カテゴリ:旅( 23 )
金沢旅行記 4
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昼過ぎ。
21世紀美術館を出て、兼六園へ。
大人300円。
真弓坂口から入って適当に園内を歩く。
これでもかと言うほどに人工的に手を加えられた自然物でできた庭は、でもとても美しかった。
この美しさは、自然そのものが内包しているものなのか、手を加えられることにより生まれるものなのか。
どっちもかな。
美しさがあったからそれをどうにかしてやろうと思ったんだろうし。
てことは、自然の美しさありきの芸術なのか。


しばらくぶらぶらした後、外に出てお昼ご飯。
じぶにそば なるものを食べる。茶そばに鴨肉。うまかったです。

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で、朝は見るだけだった石川門を通って金沢城公園へ。
写真は五十間長屋を望んだもの。
いい空だねー。ホントにピーカンだったのです。
金沢城公園は、兼六園に比べると平面が多かった。
視界が開けていて、とてもすっきりした印象を受けました。
でもちょっと物足りない感はあったかな。
道路も舗装されてて、歩きやすいんだけどつまんなかった。
石垣は何処まで行っても素晴らしかったけどね。もう、ホントに惚れ惚れしますねあの石垣には。
もはや芸術の域だろう。

公園を出た後は、長町武家屋敷跡に行ってみる。
城下町の名残が色濃く残った場所。
狭い路地に木造のお屋敷、でも駐車場にはBMW。
面白いギャップだなーと単純に楽しみましたが、あんまり写真を撮る気にはなりませんでした。
観光客いっぱいでそれが入っちゃうのが嫌だった、てのもあるかも。
ここに俵屋という飴屋さんがあって、老舗で有名らしいからてことで“じろ飴”をお土産に購入。水飴です。家帰って食べたんだけど、さっぱりしてて美味しかったよ。ママンも喜んで食べてます。

そのまま歩いて、朝 行けなかった近江町市場へ。
活気ある市場でしたよ。荷物載せた台車なんかも通るから、通路の狭いことったらなかった。
その効率の悪さが何か愛しかった。
綺麗に整備されりゃいいってもんじゃんないんだよね。
ごちゃごちゃしてるからこその魅力ってある。
何かここでお土産買ってこうかなーと思って物色しながら歩いてたら、若いオニイチャンに声をかけられて、色々 試食さして貰う。
甘えびの塩辛と青のりが美味だったので、これも縁だしと思って購入。
ちなみに家族にも好評。青のりがいい香りなんだなー。

しばらくぶらぶらした後、今度は主計町茶屋街の方に行ってみようと歩き出す。
あの、ワタクシ、今回の旅でバスには一度も乗ってません。歩き通し。凄くね?
最初に歩いちゃったから、何かもう意地になってしまったんですね。歩いてやるさ! みたいな。誰も頼んでねっつーの。
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さて、主計町茶屋街を歩いて、辿り着いたのは浅野川。
ここがねー。いい場所だったのですよ。石垣に続き、金沢来て良かったですスポット。
写真は浅野川大橋。浅野川は、友禅流しをする川なんだそうです。見たかったな。
この土手で一時間ぐらいボーっとする。
だんだん日が暮れてきて、気温も下がってくる。その寒さがまた、物思いに気分よくふけさせてくれる訳だよ。自分に浸らせてくれる訳だよ。
地元の人が犬の散歩に来て、ご当地言葉で会話してるのもいい。日常がそこにあって、自分は他所者で、お邪魔さしてもらってますーて。
いい時を過ごしました。
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by ling-mu.m | 2004-12-30 11:00 |
金沢旅行記 2
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地図を片手に信号機の地名情報を見ながら、金沢の中心地を進んで行きます。
朝陽を浴びながら、整備されたとても綺麗な町を歩く。人通りはあまりない。
街路樹には雪吊りがなされていました。新鮮な光景。

朝ごはんは近江町市場で食べよう、と思っていたのですが、お金がないため素通り。
百万石通りを尚も南へ。

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途中で、尾崎神社と尾山神社に寄り道。写真は尾山神社の門です。
てっぺんの棒は、日本最古の避雷針だとか。レンガ造りで、「神社」て言うと日本のもの代表、て感じだから変な感じですね。
門をくぐってみたら随分 立派なお庭があって、怖気づいてそれ以上足を踏み入れることができませんでした。行ってみりゃ良かった。

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歩いてるうちに、石川近代文学館を擁する中央公園が左手に現れたので入ってみる。
朝陽がさす木々の間を散歩。すーごい気持ちよかったです。赤レンガの建物もお洒落。北海道でも似たような景色を見たなぁ。何処だったかしら。
ここで早くもデジカメの電池がやばくなる。最近めっきり調子が悪かったので予想していたことだけど、早ぇよ! と多少 慌てる。が、まー切れたら使い捨てカメラ買えばいいや、と腹をくくる。

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道路挟んで右手に金沢市役所が現れ、てことはその隣がついに21世紀美術館! てことでテンション上がりながら道路を横断。
右折してちょっと奥の方に入っていくと・・・・・・あったー。来たー。
軽く感動を覚えながら建物をぐるっと一周する。
美術館自体が丸い建物でして、芝生の中にどん、と建ってるのね。だからとてもひらけた印象です。ものものしい感じがしない。そこがいい。
まだ8:00なので開館前で、ガラス張りの館内には清掃員が動いてるのが見えました。ご苦労様です。
後からまた来るからねーと、取り敢えずその場を後にします。時間までそこで待ってるのも勿体無いから、歩き続けることにする。
美術館は、兼六園や金沢城公園のすぐ側に位置しています。兼六園の真弓坂口なんてホントに目と鼻の先なのね。歴史といまが混在する地。いいロケーションだなと思います。

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兼六園に入るには財布の額じゃ足りないので、お堀通りを進んで金沢城遺構の石川門の方向へ。
この石川門が凄かった。いや、ただしくはその石垣。
大きさに圧倒された。ただただ見上げて立ち竦んでしまった。
凄い。としか、言いようがない。
この旅で見れてよかったもの一番にあげられるぐらい感動した。
このどデカイ、美しい石垣を、クレーン車もトラックもない時代の人間が造ったのか。マジか。
1788年建立だから、約二百年前。そんな大昔に建てられたものが、すっかり町並みも変わった現在も同じ場所に存在しているという奇跡。
スゴイスゴイスゴイ。
何枚か写真を撮ったんですが、全然その素晴らしさを伝えられる代物じゃなかった。残念。
この感動が収められる写真が撮れたら、嬉しいなぁ。

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感動しながら、石川門の下に造園された庭を散策。
紅葉に間に合ってたら綺麗だったろうなと思う。
今回は紅葉も雪も桜もなくて、時期をちょっと間違えた感があった。旅慣れしてない証拠だなーと反省。いや、あったら嬉しいて話しでだから失敗て訳じゃないけど。
次からはその辺も考えに含めよう、てことで。

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でも椿が綺麗に咲いてましたよ。
鮮やかな色合いですよね。ピンクの花びらに黄色の・・・雌しべ? だっけ。うーん、バカがばれる。ビビッドカラー。葉っぱの色も力強い濃緑だし。カッコイイ花です。それでいて名前は素朴さを持ってるし。椿。
あくまで私のイメージの話ですけど。
実家の庭の垣根が椿だったなーそう言えば。


庭を堪能した後、白鳥路と案内書きされた道に入りました。
「石川門から大手掘に至る小径」だったそうです、ガイドブックによると。
砂利が敷かれていて、ざく、ざく、と気持ちいい音をたてながら歩く。
実家の庭にも砂利が敷かれてる一画があって、子供時分のウチら兄妹の手により殆ど外に出されてしまったためもうこんな音は立てなんだなーと思い出す。切ない思い出(そうでもないな)。
銅像がいっぱい建ってて面白い。傍らに小川が流れていて、夏には蛍が見られるそうです。
「蛍が来たら仲良くしてね」的な看板が立っていて、その表現はどうなのかと思う。仲良く、て。いじめないでってことなんだろうけど要は。

さて、ここまでで時刻は8:30。まだ9:00には時間があるぞーてことで適当にぶらぶら。
小学校の表示とかに従って歩いてみる。
この先 金沢大学て書かれてて、言ってみようと思って向かってみたけど歩けども歩けどもたどり着かず。金沢大学行きのバスが通る道をずっと歩いていたので、方向は間違ってなかったと思うんだけど、そんな近くもなかったらしい。結局 断念。

9:00になってお金おろして、取り敢えずローソンでおにぎり買って空腹を満たし、県立図書館で暖をとり化粧をなおして、いざ。
てことで3はやっとこ美術館の話。

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追記:1月3日
訂正! 多分、椿じゃなくて山茶花だ。冬だし、花びら散ってたし。
家の庭にあったのを椿だと言ってはサザンカだと親に訂正されてたのをさっき思い出しました。恥。
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by ling-mu.m | 2004-12-28 10:09 |
金沢旅行記 1
何処か遠くに行きたいと思っていた。
何処かに独りで行かなきゃと思っていた。
そんな折に大学の生協で見つけた、美術手帖の増刊号『21世紀のミュージアムをつくる』。
そこで紹介されていたのが、「金沢21世紀美術館」。
9月にオープンしたばかりの、金沢の新観光名所という役割を担う美術館、みたい。よくは分からん。
でも、建築家さん(SANAA)のインタビュー記事を読んで、興味が湧きまして。
ちょっとこの建築物は見に行きたいかも、と思いまして。
金沢は中学の時に家族旅行で行ったきりだし、じゃーまぁ、ここにしとくか。

て感じで、金沢に行って来ることを決定したのでした。

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12月24日。
夕方、バイトを終えて友人宅へ。クリスマスおでんパーテーにケーキを携えて参加。
おでんもケーキも美味でした。ハッピーメリークリスマス。語った内容は苦い味だったけど。これも、明日のウチらの糧になるといい。
22:30、名残惜しさを感じつつ、潰れゆく友人を尻目にしつつ、夜行バスに乗るべく新宿駅へ。道中も駅に着いてバスを待つ間も、軽くドキドキしてた。夜行バス乗るなんてすごい久しぶりだ。
23:50、予定より少し遅れ目でバスが出発。席は後ろから二番目の真ん中の列。普段から寝つきが悪いので、車中でそう簡単に眠れる訳がないとハナから諦めて、起きたままぼーっとする。しているうちにうとうとしてくる。浅い眠りから自分のよだれの冷たさで起きたりしているうちに上里SA(埼玉)に到着。いつもはね、よだれ出ないように舌 噛んで寝るんだよアタシ。電車の中とか授業中とか。でも時々 口あけて寝ちゃうとね。うっかりね。・・・・・・人間だったらよだれぐらいだすべ? 大人になっても。
上里を出たあとはあんまり眠れなくて、起きたまま名立SA(新潟)に着いたんだった気がする(うろ覚え)。雨が降ってて、すみっこには雪が積もってました。だから、金沢も雪かなー雨だったらやだなー、とか思う。今年 初めての雪だったんだそう言えば。暖冬だから関東圏では降りませんかね今年は。
名立を出た後は寝たり起きたりを繰り返してたけど、割と深く眠れたと思う。もうすぐ金沢駅ってら辺で車内灯がつけられて目覚める。他の皆さんも起き出して荷物をまとめ始める。

12月25日。
7:10、金沢駅に到着。寒い。けど、思った程ではなく。息は白い。
着いた、としみじみと感動。しつつ、ものごっつ行きたかったトイレへダッシュ。
一息ついて、さてここで問題が。
金沢に着いた時点で、アタシの持ち金、201円。と、図書券500円分。
お金おろしてくんの忘れちゃってさー。新宿 出る時にもう時間切れしょ? だから、まー何とかなるかーと思ってそのまま来てしまったのでした。
でもATM開くの9:00じゃん? あと2時間あるじゃん? お金ないと店入れないじゃん? バスにも乗れないじゃん?
・・・・・・・・んだったら、取り敢えず、歩くか。
目的地である21世紀美術館へのアクセスはバスがご案内されてるけど、行けないこともないんじゃねぇ? と、距離を測りさえさずに断定。遠いにしたって、9:00になってお金おろしたらそこからバスに乗ればいいんだし。てことで歩き始める。
天気は快晴。雲ひとつない、薄水色の空。太陽の姿は見えない。まだ低いところにいるらしい。雪は降ってない。道路が濡れてるから、雨が降ったか雪が溶けたかかな、と思う(結局 雨だった模様)。
ガイドブックについてる地図を参考に百万石通りをずんずん進んでいきました。

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という感じで始まったぶらり気ままなひとり旅。2に続きますよー。
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by ling-mu.m | 2004-12-26 17:28 |