カテゴリ:活字/漫画( 44 )
日本漫画界の一大事じゃないですか?
ドラえもんの声優陣が一新されるそうです。
いつかは来ることがわかっていた事態だが、いざその時となるとうろたえるのはいた仕方ないことでしょう。
やだなー。すごく嫌。
多分、日本全国で今現在、八割方が同じ意見を持っていると思うのですが。
考え直してくれないかな、テレ朝。
抗議の電話とか殺到しててくんないかな。

だってさー、カツオの声が変わるのとはレベルが違うでしょ?
ルパンは割に成功だったけど、今回も大丈夫って保証はないでしょう?
てか、大丈夫な訳がないじゃない。

ここは潔く、放映終了すべきだと思うんだよね。
映画もやめてさ。
ドラえもんがない日本の未来なんて考えられないから、再放送で続けてさ。
ダメなのかな。
その辺、大人の事情とか絡んでくると無理なのかな。
でもやっぱさー、「僕ドラえもんです」も「しょうがないなーのびた君」も、大山さんの声でなくちゃぁ。ねぇ?

時は流れて人は老いる。それは仕方がないことだけど。
譲れないことも、ある。
[PR]
by ling-mu.m | 2004-11-22 14:04 | 活字/漫画
いま、会いにゆきます
b0026230_2173742.gif好き:★★★☆☆

妻が死んでまもなく1年。
残された夫と息子は、悲しみから立ち直りながら、穏やかに日々を送っていた。
また雨の季節になったら、きっと戻って来るから。
妻の言葉をどこかで信じながら待つある日、まるで約束を守るかのように現れた妻はしかし、全ての記憶を失っていた。
また訪れる別離に怯えながらも、彼らはまた、幸福な家族に戻ろうとしていく。




市川拓司・著。
流行りモノですね。読んだ理由はそれなりにあるんですが。

ひたすら恋愛小説でした。何となく予想と違ってた。
主人公・巧と妻・澪の恋物語。呆れるほどに純情な。
巧が結構なヘタレで、息子の佑司とのすごく駄目駄目な生活っぷりが愛しかった。
一生懸命やらなくても、最低限のことさえしていれば人間は生きていけるんだね。
どうにか生きていれば、それでいいんだね。そう思わせる生活。
二人のコミュニケーションはちゃんと取れているし、巧がヘタレなおかげで佑司もそれなりにしっかりした子供だし(でも、あくまでそれなり。『アイ・アム・サム』のルーシーとかぶるようなことは決してナシ。それがまたヨシ)。

澪が再び現れるまでに、巧が悲しみに沈んで立ち直れないという状態になくて良かった。
もしそんな風だったら、途中で読むのをやめていたと思う。
悲しみは風化するものだし、生きている人間は前に進まなきゃいけないんだから。
でも、澪が帰ってきたことで、次なる別離に怯えることで、巧の悲しみは大きくなっていく。
最愛の人を二度も失くすことに、覚悟なんかできる訳がない。
そう考えると、澪が戻ってきたことは、まるで巧と祐司に対する天罰のようだ。
(それは単なる偶然で、そして運命的な出来事だということが、からくりが明らかになるにつれ分かるのだけれど)

この物語の終わりが、ハッピィエンドだとは到底 思えない。
だって明日への希望が見えない。明るい光が見つけられない。
巧と佑司が幸せに暮らす保障がなされていない。それがあんまり酷すぎる。

でも世の人たちにとっては、「心温まるお話」のようで。
このギャップは何だ? アタシの心がぬくくならないのは何でだ?
[PR]
by ling-mu.m | 2004-11-14 21:50 | 活字/漫画
神戸在住
b0026230_2122292.jpgカテゴリがあるんだから何か書かねばと思いまして、最近の秋晴れが連想させるお気に入り漫画をひとつ。
総て実家においてあるため、今 手元にないのがもどかしいんですが。
『神戸在住』。木村紺・著。アフタヌーンKC。六巻まで発売中。

タイトル通り、神戸が舞台のお話です。美術学科の大学生・桂とその周辺の人々の、何気なくて和やかで穏やかで、時に悲しかったり切なかったりする「普通の日常」が、一話完結で語られる物語。
この漫画の(私が思うところの)魅力は、第一にフリーハンドで描かれているところ。
記憶はおぼろげなんですが、多分、この作品でスクリーントーンが使われたことはありません。定規も使われない。ベタも、効果として使う以外はなかったと思います。
最初は、その試みが画面の汚さと物足りなさを引き出していたんですが、二巻の途中あたりからは、線が細くなり大分 洗練され、とてもすっきりした、いい画面になっていきます。
線のみ、だと、とてもいい素朴さが出るんですよね。絵に温かみがあるというか。

魅力ふたつめは、話の身近さ。
別に私が大学生だからって訳ではなく(だって読み始めた時は高校生だったし)、「普通の人の普通の日常」が、安心して読むことを許してくれる。
勿論、日々は楽しいことばかりじゃないから、色々と大変なことも起こります。人が死ぬ話もある。
でも、そういうところもひっくるめて、やはり「自分に起こり得る出来事」なのです。
それが素敵に面白いのです。
四季折々の風物詩が出てくるところも、日本の伝統を思い出させてくれて、なんとなくこの国の良さを再確認させてくれる。
猫山宮緒は季節感を出す名人だな、と感じていたのですが、木村紺も相当だと思います。

そんな訳で、『神戸在住』は私にとっての癒し系漫画ナンバーワンなのです。
桂の、他の作品の主人公じゃまずありえなかろう地味っぷりも大好き。
[PR]
by ling-mu.m | 2004-10-28 21:46 | 活字/漫画
涙までは出ないけど
昨日、本屋で漫画家・あとり硅子さんの新刊に、「ラストコミックス」の帯がついてた。
よもやまさか・・・と思ってネットで検索してみたところ。
悲しくも案の定、7月6日に病気で死去されていたそうで。(編集部から)

自分はそんなに熱烈なファンという訳ではなく、でも「四谷渋谷入谷雑司が谷!!」は大好きな作品でした。穏やかな絵柄でシュールな笑いを描く作家さんで。

もう新しい作品が世に出ない、という事実は、しみじみと本当に、悲しいことですね。
自分はまだ、漫画家・あとり硅子が亡くなった、という程度のこと(って、気持ちの上ではそんな軽くないけど。でも正直、「かけがえのない人」ではないから・・・)だけれど、家族や友人ていう、本当に大切な人を失った、という立場の人もきっといる訳で。
人ひとり亡くなるって、本当に沢山の人の心を揺るがすことなんだよねぇ。

少し前には、へこんだときにはこの人の本を必ず読んでたっていう私の元気の素だった名取ちづるさんも亡くなってしまいましたし。
何で、みんなにとって大切な人が、若くして亡くならなきゃいけないんだろう。

ご冥福をお祈りします。
[PR]
by ling-mu.m | 2004-10-03 14:32 | 活字/漫画