カテゴリ:芝居/舞台( 85 )
徹夜兄弟
昨日 観に行った芝居の話。
芝居というよりコントライヴですね。
以前、某劇団のコントライヴに行った時、えこんなんで金とっていいと思ってんのていうか人前で披露していいと思ってんの頭イカれてんじゃないのてめぇら、と言いたい程に面白くなくて、小劇団(プロではない人)によるコントはちょっとトラウマになっていたのですが、今回は観たい理由があったので、勢いも手伝って行ってみてしまいました。

観たのはニセ劇団の第二回公演「徹夜兄弟」。
ここの主催者・丸二祐亮(まるに・・・読み方分かんない)さんが、なんとシティーボーイズライヴの作家さんをやってる人だというのです。
シティーボーイズ・・・大竹まこと、きたろう、斉木しげる という個人名のほうが有名ですよね、多分。この三人+ゲストで、毎年ライヴをやっているのです。私は中村有志といとうせいこうが出てた時が一番好きだ。
で、そのライヴの作家さんだってんで、こりゃきっと面白かろうよと。
トラウマ克服のためにもよかろうと。

思って、行ってみたらば。
うん。ちゃんと面白かった。
一人で行ったのに声出して笑っちゃったし。
いやー、やっぱ書き慣れてる人は違うわね。
演じ手もみんな役者やってる人だから、安心して観れた。ただの「面白い奴らの集団」じゃあ、コントはできないのだよねぇ。

でも、結局プロじゃないのよねーと思わせたのも演じ手たちでした。
最後に近づくにつれ、脚本との相性なのか疲れが出てるせいなのか、素が出過ぎてて気になった。勢いとテンションだけで笑わせようとしてて、これじゃその辺の芸人がやるショート・コントと変わらないじゃーん、と。
そこには明確な線引きが必要だと思うんだよね。
彼らは大根役者でも許されるけど(ホントは許したくないけど。でも世間の風潮がそうだから)、劇団としてお笑いをやるのなら、ギリギリまで演技をして、ここぞというときに素を見せて笑わせて欲しいのだ。あるじゃない? アドリブとかトチリとかの時に出る「素の面白さ」って。
それを大事にして欲しい訳だよ。言い方 変えれば、有効活用して欲しい。
だから、テンションだけでコントしちゃ駄目なんだよ。テンションの高い芝居をしなくちゃ。

正直、ホンの面白さに役者がついていってない気がした・・・いや、色眼鏡かも知らんけど。
これをシティーボーイズでやったら、て思わず考えちゃったもんね。

あとねー、これは個人的な話なんですが、私はどうも怒声と奇声に弱いらしい。
子供が嫌いな理由はそれか、と気付いた(遅)。カンニング嫌いなのもそれだね。
芝居してる時はいいのよ。怖いけど、それは聞き入っているがためにもたらされる怖さだから。
でも、素の状態でキレキャラをやられると、どうも不愉快で仕方ないみたい。
非常に微妙でわかりにくい線の引き方なんだけども、私の中ではどうやら明確に聞き分けているらしくて。
要は好みの問題、てだけなんだけどね。
今回、何やってもキレてる人がいてホント勘弁だった。
他の劇団の公演でキティガイの役しか見たことなかった人が、実はちゃんとまともに喋れるんだって知って感動した、というエピソードもあるけど(笑)
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by ling-mu.m | 2005-01-28 15:27 | 芝居/舞台
友人の芝居を観てきたよ。
ミュージカル研究会なるサークルに所属する友人が冬公演に出演するってコトで、観て来ました。
ミュージカル観るのって「オケピ!」以来だ。勿論、規模は全然違いますけどね。

合唱て好きなんですよね。自分が歌うのは苦手だけど、聞くのは好き。
だから、大勢で歌われるとやっぱりぞくぞくしました。
日々 練習している訳だから、ちゃんと聞けるものだし。
でも、やっぱ飽きる。
おんなじこと、しかもさっき台詞でも言ったよね? てことを繰り返し歌われるので。
そのしつこさがちょっとね。歌詞も単純だし。
そして何より、ストーリーが稚拙。
歌がなきゃ半分の時間で終わるよね、という話を2時間弱かけてやる。
そこに濃密さが出せるのがプロなのかな、と思った。
難しいよね。

でもねー、公演が終了してロビーに出て、ウチが来てることを知ったその友達がものっすごくハイテンションに喜んでくれたのさ。それが嬉しくてもう。
初演舞台終えてハイになってた、っていうのもあると思うんだけどね。
やっぱり、演じ手は「見て欲しい」ものなんだな、と。
見て貰えれば嬉しいものなんだな、と感じました。
だから次もきっと観に行ってあげよう。
すーごく頑張ってるの、知ってるしね。

キラキラしてる人達を見るのは、今の自分にはキツイものがあるけど。
いいかげん、目を逸らさずに見つめなきゃだなぁ、と思った、冬の夜。
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by ling-mu.m | 2004-12-13 01:14 | 芝居/舞台
昨日は台風で自主延期
した、本日 楽日の芝居を観てきました。最終公演ではないけど。

0-PETの「風と黙ってすわってて」。
小劇団です。箱も小さく。完全無料のカンパ制。
珍しいですよね。サークルとか、サークル上がりの小劇団は、大体どこもカンパ制と言いつつちゃっかりお金取るのに。金持ちのパトロンでもいるのか。はたまた座長のポリシーか。

とても狭い世界のお話なんですね。兄と妹と、妹の友達。
場面(舞台装置)も、兄妹が住む部屋のみで。
そういうのって、なかなか動きがなくて、会話主体になってくるから、どうしても単調になるじゃないですか。だから、だんだんと飽きが来る。謎解き・・・何か「秘密が暴かれる」というようなことがないと、目が覚めないまま終わってしまうと思うんですね。

会話というか、台詞がとてもうまいし面白かったので、今回は何とかなってたけど。
それでも中盤は多少ダレた気がする。80分がギリだな、と思いました。それ以上は無理だ。

ふたり芝居は難しい、と聞きますが、その理由が何となく分かった気がします。
今回は三人だけどね。

でもねー、好きです、この劇団。
旗揚げ公演がとても面白かったうえ、今回とはかなり毛色の違う感じだったので。
次回公演も、また違う姿を見せてくれそうな気がするのです。
楽しみだ。
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by ling-mu.m | 2004-10-10 21:02 | 芝居/舞台
惜しみない拍手と、これからへの期待を
劇団サークルに所属する友人の、新人公演に行って来ました。
汗だくになって、まさしく「熱演」してる姿が面白かった。滑稽という意味ではなく。
薄くて頼りない感じの人なのに、舞台立ってライト浴びると、違って見えるものなのね。

芝居自体は、まぁ・・・新人だし。無料だし。ね。
ってのが正直なところで。
そりゃー仕方なかろう。
見るべきは、今回の出来不出来じゃなくて(反省は勿論必要だけど)、次に彼らが役者として舞台に立つ時、どんだけ化けてくるかって、そこなんだと思う。私はそういう見方をします。
次の公演が楽しみだ。
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by ling-mu.m | 2004-09-18 23:33 | 芝居/舞台
音に呑まれる、ということ
東京に進学しようと決めた動機のひとつに、大きな舞台が観れるから、ということがあった。
と思い出して、一念発起でblast!のチケットを取ったのは、まだ春の頃でした。

本日、観て参りました。場所は東京国際フォーラム。
すげーかっこいい! 舞台でした。そしてとても楽しかった。まさにエンターテイメント。アドレナリン大放出。
最前列・ど真ん中の席に、多少の不安を持ってたし、多少の不満も残ります。マーチングの発展系といえば早いか、とにかく視覚で魅せるショウと言った感じの舞台なので、やはり全体が見渡せたほうがその醍醐味が味わえるのではないのかな、と思うので。

でも、一番前で観られる人なんて限られてるし、と思えば得した気分にもなれ。そんなの気にならなくなるほどに、ワンダフルな演技と演奏をど真ん前で観れた訳だし。演者の表情はえらいハッキリ捉えられたし、ORANGEかREDか忘れたけど(覚えてたかったー)、ちょっと持っててねって感じでホルンを渡されちゃったし、エンディングで色んな人と握手が交わせたし。石川直とはニアミスったけど(でも演奏は目の前60センチの距離!)、演奏中から目をつけていた(失礼)パーカスのグラント・ブラトック(真ん中分け、くせっ毛の若い子)の手は両手で握り締めてしまいました。げへへ。
チューバのアントニア・フルモア(顎にピアスした黒人さん)の得意満面!俺がヒーロー!って感じの笑顔が、ものごっつ印象的でした。

一番好きなのはORANGEで、次がBLACKでした。
石川直がいるからじゃないけど、やっぱりパーカス、特にドラムに興奮。重低音が大好きなので。身体で音を感じられるじゃないですか。足元から直接入って来て、骨を伝わって音が満ちる。最高に素敵。
姪や甥が生まれたら、ドラムやるように仕向けよう。

音に呑まれる、という体験。久し振りに。
音の洪水の中に浸る。色んなモノが、浄化された気がした。きっと明日の朝にはすっかり元通りなんだろうけど。それでも、いいモノ観たわーって感動はきっとずっと忘れないし、こういう舞台が存在してて、神様みたいに演じきっちゃう人たちが要るって事実で幸せになれる。

しかし、観客は二時間じゃ物足りなくても、演者にしてみればえらい話ですよね。
長時間、ただ演奏するだけでも大変なのに、そこに汗だくになる程の演技だアクロバットだが加わる。それをこなしちゃうんだから。いやはや、とんでもない人達ですわ。

唯一の日本人ってことで、やはり石川直を自然と追ってしまいました。スカした感じの野郎だぜ! とか思ってたのに。なんか悔しい。
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by ling-mu.m | 2004-09-14 19:23 | 芝居/舞台