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のんびり。つれづれ。
授業を午後に集中させた良さはバイトが休みの日に発揮される。

少し早め(自分比)に起きてぼーっとしてテレビ観てご飯 食べて洗濯をして長らくカオスと化してる部屋の片づけを少しだけしておかんとパセリの成長について喋りながら化粧をして家を出る。
図書館に寄って「小林秀雄全集2」を借りる。明日の5限までに読まなきゃいけない。
割と空いてる電車に乗って学校に着く。

5週間振りにチャイ語の授業に出たら教科書が半ページしか進んでなかった。

授業が終わって図書館に寄って平田オリザの「演劇のことば」を借りる。

うっかり西陽がガンガンにあたるベンチに座って走ったり滑ったり踊ったり笑ったり叫んだりする人達を見る。
通りかかった友達と喋るでもなく喋ってバイトに行く姿を見送る。
蚊の襲来に耐えられずに腰をあげてパンを食べに行く。


いつもは写真部に顔を出して潰す時間が今日は空いてしまったので7限まで暇です。
フィルムカメラを買いに行く予定だったのに延びてしまって残念です。

明日から6月です。2005年も半年が過ぎようとしています。
早かったなーと思いながらも年越し前後の記憶はもう意外と色褪せています。
写真を始めることを今年の抱負としてある人に話していた自分を思い出します。

明日から6月です。梅雨の季節がやってきます。
梅雨が明けたら夏が来て秋が来て冬が来てまた春が来ます。
来年のこの季節にもきっと同じことを思う変わらない自分がいることでしょう。
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by ling-mu.m | 2005-05-31 18:04 | 日々
Hamlet
バイト先のオトモダチ Ⅰ村さんが野村萬斎のファンで、DVDをほぼ網羅してるということで順番に貸して貰えることになった。
で、まず「一番 好きなのを貸してくれ」つって借りたのが、2003年に世田谷パブリックシアターでやったシェイクスピアの「ハムレット」。
一部と二部を分けて観るという最悪なことをしてⅠ村さんには怒られました。自分でも反省。

ハムレット役に野村萬斎。その他の役者は、勉強不足の私には残念ながら「知らない人」ばかり。猛省。
出演者は全員、男です。ハムレットの母・ガートルードと恋人・オフィーリアを演じるのも男。
第二部を観始める前にその事実に気付いた私は、一部を観ている間中、二人に違和感を持ってました。それが、「男がやってるんだ」と分かるだけで すとんと受け入れられた。不思議だし、何か複雑。
オフィーリアはしかし、声がすごく高くてこれを成人男性が出してるかと思うと驚く。歌舞伎女形役者の中村芝のぶさんという方です。
萬斎氏のハムレットはいささかしつこかったかなと思う。ねっとり。て感じ。あまり好きではない。
しばらく観てると慣れるんだけども、今作は彼の周りを固める役者の方々のほうが良かった。
大人の渋さを感じさせて頂いたのが、亡霊その他役の津嘉山正種さん。「踊る大走査線」に出演してたそうです。そんな身近な役者さんだったとは。
他にもぐっとくる演技をされる方がわんさか。
とどのつまり、「すっごい観て良かった舞台」でした。
これは是非! 是非! 生で観たい。絶対 観たい。

舞台装置と衣装と演出の過剰な奇抜さが、何とも言えず素敵。
派手。とにかく派手。
原作のきらびやかな台詞に負けない派手さが、視覚的に示されます。
シェイクスピアってシンプルな舞台ではできないのかな。やはり、ごてごて飾りつける必要があるのでしょうか。
数見てないから、まだまだ判断できかねるのが悔しいですが。

舞台づくりのいたるところで「日本的なもの」を使っているのが、良くもあり悪くもあり。
和柄の扇子だとかこけしだとか。わざとらしいと言えばわざとらしい。
ロンドン公演で同じことやってたとすれば、逆にそれが受けたりするのかもしれないけど。
とことんど派手にしたのは潔くていいと思う。外国人の発想だからこそなのかしら(演出やら美術やらは英国人スタッフで構成されています)。


ところで、シェイクスピアって面白いかもしんない!
ということに、これを観て気付きました。
登場人物たちの饒舌さに辟易していたワタクシですが、今回は言葉を聞くのが楽しくって楽しくって(これは、芝居という無駄に喋りまくるものにやっと免疫がついたということなのかもしれない・・・)。
訳者はちなみに河合祥一郎。しかし、訳するにあたって萬斎氏がかなり関わっている模様。

シェイクスピアの書いた言葉は既に英語としても古典だし、ましてやそれが異国の(しかも現代の)言葉となっているとあれば、「シェイクスピアの言葉」それ自体を正当に評価することはきっとすごく難しい。
でも、伝わらないものがない訳じゃないし、やはり昔の人がリアルタイムで「面白い」と思ったところに共感しているという事実は、きっと確実にある筈だ。と、思いたい。な。うん。

  生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ。
  どちらが気高い心にふさわしいのか。非道な運命の矢弾をじっと耐え忍ぶか、それとも
  怒涛の苦難に斬りかかり、戦って相果てるか。
  死ぬことは――眠ること、それだけだ。
  眠りによって、心の痛みも、肉体が抱える数限りない苦しみも終わりを告げる。
  それこそ願ってもない最上の結末だ。死ぬ、眠る。
  眠る、おそらくは夢を見る――そう、そこでひっかかる。
  一体、死という眠りの中でどんな夢を見るのか?
  ようやく人生のしがらみを振り切ったというのに?
  だから、ためらう――そして、苦しい人生をおめおめと生き延びてしまうのだ。
  さもなければ、誰が我慢するものか、
  世間の非難中傷、権力者の不正、
  高慢な輩の無礼、失恋の痛手、長引く裁判、
  役人の横柄、優れた人物が耐え忍ぶくだらぬ奴らの言いたい放題、
  そんなものに耐えずとも、短剣の一突きで人生にけりをつけられるというのに?
  誰が不満を抱え、汗水垂らして、つらい人生という重荷に耐えるものか、
  死後の世界の恐怖さえなければ。
  行けば帰らぬ人となる黄泉の国――それを恐れて、
  意志はゆらぎ、想像もつかぬ苦しみに身を任せるよりは、
  今の苦しみに耐えるほうがましだと思ってしまう。
  こうして、物思う心は、我々をみな臆病にしてしまう。
  こうして、決意本来の色合いは、青ざめた思考の色に染まり、崇高で偉大なる企ても、
  色褪せて、流れがそれて、行動という名前を失うのだ。
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by ling-mu.m | 2005-05-29 02:36 | 芝居/舞台
やっばい!
アタシ馬鹿だ!
アタシ馬鹿だ!
てか、違うな、うーんと、頭が悪い。
いや、それもそうなんだけど、ええとね、ものを知らない。
うん、それです。今日の痛感はそれ。
別に今日に限った話じゃないけど、ほんっと、思い知る。
やっぱね、駄目だと思うのね。
20世紀初頭に日本は何してた? 日露戦争。
明を建国したのは誰? 洪武帝。
太陽王と呼ばれた人は? ルイ14世。
連合赤軍って何か説明してください。
ドイツはどうやってナチズムから脱却したんですか。
とかをね。さらっと答えられなきゃ駄目だと思うのね。
答えに詰まる度、受験勉強が受験のためでしかなかったんだなーと悲しくなるよ。
ひたっすら詰め込んで詰め込んで詰め込んで、要らなくなったら自動で消去。
だーめだよーそんなんじゃ。
もったいないもったいない。
歴史の類は特に、一般教養にも充分 通じるものなんだって意識が大事だと思う。
(嘘やごまかしがあるってのは追々知ってけばいいんだし)
人文的なことに関しても、せめて議論が成立するぐらいには自分の意見を持ってないと。
恥ずかしい。
今のアタシは恥ずかしいです。
暇なんだから頭よくなろ。
そうしよう。
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by ling-mu.m | 2005-05-28 00:07 | 日々
うき・しずみ
人と会うのはいいことだ。
気分が晴れる。
会話って大事だね。
一人でいるとどうしても暗くなりがちだから。
まぁウツになる原因も人と会うことなんだけどね。
羨ましいって感情が今は一番 要らないな。割とずっと昔から邪魔だな。


一週間ぐらいでいいから何にもしないでいい時間が欲しい。
世間は普通に日常で、別に時間も動いててくれていいから、バイトも学校も無しで。
自分の気合次第で簡単にできるんだろうけどさ。

旅がしたい。
ふらっと一人で、いーい天気の日に。
海でも山でも野っぱらでも。こころ和むところ。
心構えなんかナシに、ぽーんとできる人がいいなぁ。


ひとりはやだけど、ひとりになりたい。
難しいね。
案外 難しいんだ、これが。
心がけ次第なのかもしれないけどさ。


自分の楽な方の心にだけ正直に、生きられたらいいのにねぇ。
何にそんなに、がんじがらめになってるんだか。
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by ling-mu.m | 2005-05-27 01:21 | 日々
半落ち
好き:★★★☆☆
b0026230_23325721.jpg佐々部清 監督作品。2003年。
泣こうと思って借りてきた。
樹木希林に泣かされた。この人はホントに、すごい役者さんだねぇ。演じてるって思わなかったもん。演技を意識せずに見れたのは久し振り。
寺尾聡 渋い。カッコイイ。この人が笑うと幸せになる。地が、幸薄そうな顔してるから。
図らずも田辺誠一が出ててうはは。今度は伊達男だー。マジ結婚したいわ。

アルツハイマー病の妻に請われ、彼女を殺した元・警部。自ら出頭し自首した彼はしかし、妻を殺してから二日間を何処で過ごしたかについては黙秘した。警察が隠蔽しようとする空白の2日間を探る、検察・弁護士・新聞記者。謎を解く鍵を握るのは、七年前に白血病で急逝した彼らの息子の存在だった。

色々書こうかと思ったけど何かめんどくさくなったからまぁいいや。
ラーメン屋の少年、すごい最近どっかで見たーと思ったらアイスクリームマンに出てたのでした。
高橋一生。東洋系の、いい顔してるよね。男前。
映画の中じゃ結構 身長ありそうに見えるけど、舞台上だとそうでもなかったな。
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by ling-mu.m | 2005-05-22 23:43 | 映画
写真美術館
新宿で芝居を観て、もうすぐ会期が終わるなーと思って東京都写真美術館に行くべく恵比寿へ。
恵比寿ガーデンプレイスは相変わらず小奇麗で腹の立つ場所です。カップル死ね。

見たかったのは「写真はどのようにものの見方を変えてきたか」という、4部構成の企画の第一弾「誕生」と、「超(メタ)ビジュアル-映像・知覚の未来学」のふたつ。

チケット買って、まず「誕生」から。
行ってみたら、人・人・人。
あいやー今日は日曜だった! と思うも、後の祭り。美術館の類は休日に来るところじゃありませんねー。学生なら尚更ですねー。
しかも、これはかなり「お勉強」色の強い展示で、説明書きの量が半端じゃない。小さい字で、ぎっしり。
今回は「誕生」のタイトルのとおり、写真技術の成り立ちを道具と当時の写真を交えて物語っている。とても興味深い展示。いっちばん始めの頃の写真て、ピカピカしてんだよ。表面が鏡なのね。メモとってないからどういう技法だったか忘れたが・・・(ノート携えてる人が沢山いた。やはりみんなお勉強しに来てるのだ)。

で、もーすごい人で、何せすごい人で、とにかくすごい人で、何はなくともすごい人で・・・。ね。


10分で出てきちゃった。


一瞬ためらったんだけどね、ここで出てったら人間失格度 低くはないなー、て思って。
でもねー。駄目でした。
イラッてきちゃって。我慢できなかった。

あー。会期終了(5/22)前にもう一回 行けるかなー。学校サボって行くしかないかなー。
軽くへこんでおります。色んな方面に。

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気を取り直して、「超ビジュアル」の方へ。
アタシの大好きな電子アート群。
あ、でも、昔のヨーロッパの幻灯機なんかも置いてあって素敵だった。
気に入ったのは、スプーンやフォークやハモニカやカップや、白い台に小道具が立てられてる。その道具に触れると、白地に写った影からアニメーションが発生する、という作品。
可愛くて面白かった。音や光も出るの。ハモニカ触ると音符の影絵と音色、電気スタンド触るとぱって灯りがつく。
インタラクティブ大好き。楽しい。

明和電気の営業ビデオ、みたいのも流してた。どういうことやってるか、みたいな。
彼の機械仕掛けのアートも楽しくて好き。遊び心っていいものです。

今は前期で、6/7から展示替えして後期らしい。また見に来よう。

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「村の写真集」という映画がやってて、勧められてたし観ようかなーと思ったら宮地真緒が出てたからやめた。

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追記。
てゆうか22日って。あー・・・
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by ling-mu.m | 2005-05-22 23:30 | アート的な
僕のポケットは星でいっぱい
新宿のシアターアプルにて、キャラメルボックスの劇団創立20周年記念公演「僕のポケットは星でいっぱい」を観劇。

こないだKERA・MAP観に行った時もシアターアプルだったんだけど(結局レビューあげてないな・・・)、結構 前の方の席だったんで、劇場全体を見渡すということをしていなかった。
今回はかなり後ろの方で(20列目)、実はそこそこデカイ劇場なんだと認識しました。中劇場。コマ劇場にも一度 行ってみなけりゃ。

この、演劇集団キャラメルボックス、キャリアも長いし、「演劇ぶっく」4月号の演ぶチャート2004に俳優も演目も上位にあったので、多少なりとも期待して行った訳ですが。

しょっぼ!

びっくりした。何かもうすごいしょぼくてビックリした。
話も台詞も演技もしょぼい。もーしょぼしょぼですよ。困っちゃいますよ。

母親が癌で死にそうって知った少年が、治療法や特効薬を持ち帰ろうと未来にタイムトラベルする。飛んだ先で待っていたのは未来の自分と家族たちで、母親は既に死んでいた。しかし少年はその事実が受け止められず、母親を救う術を求めて未来の時代を奔走する。

要はー何だ。ボーヤが、おかんが生きているうちにもっと大事にしたらんといかんよね! とか悟っておうちに帰るってゆう。そんな話。

まず、少年役のヒト(設定が12歳だからか、女優がやってる)がへたっぴぃ。何考えて言葉を発してるんだろう、と思った。なーんも伝わってこやせんもん。
それは、台詞が陳腐だから、というのもあるかもしれない。「台詞」て、括弧書きで書きたいくらいに何処までも台詞でしかなくて、作られたものでしかなくて、このお芝居をするためだけの言葉でしかなくて、中身がない。ぺったんこ。信憑性がひとっかけらもない。
話もズサン。子供だましかよ! て言いたくなる。てか、子供向けだろコレはと思う。小・中学生に見せとけよって芝居。学生演劇をほうふつとさせる舞台。
熱血なノリも駄目だったな。チンケな教育ドラマみたい。健全すぎてうざい。


今回のこの企画は、ハーフタイムシアターという、劇団独自の上演形態をとったもので、上演時間が一時間。つながりのある「広くてすてきな宇宙じゃないか」というもうひとつの物語と交互に上演をしている。
一時間で、ひとつの物語を。
正直、物足りなさを感じるのではないかと思いながら行った。短すぎるんじゃないかと。
でも、長さに関しては特に何も思わなかった。話が駆け足になってる訳でもないし、密度が薄い訳でもない。
ということはつまり、正規の長さのものを観に行ったところで、今回感じた不満は払拭されないということなのだろうか。
そう思うと、もう一生 観ないかもしれない・・・。
でも、これだけ人気がある劇団なのにここまで不満だらけっておかしくないか。この演目があまりにもあまりにもなだけなんじゃないのか。と、希望を捨てたくなかったり・・・。
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by ling-mu.m | 2005-05-22 22:53 | 芝居/舞台
四月物語
b0026230_2345023.jpg好き:★★★☆☆

岩井俊二 監督作品。1998年。
北海道の旭川から、大学入学を機に上京してきた少女・卯月の四月。

松たか子主演。若い。可愛い。最近 好き。舞台「オイル」の演技に圧倒されて以来かな(だから割と最近)。昔は嫌いだった。
「オイル」ではどちらかといえば「表情のない」役柄だったので、彼女の些細な表情の豊かさを見るには映画が適しているのだね。

図らずも田辺誠一さんが出ててうはは。若いー細いー髪長いーださいーカッコイイー。結婚したい。

卯月を見送る家族の面々が、言葉少なに電車の発車を待ってるシーンから始まるんだけど、その家族がホントの松本一家なのよ。
染五郎の何とも言えない寂しいようなどうでもいいような、て表情がよい。

憧れの先輩を追っかけて上京してきた、軟弱なオンナノコ。
人見知りして、場に慣れるのにきっと時間のかかる子。
春・四月、知り合いの一人もいない大学生活の始まり。いやでも自分にダブる感覚のくすぐったさは、気持ち悪さと紙一重。
おどおどと、無意味に卑屈に小さくなって、一人で窮屈がって疲れちゃう。
春先のもやもや。

でも思った。
卯月はちゃんとおどおどしてる。同じ心理状態でも、アタシは多分 怯えてるより「脅してる」て思われる。無意味に世界をにらみつけてる感じで。
自分の視線や態度が、自分の思いとはズレたところで解釈される理由が、何か納得いった。いったから誤解されていいって訳ではないけど。


岩井さんは、まなざしが優しい。
光と音楽が、その優しさを表していると思う。
岩井さんの優しさの温度が好きだ。キーンと冷えた、とんがった水の温度。心地いい。
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by ling-mu.m | 2005-05-22 02:52 | 映画
電通四季劇場[海] 見学会
今日は、ある授業の一環で、劇場見学に行ってきました。
場所は汐留、現在「オペラ座の怪人」をロングラン公演中の電通四季劇場[海]
その授業に講師としてきた山崎誠さんという方が案内人で、客席・舞台・ソデ・奈落などをひとしきり見学、というなかなかの素敵企画。
山崎さんは学部の(遠い)先輩なのに今は建築家、という不思議な経歴の方です。特に建築の「勉強」をしたことはないけども、第一弾の仮設キャッツ・シアターをはじめ四季の劇場をずっと設計してきたそうで。
「好き」が成せる業なんでしょうかね。どういう風に今に至ったか、彼自身の話を聞いてみたいものです。


四季劇場[海]は、電通の本社ビルに組み込まれている劇場です。カレッタ汐留の一部なのかな。
「オペラ座の怪人」、以前 観に行きましたが、あの時は大きく感じた劇場が、実は意外なほど小さいことを知りました。いや、そうは言っても千席強ある訳ですが・・・。
公演に行った時は、場内 暗いし客はひしめき合ってるし開演前で興奮してるし、まぁ正直 落ち着いて見れてなかったのでしょう。あと、劇場って空間自体にまだそんなに慣れてなかった。ちっさい小屋ばっか行ってましたから(今もまだ大きいところには行けてない・・・コクーンと日生劇場にはさっさと行かねば)。

山崎さんいわく、「なるべく客席の間隔を小さくして、少しでも舞台にちかい所で観れるように」しているそうです。成程 確かに前も横もそんなに余裕はない。でも小劇場のぎゅうぎゅう詰めを体験していればどうってことない狭さ。余裕がある座席もそれはそれで好きですが。世田谷のシアタートラムは快適ですね。一人分の空間がとても広いのです。あそこ好き。

[海]は、二階席が大きく迫り出していて、しかも(オペラ座に限りかもしれませんが)その先端に照明が置かれている。一階席のちょっと奥になるとそれらが邪魔で舞台額縁の装飾が隠れ、もう少し奥になると話の要のシャンデリア(客席上部に吊られている)がまるで見えない。
値段が下がるとは言え、やはりその辺では観たくない。
二階席の後ろ二列がC席ってことで2~3,000円で売られてるらしいけど(ちなみにS席は11,000円)、正直 眺望は悪くないし(二階はかなり傾斜がある上に詰められた設計だから)一階のA席なんかよりは数段マシ。ま、数も少ないから即日完売らしいですが。嬉しい配慮ではあるよね。

奈落・ソデは、そのごちゃごちゃした雰囲気に現場の空気を見た気がしました。何にでもメモ書きが書いてあって、たっくさんの人が関わってて誰にでも同じことが伝わってるように、ていうことなんだろうなぁ、と思ったり。


山崎さんは講義中も今日も、しきりに「やわらかい劇場」ということを言っていまして。
公演ごとに自由に形を変えられるのが本来の劇場だと。
今回の公演で言えば、シャンデリアを吊るすために天井に穴をあけたそうで。
四季の劇場だからそれは簡単にできるけど、例えば地方公演の時、会場となった劇場でそういう提案をするとなかなか納得してもらえない、と。

その辺の意識が、日本はやはり欧米に劣っているんだそうです。
そんな後生大事に使ってどーすんのよ、とは私も多少 思いますね。ソフトがあってこそのハードでしょう。施設をピカピカのまんま残しといても意味がないじゃないですか。
費用の問題とか、色々あるのかも知んないけど。でもそんな保守的な態度でいたら、パフォーミングアートが「一部の人のもの」ていう概念がいつまでも払拭できないと思うんだよね。

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リッチマンな4年生にイタメシを奢って貰って幸せーな今日の夕飯。デザートがマジ美味かったのだよ。スウィーツ狙いでまた行きたい。店の名前 忘れたけど。馬場の近く。
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by ling-mu.m | 2005-05-21 01:42 | 芝居/舞台
アイスクリームマン
17:50に授業を終えて19:00開演の芝居を下北沢にて観るという計画。
ジョルダンによると移動時間は正味30分ぐらい。劇場は駅から徒歩5分。ちなみに初訪問。
問題は、目安で示されてる「徒歩時間」の倍ないしはそれ以上かけないと劇場に辿り着いたことがない、という実績。

不安を抱えながら5限を終えてダッシュで出発、下北沢に着いて南口を出て劇場を探し歩くこと10分(案の定)。何と開場時間前に到着。今日はかなり優秀だったな。

という訳で、下北沢はザ・スズナリにて岩松了3本連続公演第一弾「アイスクリームマン」を観劇。

咳が止まらないので、以下いつか。書きたいんだけど死ぬかもしんないので寝とく。

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追記。
岩松了は劇作家で演出家で役者もやる人。竹中直人の劇団に脚本を書いたり、小林薫と組んでユニットをやってたりする。
今回の公演は、岩松の初期作品を3作、新たなキャストで上演するという試み。
残りの2作も観に行きます。それぞれ観たい理由があるので。

今回の「アイスクリームマン」は、荒川良々を観るのが目的。舞台の彼をまだ観たことがなかったので。

山奥にある合宿制の自動車学校に集う人々による群像劇。
セットは宿舎のロビー。狭い中に大勢がひしめき合うが、窮屈さを感じさせないところは流石。
集うのは殆ど若者たち。季節は春になろうとしているところ。

学校や職場ほどに濃厚さはなくとも、ゆきずりの希薄さでもない、微妙に生ぬるい人間関係。
深入りはしないけど互いに興味がない訳ではなし、することと言えば誰かの噂話に花を咲かせるとか、そのぐらい。
聞いた聞いたあの人のこと?
狭い宿舎で話が伝わるのはあっという間。それでも伝わらない、蚊帳の外に疎外されてる人もいるおかしさ。

事件が起こるのはいつだって宿舎の外。舞台の外。
近所のラーメン屋に居候する家出娘に惚れた夜這いしに行く男がいたり、事務員の少女を訪ねてきた姉と卒業生が速度超過で事故ったり。
その間にも宿舎では違うドラマが進む。
時間はいつだって一直線に同じ方向へ誰しもに平等に流れていく。誰の人生も止めることはできなくて。

思い通りにいかない人生にもがく若者たち、思いが通じ合わないもどかしさと淋しさ。
あっけらかんと生きている人もいて、でも彼らの胸のうちもホントはぐちゃぐちゃかもしれない。
光が当たるところと当たらないところ。
見えるものと見えないもの。
見えないものを見ようとすること、見えるものを見まいとすること。


愛しの荒川良々はねぇ・・・何か、つまんない人だった。
「ジョゼ」とか「ピンポン」みたいに変な人じゃなかったからかな。
まともな演技してると何かつまんないなと思った。
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by ling-mu.m | 2005-05-19 01:40 | 芝居/舞台