カテゴリ:アート的な( 24 )
天地水 月光浴
月曜日、バイトあがりに大丸ミュージアム・東京に石川賢治 月光写真展「天地水 月光浴」を見に行く。
丸の内北口から八重洲南口への移動はいつやっても しんどいわ。

満月の光だけで撮ったという作品群。
砂漠や岩や木や動物や海や、世界の様々の場所の写真。
これが満月の光かい、というほどの明るさで、昼間かと見紛うのだけど、背景には円を描く星が見えて、ああ夜なんだなと思い直すのです。
会場は照明が落とされ、スポットライトの当たり方によってはその光が満月のようで、イイ感じ。
虫の音や風の音が効果音として使われていて、うるさくない程度だったけど、そのスピーカーの置き方は少し無粋かなと思った。
できれば隠して欲しかったな。
キャプションがあったりなかったり、というのも如何なものか・・・。
全部あってもウザいけど、前半は殆どナシで後半はある、ていう構成はどういう考えのもとになされているのか、少し疑問。

個人的には、月下美人が花開いていく様が四枚の写真で綴られている連作が気に入りました。
縄文杉の姿が見れたのも感動。10月に会いに行くのです。ぐふ。

長い時間 開きっぱなしにしているからなのか、どの写真も絵画のような印象になるのが興味深かった。
線が柔らかく、例えば滝のパノラマが、砂絵のように見えるのです。
だから、迫力はないのね。
幻想的なイメェジは強まります。メルヘンな感じ。

月の光だけで撮影するなんぞ、ものすごい根気を必要とするだろうに、それを追求してしまう石川さんに脱帽です。
作品数もそこまで多くなくて、小ぢんまりとしたいい展覧会でした。
こういう、どうしても単調になりがちな作品の展示会の構成を考えるのって、思いのほか難しそうだなぁと思いながら見てました。
飽きさせない、というところに苦心してそうな気がする。
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by ling-mu.m | 2006-08-25 00:24 | アート的な
Dialog in the Dark 2006 Tokyo
以前にも書きました「Dialog in the Dark 2006 Tokyo」を、南青山の梅窓院祖師堂ホールにて、体験してきました。

会場前の道に置かれているサイン。このタイトルデザイン、好きなのだ。
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展覧会概要も書かれてて、「おっ」と思ったら立ち寄れる感覚が、よいね。まぁ、あんまり目立つ感じに置かれているサインではないのだが。
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ここ、まず場所がいい。大通りから一歩 入った路地に静かに佇んでる建物は、竹がちょうどよく配された外観が涼しげです。全体的に落ち着いた爽やかさ、という印象。

中に入るとチケット提示と身分証確認。何かあった時の保険料が代金の中に含まれているからだと思われます。万が一、てことがあることを考慮しているのでしょうな。

「まっくら展覧会」の中身はというと、真っ暗でまったく何も見えない空間を、白杖を持って歩きましょう、というもの。いちユニット8人。
視覚障害者の方がアテンドに付いてくれます。
皆さんこっちですよ、ここに何かがありますよ、まだ階段を昇りきってない人はいますか、そういう声をかけてくれる役目の人です。

歩いた空間がどういうものか、というのは、正直コレを読んだ人には全員、DIDに参加して欲しいので、ネタバレになるようなことは書きたくない・・・。
(いや、コレはね、一回 体験してみるのがいいと思うよ。単純に、面白いから。深いこと抜きで)

感想をちょびっと言うと、思ってた以上にバラエティに富んだプログラムでした。川があって橋を渡る、ぐらいは想定できてたけど(てか、何かで読んだんだな多分)。
暗闇で、本当に何も見えなくて、方々であがる声だけが頼りで、全然 知らない人と声を掛け合いながら、時には手を取って導いて貰ったりあげたりしながら、道を進む。
まさしく「Dialog」な体験。なるほどね~。

ところどころで音がする、匂いがする、足元の感触が変わる、そういうことに酷く敏感になります。否応なく。
普段も別にそういう感覚を疎かにしているつもりはないけど、でも、視覚情報がない、て状態でも、何だか意外に動けてしまうことが、驚き。
勿論、絶対的な安全性を保障されている場所でのたった4・50分の経験、しかも実際に自分の目が見えなくなったんでも何でもない、プログラムが終われば いつもと同じ明るい日差しの中に帰っていく、というのが現実ですけどね。
でも、そういう真面目な考え込み抜きで、ちょっと違う世界を覗けた、ていう嬉しさがある。これ、大事だと思うね。

是非、何度も足を運びたいアトラクション(そう、そういう感じ。そういうワクワク)ですよ。
一緒に歩く人やアテンドの人が違えば、きっと また違う顔が見えてくるのだろうし・・・つくづく、人ありきの企画だな、と思います。うむ。
ちなみに今回は友人2人と行ったので、ウチら3人+全く知らない方々5人。年令は高めでした。おじちゃんおばちゃん。
アテンドに付いてくれた ちくわくん、こと伊藤さんは、見た目は若そうな男の人です。折り畳み式の白杖を持ってて、なるほど普段の生活に持ち歩くには一本そのままの長さじゃあまりに不便だな、と思いました。


しかし、このプログラムを企業研修なんかで使ってるというのだが、果たして、どんな効果を期待され、どう役に立っているのか…気になるところですな。
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by ling-mu.m | 2006-08-03 22:18 | アート的な
路地で迷子になる
この土・日曜日、子供のように汗みずくになって遊んでみました。見ず知らずの人々と。
アサヒ・アート・フェスティバルのなかに、隅田川左岸エリアでアーティストがパフォーマンスしたりするAAFすみだ川アーツのれん会というプログラムがありまして、更にその中の 京島路地あそび「Hi! Seek!」 という企画に参加してきたでありますよ。

隅田川を埋め立てて道路を作り、家々がこれでもかと密集して立ち並び、再開発を試みて頓挫し、そんな経緯で「ザ・路地」という感じの風景が残る場所、京島。
昔ながらの長屋が残り、廃れてはきているものの そこで生活する人は依然として存在する。町としても保存の方法を模索しているようで、そんな長屋に一泊してきました。
そんで、路地で かくれんぼ。

いやー、思った以上に楽しかった。
路地、長屋というキィワードに反応して自分にしては珍しく割と軽々 参加を決めたのだけど、予想以上に楽しくて素敵な時間が過ごせましたよ。

写真をアップするつもりでいたのだが、ケーブルが見つからん…。部屋が汚い・・・。

京島は家の建ち方がおかしい。
塀もなけりゃ柵もない、だから門なんてある訳ない。
ほっそい道は両手を横に伸ばすことなんか困難で、家の玄関が道なりに並んでるのね。
ホント、お隣さんとくっついてるようなもんじゃね? みたいな建ち方をしてる。
暑かったからみんな窓を開けて玄関も網戸にして、だからテレビの音とか喋り声とか漏れる漏れる。
人が、生活している。
ということを、肌で感じる場所でした。

かくれんぼしてる時もさ、自分が隠れるとなるとドキドキなのよ。
家と家のすき間にしゃがんでひそんで、家主に見つかったらどうしよー鬼の足音 聞こえたよ怖ぇー。ていう。
最近めっきり なかったものこんなにドキドキするの。
そして、負けたくなーい! て意地になるの。

プレかくれんぼと称して、人間が隠れる前にビールケースとペットボトル隠して見つけに行く、てのを やったんだけど、こっちもマジ真剣になりましたよ。目を皿のようにして探す、てこのことだと思った。
そして見つけた時の嬉しさったら、ないよ。
見つけられなくて答えあわせして ここ通ったのに!! の悔しさも、大きい。

朝は商店街の朝市でゴハンを買ったんだけど、肉団子10円とか、価格破壊があっちゃこっちゃで見れて、感無量。
日曜の朝から賑わってる様子も、いいなぁって思った。
朝市 終わるとみんな店閉めて日曜日モードになるみたいだけど。
私が肉団子スープを買ったお店は、若い女の子と男の子(高校生ぐらい)が元気に店を手伝ってて、やっぱりこれも いいなぁって思った。素敵よね。

参加者はみんな(トータル10人)学生(学部か院か)で、そんなデカい人らが走くり回ってるの見て、住民の人らはどう思ったろう。
不審な目を向けてた人も、いたかもしんない。
スイカの種を空き地に飛ばしてたら怒られたし。ごめんなさい。
でも、こんちわ、て挨拶すれば笑顔で返してくれたし、かくれんぼに協力してくれた人もいた。
長屋でわいわい やってたら、覗き込んで何してるの? て聞いてくる人もいたし。
そういう気軽さが、嬉しいよね。
なかなか触れられないですよ、普段の生活じゃあ。

ウチらが泊まった長屋の両隣はそれぞれ おばあちゃんの一人暮らしで、かったぽは96歳だって。未知の世界。
スイカを切るために包丁 貸して貰ったりしました。
昼間は近所の人らが様子見に来てたりして、それも嬉しいなぁって。

長屋はホントに隣の音が筒抜けで、プライバシーの問題なんかもあって、なくなってきてるみたいです。朝は、おばあちゃん家のテレビの音で起きたからね・・・。
間取りは六畳+二畳に台所、和式便所。押入れあり。結構、贅沢よね。ここに五人家族が住んでた、て聞いたときは流石にビックリしたけど。自分の部屋とかいう問題じゃないわ・・・。

参加者の皆さんも普段は触れ合わない分野の人たちだったから、交友関係の狭い狭い自分には、そこひとつとっても貴重で、有難かった。みんなキャラ濃ゆいし。
もともとAAFに関わってる人が大半で、まったく外部から参加、というのは いなかったのかな。アタシも実行委員をやってる人がmixiのコミュで宣伝してるの見て行った人なので(でも当日に会うまでアタシが参加することを彼女は知らなかった。ちょっと確信犯)。

まったくの部外者同士が集まってこういうことできたら、それは、何と言うか、すごく可能性を秘めたものになりそうだよね。
対象者が子供じゃなくて、もう大人って言える人たち、てのもミソなのだろう。
童心に帰る、て、あなどれない。大事なことだ。と、身をもって感じました今回の企画。
行ってよかった。また何処かで、彼らに会えたら、素敵だなぁ。



写真は、ケーブル見つかったら挙げまーす・・・。
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by ling-mu.m | 2006-07-24 21:57 | アート的な
大倉山記念館
火曜日、ちょっと用事があったので、足を運ぼう運ぼうと思っていた大倉山記念館に行って来ました。
横浜から、東急東横線で10分。
駅を出て急な坂をえっちらおっちら歩くと、みっしり茂る木々の中にそれは建ってました。
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白亜の建物。

TIFでお世話になった方がスタッフをやってるので、久し振りに語りがてら案内と説明をして貰いました。

昭和七年造、だそうです。古い。そんなに大きくはないです。
外観は西洋、内装は東洋、当時の前衛的建築家が自身の集大成として建てたもの、だとか。
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中はこんな感じ。獅子と鷹。雄々しいなぁ。
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玄関。
間口は広くないが、出入りはなかなか激しかったです。
散歩ついでにギャラリィに入ってみたりすんのかな。
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廊下。
写真で見ると学校みたいね。実際はそんな感じでもないんだけど。

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通常は立ち入れない所にも入れていただく。
木々の向こうに見える街。写真じゃあんまり分からないけど、なかなかの絶景でしたよ。
鳥の糞が凄かったけどねー。尋常じゃなかった。掃除せにゃー、て言ってました。是非。


山の中の公園の中にありまして、前庭では小学校にあがる前の子供たちが集団で遊んでおりました。
いい環境だ。

記念館自体は貸し館です。
集会室やホールやギャラリィを構えていて、えっらい安い料金で貸している模様。条例で決められていて、勝手に変えられないんだそうだ。
稼働率は70%ぐらいだと言ってたので、まぁ動いている方でしょうか。
これから色々 企画はしていきたい、とのこと。
住宅地の中にあるカルチャー発信の場として、楽しいことをしてくれるといいな、と個人的には思います。

公園をぐるっと。
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今は何処も紫陽花が盛りですね。白いのは珍しくない?
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鬱蒼としてます。夏は蝉がうるさそうだ。
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もっかい紫陽花。キレイね。
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就活の話なんかもできて、アタシ的には満足して帰りました。
いいスポットを手に入れた。たまにぼんやりしに来ようと思います。
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by ling-mu.m | 2006-06-14 22:53 | アート的な
アフリカリミックス
近美に行った時に割引券を拾ってきたので、「アフリカリミックス 多様化するアフリカの現代美術」展に行ってきた。
久し振りに行ったさー森美術館
平日の六本木ヒルズは働くヒトビトに溢れておりました。
丸の内のサラリーマン達とはやっぱり何か違う感じがしました。カジュアルで若い。カラーがあるのね、きっと。
OLはそんなに大差ない。あーでもやっぱ若く感じた、かな。

森美では、どこぞの小学校の社会化見学かなんかで来てるっぽい子供たちが走くりまわってました。
森美だからできることだな。うるさくても気になんない。
しかし、特に子供向けとも思えない展示内容、先生たちは何故ここを選んだのか、謎です。
だって多分1年生か2年生よ彼ら。
いくら情操教育って言ってもさー。
学芸員がガイドしてる訳でもないし。
ちょっと方向性を間違えてるんじゃないかしら。

かつて抑圧されていた、という部分が前面に押し出された展示内容だったように思います。
異文化! て感じで、面白かったよ。
あんまりエキゾチックな雰囲気ではない。
しかし日本の現代‘アート’に見られるようなスタイリッシュさもなく、非常に土着的と言うのかな、そんな風に感じました。
土を踏みしめる裸足、というイメージ。全体的に。
植民地として踏みにじられていた記憶は、今も尚 連綿と、アーティストたちの創造の源になっているのだなぁ、ということは、その辺の歴史に無頓着で無知な私にも強く伝わってきました。
どちらかと言うと重くて暗い、かつ力強い、そういう作品が多かったように思います。

それにしても、相変わらず森美は展示数が多いねぇ・・・。
疲れっちゃうんだなぁ、いつものことながら。
好きなんだけどね。展望台 行けるし。

昼間に展望台から東京の街を見下ろしたのは初めてかもしんない。
いつも夕方か夜だから。
昼間は街のジオラマ感がより一層 増して、変な感覚ですね。
よくもまぁ、こんなもの造り上げたよニンゲン。
気持ち悪い生き物ですなぁ。
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by ling-mu.m | 2006-06-09 23:53 | アート的な
東京国立近代美術館
学校に行くのがイヤーで、途中下車して(中学生かよーお)東京国立近代美術館へ。
はーひっさしぶりに行ったわ。
最近 美術館なんて とんと行ってなかったけど、企画展もやってない平日の昼間の美術館の居心地の良さったらないね。通っちゃいそうだよ。
企画展を見た後に常設展まで回る余力がないことをいつも嘆いていたのだが、なるほど企画展をやっていない時に行けばいい話だったのですな。気付くの遅。
藤田嗣治展に行きそびれて悔しい思いをしていまして、そう言えば常設展に戦争画あるって誰かセンセイが言ってたわーじゃあ行こ。っていう経緯だったのに、入場券を買いながら、そういや藤田展 京都に行ってんじゃん…と思い出してがっかり。
帰ってきた頃 見計らってまた行きますよ。

さて足は運んでも普段はじっくり見ない常設展、とくと見てまいりまして。
正直、アタシは美術館に行くのは好きだが絵画・彫刻の類の知識は人並みしかない。
から、キャプションを見なきゃ、誰の作品だかいつの作品だか画材や素材は何なのか、等、何も分からないのです。
その程度だから、作品に対峙しても好きか嫌いか、ということしか基本的に考えない。
アタシの中の最高賛辞は「やっべーコレ欲しい。」という低俗なもの。

勿論そうじゃなくて、意味も分からずアタシの感性のどっかに容赦なくぶつかって来て足を止めさせてしまうものも少なからずある訳ですが、それだって結局は作品の背景なんてお構いなしに、自分の心に正直に従っているだけな行為だよね。
そういう見方がいいのかなーという疑問は、多少なりともずっとある。
悪くはないと思うが、進歩はないよね。

現代美術を見るのならそれでいいと思う。というか、そういう見方しかできない。
が、ある程度 歴史を経て今に伝わっているものと対峙する時、その作品の周辺に関する知識、例えば時代の動きだとか美術活動の流れだとか同時期の作家だとか、そういうものが自分の中に蓄積されていた方が「正しく」見れるのじゃないかなぁと。いう気がする。
そう考える時、勿論 自分で勉強すればいい話なのだけど、そうじゃなくてその前に、学校教育の中でそういう知識を植えつけといてくれれば良かったのになーと思う。
「図画工作」の時間が主に自分で描く・作ることが中心なのは、きっと今でも何ら変わることなくそのままなのだろうけど、それと共に、世界の・日本の美術的歴史および作品についての知識をくれていたら、もっと豊かに美術作品と対峙できているんじゃなかろうかと。
思うのだよ。
まぁ日本の学校教育に芸術に関することを求めるのはもう全く不毛というか、諦めざるを得ない状況だということも十分 承知してるから期待はしないけどさ。


近代美術館の常設展は、日本の作家たちによる作品を、時間の流れに沿って紹介している形です。
一般的に有名な作品もチラホラ。高村光太郎の「手」とか。アタシは嫌いなんだがあの手のうねりが何か。不自然で。

作家を覚えていないのだが、「油断」というタイトルの作品がえらく気に入ったことで、日本人の描く繊細な線を好む自分を発見した。
昔の、いつの時代からなのかな、絵巻物なんかで、水彩画のタッチ(実際は何で描いてるのかしら…キャプションには「彩色」としか書いてないのね)で描かれる絵。
リアルなんだけど今の漫画絵に通じるような、きっとこれは日本人独特の描き方なんだろうな、と思わせる柔らかい線。
あーあのさー、タイトルが思い出せないんだけど、頭ちょんちょりんで右手に布を握った女の子の絵。あるじゃないすか。あれ。ああいう線。
狩野芳崖の「悲母観音」的な。ちょっと違うんだけど。
鬼のように日本史 勉強しても、こういうところに結びつかなきゃ駄目だよね…(全科目に対して言えることだが。英語とか英語とか英語とか)。
せめて展示作品の作者を覚えてくるべきだったよー。

プチ企画展みたいな感じで、毛利武士郎・村岡三郎・草間弥生・川原温の作品による「持続/切断」という展示をやってた。
そこでアタシの心を持ってった作品がふたつ。
毛利武士郎の≪彼の/地球への/置手紙 その1≫と村岡三郎の≪1954年7月≫、どちらも立体作品。
あと村岡氏の≪折れた酸素≫もキタ。
これらに会えるんだったら本当にここに通ってもいいと思った。
すごい、引力。
きっと、何かしら自分の中にその引力に呼応するものがあったんだろう。
何かに惹きつけられたくて、ショックを受けたくて、自分が美術館に行きたがる理由はそういうところにもあったんだなぁ、と。
再発見した、そんな日。
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by ling-mu.m | 2006-06-03 00:26 | アート的な
ダイアログ・イン・ザ・ダーク
Dialog in the Dark日本開催

こないだ日本で開催してた時はうっかり行きそびれてしまって悔しい思いをしたのです。
子供向きには割に頻繁にやっていたようなのだが。
今年の夏にまた日本でやってくれる模様で、大変 嬉しい。
今度こそ逃さないのだ。
東京以外の地方都市でも開催できればいいのにね。それもこれからの課題なのかな。

Dialog in the Darkとは?

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8/3に行ってきました→*
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by ling-mu.m | 2006-05-19 01:04 | アート的な
恋よりどきどき コンテンポラリーダンスの感覚
ザワザワしてて眠れません。

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バイト終わり後、半ば意地になって行って来ました。写真美術館。
「恋よりどきどき コンテンポラリーダンスの感覚」会期終了が間近だったので。

余談ですけどアタシは最初、タイトルを「恋よりときどき」と読み違えていて、何か素敵なタイトルつけるじゃん! と喜んでた。
よーく考えれば「より・ときどき」て意味分かんないじゃん・・・てなるんだけど、何か、それこそ感覚で。
好き! て。思ったのだけど勘違いでした。残念。

アタシは特にダンスが好きな人ではないのだけど、それでも最近は確実に興味のあるジャンルにはなってきてます。喜ばしいことだ。
だからまぁ、ダンスを展示? どんな試み? と思って、行ってみた次第であります。


コンドルズ。
馬鹿だー。頭悪い。高校生の文化祭かよ! てノリの。楽しすぎる展示で。
一人でちいさーくニヤけながら、行きつ戻りつじっくり見させて頂きました。
舞台もあんなノリなのですね? アレで各国巡回しちゃってる訳ですね?
・・・・・・こわ。
ダルマの目とか。オカモチとか。穴とか。
ちっちぇ。
細かい、いい加減なようでいて絶妙な仕掛けが、大変 気に入りましたですよ。
ほんっと くだらないよね。ダンボールだし。

ニブロール。
一歩 踏み出したら足元が不安定でビックリした。次の一歩を、躊躇してしまった。
入り口の印象が強烈でした。
不確かな地面。
いつも、当たり前に堅い地面を踏んでいることが、ひどく おかしなことに思えて。
あの、ほんの数メートルの空間で。
そして帰り道、揺れる地面にもう驚かない自分に、少し失望してみたりして。
正体を知ってしまうことや、慣れることって、何てつまらないことなんだろう。
まったくもって非常に、つまらないことだ。

珍しいキノコ舞踏団。
素敵空間。
一番のお気に入りはロッカーです。楽しすぎる。自由すぎる。
いいなぁ やりたいなぁロッカー制作。誰か一緒にやりませんか。
あとキノビクス(キノコビクス?)。
くっくどぅどぅどぅ。
「勘太郎とー、七之助」て。二人いる必要ないやん!
これはね。確かに人と一緒の方が楽しいですね。確実にね。
でも一人でひっそり楽しむのもまたオツなものです。
公演映像が流されてたけど、どうなんだろう。
実際にナマの舞台を観て、アタシは見続けることが出来るんだろうか?
まだまだダンスは未知の世界だなと改めて思いました。ムズカシイ。
あと、部屋に入る手前に張ってある写真のタイトルが「牛乳、飲みたい」だったことに、いたく感動を覚えました。


全体的に、アタシは結局「現代アートを楽しんだのかな」という感じになってしまいました。
だって三団体とも、見たことないしね。実は。
現代アートとして見るには、非常に敷居の低い、こちら側に近い、ある意味 庶民的な、言っちゃえば「見やすい」展示でしたね。手の届く範囲にあると言うか。
気が抜ける感じで、あんまり脳ミソが使える状態ではなかったので、アタシにはちょうどよかったです。
勿論、これをもっと深く、難解に捉えることもできるのだろうけど。
今のアタシにはできないし、必要もないことだなと思うので、よいのです。これで。

コンドルズの皆さんは普通に他の職業も持ってるんだね。知らなかったよ。
最初に流されている映像で、近藤良平さんが跳躍しているシィンを見て、身体の美しさについて、久し振りに思いを馳せました。
そして「身体」を撮りたくなった。ヒトのカラダが、動く様を。
そういう写真にも、挑戦してみようかねぇ。

「写真新世紀」の広告が出ていたのでついでに見れる! と思ったら会期が明日(12日)からでした。ちぇ。
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by ling-mu.m | 2005-11-12 02:15 | アート的な
自由学園 明日館
今日は、朝も早くから池袋に出没しまして。
何故かと言えば、かの有名な建築家(つってもアタシはファミリーネームしか知らんかったが)フランク・ロイド・ライトの設計による「自由学園 明日館」を見に行くためです。
ゼミ(と言っても卒論のためのような本格的なものではなく、学校のふれこみでは1・2年生のためのプレゼミという枠内)の先生が美大で建築を教えていて、その授業の一環でそこに行くんだけど来たかったら君らも来ていいよ、と言うので、まぁ折角の機会だし写真のネタにもなるかしらーと思って、行って来た次第であります。
集合してみたらウチの学校からは一人も来てなかった。まぁ自分で来ようと思えば来れるしね・・・。単位になる訳でもないしね・・・。多少しょんぼり。しかも先生はアタシを美大の人だと思ってたとかで、すげぇ寂しいんですけど! 認識して!

で。
肝心の建物の方なんだけども、この自由学園てのは、今も学校として幼稚園から大学まであるらしいですね。場所は他に移転していて、この明日館てのは創立当初の校舎。
創立は1921年。羽仁もと子・吉一夫妻によりつくられた学校で、1934年に校舎が移ったんだそうです。意外に早いな。
小学校として使われていたそうで、もう全部 ミニマム! ミニマム! どっ可愛いの。
うっかりデジカメを忘れたので写真がアップできないのだけど(スキャナ欲しい・・・)、全部 小学生サイズなのね。椅子や机やドアのノブなんかがね。
家具のデザインもライトによるもので、それがまた可愛いのよ。HPに写真が載ってるので、行ってみて見て下さいな。あんまり良く分からんけども・・・。

建物の外観も小ぢんまりとした造りで、プレイリーハウス(草原住宅)と言うんだそうです。設立当初の田園風景に合わせたんだそうな。
クリィム色の壁に屋根と地面の芝生の緑色が映える。シンメトリィが美しい。

建築を学ぶ皆さんのようにどこそこの造りがすげぇ! とかいう感動はできなかったものの、自分なりに楽しみながらフラフラ見学して来ました。写真も撮れたし。
途中で3年生(ゼミ3回目のリピーター)が来て、先生もアタシがそのゼミの人だって気づいてくれて、帰りにご飯 食べながらちょっと話ができて、それもいい時間でした。
でもアタシは聞くばっかでねぇ・・・議論を展開できるようにならねば、と、改めて。思いましたよ。

何気なく参加してみたら、意外に素敵な時間が過ごせて、早起きした甲斐がありました。
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by ling-mu.m | 2005-06-21 13:58 | アート的な
写真美術館
新宿で芝居を観て、もうすぐ会期が終わるなーと思って東京都写真美術館に行くべく恵比寿へ。
恵比寿ガーデンプレイスは相変わらず小奇麗で腹の立つ場所です。カップル死ね。

見たかったのは「写真はどのようにものの見方を変えてきたか」という、4部構成の企画の第一弾「誕生」と、「超(メタ)ビジュアル-映像・知覚の未来学」のふたつ。

チケット買って、まず「誕生」から。
行ってみたら、人・人・人。
あいやー今日は日曜だった! と思うも、後の祭り。美術館の類は休日に来るところじゃありませんねー。学生なら尚更ですねー。
しかも、これはかなり「お勉強」色の強い展示で、説明書きの量が半端じゃない。小さい字で、ぎっしり。
今回は「誕生」のタイトルのとおり、写真技術の成り立ちを道具と当時の写真を交えて物語っている。とても興味深い展示。いっちばん始めの頃の写真て、ピカピカしてんだよ。表面が鏡なのね。メモとってないからどういう技法だったか忘れたが・・・(ノート携えてる人が沢山いた。やはりみんなお勉強しに来てるのだ)。

で、もーすごい人で、何せすごい人で、とにかくすごい人で、何はなくともすごい人で・・・。ね。


10分で出てきちゃった。


一瞬ためらったんだけどね、ここで出てったら人間失格度 低くはないなー、て思って。
でもねー。駄目でした。
イラッてきちゃって。我慢できなかった。

あー。会期終了(5/22)前にもう一回 行けるかなー。学校サボって行くしかないかなー。
軽くへこんでおります。色んな方面に。

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気を取り直して、「超ビジュアル」の方へ。
アタシの大好きな電子アート群。
あ、でも、昔のヨーロッパの幻灯機なんかも置いてあって素敵だった。
気に入ったのは、スプーンやフォークやハモニカやカップや、白い台に小道具が立てられてる。その道具に触れると、白地に写った影からアニメーションが発生する、という作品。
可愛くて面白かった。音や光も出るの。ハモニカ触ると音符の影絵と音色、電気スタンド触るとぱって灯りがつく。
インタラクティブ大好き。楽しい。

明和電気の営業ビデオ、みたいのも流してた。どういうことやってるか、みたいな。
彼の機械仕掛けのアートも楽しくて好き。遊び心っていいものです。

今は前期で、6/7から展示替えして後期らしい。また見に来よう。

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「村の写真集」という映画がやってて、勧められてたし観ようかなーと思ったら宮地真緒が出てたからやめた。

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追記。
てゆうか22日って。あー・・・
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by ling-mu.m | 2005-05-22 23:30 | アート的な