス停にもなっててデッカイ看板も立っててガイドブックにも載ってて なーにが「秘」境だよ・・・とは言わないお約束。

ちっちゃいスーパー銭湯みたいな感じ。
露天風呂もあって、陽の光の中 入るお風呂の何と贅沢なことよ。
温泉に行く度 飽きずに思う訳ですが、やっぱり今度も思ってしまう。
湯船に浸かる幸せが分かる民族に生まれて・・・良かったなぁー。

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風呂上がり、バスの時間を待って外に出たら、気持ちのいい夕暮れが待っていました。

駅に戻るべくバス停で待っていたらば、ホテルの宿泊客を迎えに駅まで行くんで乗せてってあげるよ、とホテルのお兄さんが声をかけてくださった。
マジすかー超 助かります有難いですタクシーでロスしたお金チャラだーってことで遠慮なく乗せて貰う。
嬉しすぎる温かさです。こういうことが、日常的なのかしらねぇ。
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山は穏やかに暮れていきます。朝が早いと一日が長いなぁ、とは旅に出ると思うこと。

駅に着き、本日のお宿・空音遊(くうねるあそぶ)からのお迎えを待ちつつ夕飯を買い込む。
駅前には小さなスーパーがひとつと酒屋がひとつ。
今日は図らずも十五夜ということで、月見酒をすべく少量のお酒と団子とつまみを買う。夕飯は夜店の一平ちゃん(88円)。

安さで選んだ宿、果たしてどんなところかしらと微妙に怖がっていたウチら、行ってみたらば素晴らしい所でした。
吉野川が下に流れ、四方は山に囲まれた普通の民家。
主人はまだ若そうな朴訥とした人。宿に先にいたのは大阪から来た五人家族。三人兄弟はみんな坊主。剣玉とかコマとか草笛とか披露してくれた。
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シロ。
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マル。あと山羊のウメさんもいたけど遠くてお会いできなかった・・・。
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「台風で吹っ飛ばされて乾かし中」だそうなカカシたち。何度こいつらに驚いたか知れない。台風14号の影響をモロに受けたそうです。玄関の引き戸が半分 木だったり。

写真 撮ったりご飯 食べたり子供と戯れたりしながら月の出を待つ。
山に囲まれてるせいでなかなか姿が見られません。

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そして現れた見事な満月。
月を肴に飲む酒のうまいこと、うまいこと。
月明かりでできる影に感動。月の光でかげおくりができるって知ってた?

主人が貸してくれたデッキチェアに寝そべってもの思い。
空を飛ぶ術を開発した人たちは、あの月に憧れて飛びたかったのかもしれない。
人知れず、月に焦がれて飛ぶ鳥や啼く獣がいるかもしれない。
あんなに小さな光ひとつに、こんなに心惹かれるのは何でだろう。自分で光ることもできない星なのに。

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by ling-mu.m | 2005-09-22 10:38 |
四国旅行記 1
この夏 最後の旅に出てきました。
女3人、四国を巡る旅です。

9月17日。
前日泊して品川の友達んちから羽田へ向かう。空港にて3人合流、飛行機に揺られて2時間で岡山空港に到着。飛行機に乗るのが高2以来のアタシはその速さにまだ驚く。こんな鉄のカタマリが飛ぶなんて! と、お約束なことも思う。原始人。

岡山空港からバスにてJR岡山駅へ。結構 時間がかかりました。ど田舎にあるんだよ岡山空港。市街地に入るまで他の車が全然 見当たらなかった。

岡山駅から電車に乗って宇野へ。宇野港にてフェリーに乗り、香川県に属する人口3500名余、面積は8.13平方kmという直島へ渡る。
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島はレンタサイクルで移動するつもりだったのだけど、運悪く全て貸し出し済み。もともと保有台数が少なかったくさいうえに3連休始めの土曜日なので、観光客も多かった模様。港でカップルいっぱい見たしな・・・。彼らとは島内で何度も再会しました。

バスもあまり本数がなく、待ってる時間が勿体ないので仕方なく歩き出す。期待がはずれて軽く腐ったけどそんな気分は島の風景が癒してくれました。
穏やかな海。豊かな緑。彼岸花の鮮やかな赤。どでかいススキ。蝉の声。実りの田んぼ。

目指したのは地中美術館。あんまり道も分かんないまま矢印表示を見つけつつ歩いてたら割と簡単に辿り着く。山道 登るのはキツかったけど。

あまり仰々しくない造りの入り口はコンクリートで、素っ気無い感じが素敵。喜び勇んで飛び込んだらチケット売り場がもう少し下った所にあると言われフライング。

入場料(大人2000円・・・せめて学割をば・・・)払って気を取り直していざ。入ったら写真撮影は一切禁止ということで、チケット売り場から本館までの道にクロード・モネが好んで描いた植物を使った小道(庭)が作られてたので、せめてその写真を。
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やっぱり睡蓮が咲いてたら良かったのになと思う。

地中美術館は、その名の通り建物の中心が地中にある美術館。地上に顔を出しているのはほんの一部のようです。
中に入ってみるとあまり「地中」ということは意識しないけども、「見上げる」動作をよくしてたのは覚えてる。こう、コンクリに四方を囲まれてて空を見上げる、という。

建物の設計は安藤忠雄。コンクリート作りの質素さがたまらなかった。シンプルで直線。
クロード・モネ、ウォルター・デ・マリア、ジェームズ・タレルら3人の作品がその中に永久展示されています。
そういうことを一切 知らずに行ったので、その数の少なさに驚いたしタレルの作品があることに喜んだ。
タレルと言えば、金沢21世紀美術館で出会って以来、アタシが一番 手に入れたいものである「タレルの部屋」の作者です。
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写真はこの夏 金沢に行った時に撮ったもの。21世紀美術館では無料開放区域という贅沢すぎる扱いの作品です。アタシが金沢市民だったら確実に通いづめる。つーかそのために移住したいぐらいだ。

この「タレルの部屋」、地中美術館では「オープン・スカイ」というタイトルで少し小さく、壁もコンクリ一色という様相を変えた形で、しかしその気持ちよさ静けさ寂寥さはそのままに作品として展示(という表現は似つかわしくないけれども)されていました。

タレルの作品でもうひとつ、「オープン・フィールド」も、すーげぇカッチョイイ異空間で、軽く飛べるなと思った。
これは是非 体感して欲しい作品です。

作品数は少ないが充分に見応えはある内容。絶妙なバランスだなと思ったけど・・・何だろね、空間に浸れるせいかな。美術館の建物そのものも鑑賞に値する、というところか。


美術館を出て、草間弥生の南瓜を見るべくまた歩き出す。
したら、ベネッセハウス(安藤忠雄設計の宿泊施設を伴った美術館)のバスが通りかかって、おっちゃんが坂越えたベネッセハウスまで乗せてくれました。その気軽さに驚く。嬉しいやねー。

ベネッセハウスから軽い山道を下ると海沿いに出て、気付けば向こうに見えるのは南瓜。
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人が群がってるのが見えますね。という訳でウチらもテンションあげて群がりに行く。
そこには、今は運営してないんだけどキャンプ場があって、その辺で地元住民が集まって運動会かなんかをやっていた模様。赤か青のTシャツ着てゼッケンつけた老若男女が片付け清掃をしてました。
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そしてこれが南瓜。結構デカい。2mくらいあるのかな。
おなじみ、草間弥生の水玉脅迫。
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何で直島に草間作品なのか・・・何で海辺に草間作品なのか・・・。明らかな違和感が、奇妙さと笑いを呼びますな。

南瓜はコンクリの突端にあって、その下は浜なんだけどそこで地元の子らだと思われる子供と戯れてた若者が浜から南瓜が乗ってるコンクリに登ることをせがまれてまして、既に何度かチャレンジした後のようで。
「あと一回な。ラストチャンス」
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「てりゃーっ」
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「あーあ」「ざんねーん」
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そして若者は仲間と一緒にチャリで去って行きました。レンタサイクル借りれた勝ち組だったのねん。
ウチらはしばし海辺ではしゃいで写真撮ってボーっとして子供に話しかけて過ごす。
一番 小さい子の写真を撮ろうと近づくと上の子がそっち行っちゃいけませんて感じで名前呼ぶのよ小さい子の。守んなきゃって思うのかねぇ。
アヤシイお姉さんらでゴメンナサイね。いっぱい写真 撮らせて頂きました。ぐふ。

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ひとしきり海辺を堪能してまた歩き出す。
次の目的地は「家プロジェクト」なる、これもベネッセがやってるアート区域。古民家を利用して芸術を展開しているという催しで、そこに行くまでにちょっと迷って時間をくってしまった。
分かれ道に来てこれは不安だぞーっとなったので走って来る車を停めて家プロジェクト何処ですかと聞いたら、おじさんはわざわざ車から降りて丁寧に教えてくれました。
しかもお土産に、て純金のしおりをくれた。京都土産なんかでよく見るヤツ。あいやー嬉しや。

おじさんに言われた通りに歩いてったら、たどり着きました家プロジェクト。
しかーし、家は3軒あって時間は16:30まで・・・今から全ては見きれないなーってことでチケット買うのは断念。散策しつつ外から見るだけにしました。
でもいざ現場に着くと観たくなるものだね・・・いつかまた。きっと観に行きたい。

普通の住宅地の中にあるアート区域。
そのためか、いたるところにちょろちょろ見受けられる可愛い表札など。
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屋号・・・? 表札とは別に付いてる。
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ちょっとした休憩所に。
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散策してるうちにバスの時間になりそうだ、てんでバス停にとどまる。
帰りのフェリーの時間に合わせてバスが出るよ、ということだったので(ベネッセの人らしい女性がバス停に立ってて教えてくれた。バスは町営だと思うんだけど・・・提携してんのかな)安心してたら、何故か手違いでバスが来ない。フェリーに乗れない。

バス停そばのタバコ屋のおっちゃんも心配してくれるが、来ないものは来ない。
もともと一便 遅いフェリーで帰るつもりで、17時発のに乗れたらいいねー程度に言ってたので正直そんなに切羽詰ってはいなかったんだけども、フェリーに乗せるために、なんと港まで車を出してくれたのです。

フェリーもギリギリまで待っててくれて、アタシは車の都合により他の2人と違う車に乗り、一足早く港には着いたんだけども、荷物を観光案内所に預けてあってそれを取ってから来る2人を待つ間にフェリーは行ってしまいました。港のおっちゃんに軽く怒られたが知らんがね、と思って無視する。

さて じゃぁ19時台のフェリー(最終。速度が速いため料金がちょっと高い)を待つしかないのかーと思ったら、なんとなんと港まで運んでくれた人が他の港から出る船で接続を考えてくれて、そっちの港まで送ってくれると。
何でそこまで親切なんだよって話ですよ。恐縮しきりですよ こっちは。
いやはや、世の中 捨てたもんじゃないってこういうことかしらねぇ。

という訳でお言葉に甘えて違う港から小さい船に乗って朝 出てきた宇野港へ戻り、フェリーに乗り換えていざ高松へ。

高松に降り立ってトンカツで夕飯。
一時間に2本しかない からし色の電車に揺られて琴平駅へ。
温泉宿・万よしに着いたら入浴時間終了の15分前で、急いで入らにゃーと言ってたらば、お客さん達で最後なのでごゆっくり、という嬉しいお言葉。
最後まで人の温かさに触れた一日の終了です。
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by ling-mu.m | 2005-09-21 19:12 |
天保十二年のシェイクスピア
秋のミーハー祭、第一弾。
Bunkamuraシアターコクーン(初!)にて「天保十二年のシェイクスピア」を観て来ました。
井上ひさし・作、蜷川 幸雄・演出、そして錚々たる俳優陣。
篠原 涼子、唐沢 寿明、藤原 竜也、夏木マリ、壌 晴彦、勝村 政信、高橋 洋、木場 勝己(順不問)らを始め、総勢43名による大舞台です。
特に目当ての人はおらず、こんだけ出てたらまとめて観るいい機会だわ、シアターコクーンにも行っときたいし、てことで頑張って一般発売日に取りました。中2階のA席、いちまんえん。

両端の斜めになってる所の真ん中ぐらいで、正直、あそこに席を作るのはどうなのよ・・・と思ってしまうよ。そりゃー安くはないチケット買って折角 観るからにはさぁ! 手すりとか隣の人とか気にしないで観たいじゃんか・・・。ぐすぐす。
こないだ行った天王洲アートスフィアの2階席も手すりが邪魔でねぇ・・・設計上 仕方がないことは分かるけど、分かるけど何とかして欲しいって言うよお客さんだもの!
採算とるためとか、キャパ大きくするためとか、理由は分かるけど。分かるけども、でもやっぱり、もっと快適な鑑賞環境を提供して欲しいです。

劇場への文句はあるけど、それ初っ端にあげちゃったけど(だって悲しかったんだもん)、芝居の話をしよう。
今作はシェイクスピア作品・全37作品をモチーフにして、全てを(その表し方の濃淡はあるものの)芝居の何処かしらに入れてしまった、というもの。
オイシイとこどり、と言えなくもない。一般的に有名な、読んだことない人でもシェイクスピアの書いたものだってことは知ってるような台詞は大体 入ってるから。

主役級はみんな、キャリアのある演技には太鼓判、ていう俳優さん達で、やっぱり正直、安心して観れたのかなという気がする。
一番ぐっとくる演技をしてくれたのは、棺桶作り職人の佐吉を演じた高橋 洋。

江戸に奉公に出ていて、独立していざ村に帰ろうとした際、江戸の土産にと吉原で遊んでみた。そこで出会った美しい遊女・浮船太夫(毬谷 友子)。
春にはきっとお嫁に行くから、と固く誓い合って別れ、佐吉は清滝村で太夫を待ち続ける。佐吉の母は、彼から太夫の話を聞くにつけ そんな上物の遊女が約束など守る訳がないと取り合わない。
しかし、彼女は約束通りやって来た。乞食の格好をして顔にも汚い細工をし、それは道中を少しでも問題なくやり過ごすためであったが、運悪く佐吉の留守に訪ねた彼女は、その身なりの汚さでこんな女に息子をやる訳にはいかないと考えられ、佐吉は死んだと嘘をつかれる。
そしてデタラメな墓に連れて行かれ、彼女はそこで佐吉と添い遂げるべく自らの咽を掻っ切って自害する。母に事の次第を聞き駆けつけた佐吉が再会したのは、もはや息のない愛しい人の亡骸だった。

て、ここで。太夫を見つけ、彼女が死んでいると分かった時の言葉にならぬうろたえようと途方もない悲しさ、混乱、事態を受け入れたくない気持ち、が、ないまぜになって伝わってきて。
すごく辛い気持ちにさせられた。軽く泣きそうになったさ。
本当に悲しい時、人間は何にも言えないものです。訳も分からず、ただ泣くことしかできない。
その時 押し寄せた哀しみに心を全部 持っていかれる。
竹内結子もこういう演技 上手いんだよね。彼女の演技には泣かされる。

当然 佐吉はそこで浮船を追って死ぬ。ロミジュリですね。
もうひとつ、明確にロミジュリがモチーフになっているカップルがいて、敵対する両家に属するきじるしの王次(藤原 竜也)とお光(篠原 涼子)。このカップルがまた良かった・・・。
というか、藤原の無邪気さだね。それにやられました。ハイ、格好いいです藤原 竜也。別にそんな好きでもないしー色気あるし上手いとは思うけどーなんてスカしてるのはもう、やめます。
きゃー!! だわ。騒ぐわ。鼻血も出すわ。いや、鼻血までは出んが。
なんつーか・・・若いよね。みなぎってます。ほとばしってます。同世代でいることが恥ずかしくなる人の一人だわ。
彼の演技は基本 暑苦しいので映像に向いてるとは思いませんが。舞台で観る限りでは、他の役者を食っちゃう曲者、のように思えます。何とも言えない雰囲気がある。
王次が死んだ時、客席がどよめいたよ。話的にいきなりでビックリした、て以上に、藤原が演じた役が死んだ、てことに慌てたんだろうね。

篠原 涼子は歌がうまい。映像の方で最近めきめき女優としての格を上げてる彼女ですが、舞台でも素敵でした。

主役・佐渡の三世治を演じる唐沢 寿明も、素晴らしいダークヒーローぶりでした。
のし上がりたくてギラギラしながら、言葉巧みに人の心理を操って事態の黒幕となり糸を引く。虚栄、嫉妬、疑心、欲望、人間のこころに潜む様々な気持ち。そういうものにつけこんで、己が出世にいとも簡単に利用する。そのあくどさと言ったらない。
でも、三世治は結局、自分自身を愛せなかった、誰にも愛されなかった哀れな人。
せむしでびっこひいて顔には火傷のあと、醜いその姿に、無宿者の卑しい生まれに、激しいコンプレックスを抱えてた。自分が嫌いな自分を、だまして裏切ってなりあがっていったんだと、いう気が、する。
愛する女の体以外、全てを手に入れた彼は、結局その手で、我が身を亡ぼす種を蒔き、芽を出させ、大輪の花を咲かせてしまった。
あまりにも哀しい、小さな男の顛末。

あと、狂言回しを務める隊長役の木場さんのまなざしが、すごい、言いようのない説得力を持ってた。
これと言った表情を見せる訳でもなく、しかしそのシーンをじっと見守るその姿に、何か感じるものがあった。憧れ、とか、そういう類のものかもしれない。


初演時は上演時間が5時間に及び、最後に近づくにつれ終電のお客さんがどんどん帰っていった、という凄い過去を持つ作品。
今回は井上さんの手で縮められ、それでも一部2時間、二部1時間40分という長丁場。それでもあんまりケツが痛くなんなかった椅子の座り心地のよさは嬉しかったです。
戯曲を読んでみようと思う。
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by ling-mu.m | 2005-09-16 01:22 | 芝居/舞台
じゅーでんっ
ハイ元気ー。
溜まってるもの全部 吐き出してスッキリ。
ウツなアタシはアメ横に捨ててきた。
これで当面は大丈夫。
ご協力 感謝。忘れ物してゴメンナサイ。

うだうだ言ってもしょんないので、取り敢えずは攻めの姿勢で。
自分だましてでもその気になってりゃ本気になるかもしれんのだ。
嘘もつき通せば本当になるって言うじゃあないか。
情熱の真っ赤な薔薇は造花かもしれんが構わん構わん。
言い訳してたら幸せになんかなれやしない。
行動しなけりゃいい結果なんて招けません。

っしゃ!
寝て起きて働いて寝て起きたら夏最後の旅立ちだっ。
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by ling-mu.m | 2005-09-15 00:28 | 日々
独白あるいは半月が懺悔をさせてくれる夜
ケータイが壊れたことで どうにか繋がってた糸が切れたらしくて、底辺まで落ちてきた。
でも弱っててもイイコトないからと思って這い上がってきた。
折角 楽しかった昨日が台無しになっちゃうのが嫌だった。

結局は、アタシが強い心持ちで色んなことを信じているしかないんだと思う。

アタシをとりまく物も人も決してひと所にはいなくて、自分の意思でもって動いてる。
アタシはそれを引き止めることに必死になるんじゃなくて、遠くに行っても大丈夫だと、それは喪失ではないんだということを信じられるようになることが大事。

簡単に踏みにじられたくなくて傷つけられたくなくて、何も信じていなければそれは きっと可能なんだけど、でも、それじゃあ あんまり悲しすぎるし、何も信じないでいることなんかきっとできやしない。

踏みにじられるのも傷つけられるのも、それが、その人が好きだからで、必要だからで、でも、すれ違ったり思いの差があったりうまく通じ合えなかったりで、だから悲しくて泣けたりする。
誰も超能力者なんかじゃないんだから、言わなきゃ伝わんないんだけど。

アタシのことなんか どうせ誰も好きじゃないもん。
なんていう陳腐な台詞を、吐きたくはないのです。
信じさせてくれる根拠を持つのは、自分ではなく他人なのです。
自分の存在に自信を持つことなど到底 不可能な話で、誰かがきっと必要としてくれている筈だと、脅えながら窺いながら、一縷の望みを託して、信じて生きているのです。
どうか勘違いではないように。一方的ではないように。



何をそんなに弱ってんだか、まぁ原因は色々と思い当たるのだけど、それにしたって うっとおしい。
明日は元気になってるといい。
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by ling-mu.m | 2005-09-13 00:22 | 思慮
業務連絡(読んでー)
9月10日、昼の一時前、アタクシの携帯電話が、リフレッシュを図ったのかそれとも思い悩むことでもあったのか、水深10cmほどの水溜りにダイブしなさりました。
必死の救出も空しく、ケータイさんはオダブツした模様です。

修理に出してみないことには分かりませんが、おそらく、メモリから何から全て吹っ飛んだことと思います。

という訳で、これでコイツと縁が切れるぜ へへーん。などとは思わずに、どうかメアドと番号をアタシに教えてやってください。
多分 11日の夜には代替機を手に入れてると思うので。

それから、アタシのメアド知ってそうな人が友人知人におりましたら、アイツ今こういう状況で不憫っぽいよププ。と、お伝え願えないでしょうか。

小さい不幸が積み重なり、朝と夜だけ飲んでも効かないプレコールにウンザリし、帰りたい帰りたい言いながらバイトをして来た、割とどん底にいるスズキさんへの励ましのメッセージなどもお待ちしております。



……………悲しくって、やりきれない。
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by ling-mu.m | 2005-09-10 23:41 | 日々