カテゴリ:活字/漫画( 44 )
クワイエットルームにようこそ
b0026230_23151666.jpg松尾スズキ・著。

今更かよ、的な読書をしているのは毎度のことです。読まないよりゃよかろうも。

松尾スズキの小説を読むのは初めてです。エッセイとか日記とかコラムとか、そういうのは ちょこちょこ読んでいるのだけど。
読書強化月間をはじめるキッカケとなったのが彼の「ギリギリデイズ」で、そこに描かれるウツ具合に少しばかり共感する表現が多かったので、それ以来 松尾さんの書く文章には敏感になっていたりする。
意外と小市民なところが可愛い人だと思う(恐れ多い・・・)。


オーバードーズ(薬の飲みすぎ)で精神病院の閉鎖病棟にぶち込まれた女の一人称。
短くて、さらっと読めるが自分の気分次第で結構ヘビィなものにもなると思われる。
語り口は軽妙。
それでいて もの悲しい。

同棲相手と喧嘩して泣きくれながら精神安定剤を致死量を越して飲み過ぎて、救急病院に運ばれて そのまま入院、そこで出会った色んな風に心の壊れちゃってる駄目な人たちとの交流。
もともと自殺願望のある人間ではない、つまり「精神病患者ではない」人間の視点で描かれる精神病院。
その視線はいたって「普通の人間」(=健常者?)に近くて、冷めてて上から見下ろしている。
世界観は非常にクリア。ドロドロしてても訳が分かる。余剰がない、感じ。
だから苦痛はそんなに伴わない(人によるかな)。

でもホントはこっちの人かあっちの人か、そんなんは紙一重で、それこそ輪っかになっててなんかの拍子に簡単に向こう側に行っちゃうんだろうな人間なんて、と思う。
境界線は限りなく曖昧で不透明で万人共通のレベルなんてものもなくて片足 突っ込んでるような人もきっといっぱいいる。
ある意味では、自分も彼もあの子もみんな、そんな状態かもしれないって言ったらそうだし。

みんながみんな、そういう認識を持って生きてたら、もう少し、世の中ってヤツは優しくなるのかもしれない、と思う。
相手の弱さを受け止める広さ。
でも、弱さを容認したら、きっと民族として国として、弱ってしまうんだろうなとも思う。

理想の世界、てのは難しい。
ユートピアを思い浮かべる時、今はかつてよりよっぽど、みんなで一緒のビジョンを持つことが困難になっているのだろうと思うよ。
だから、作家や芸術家や文化人でなくてもタダの人でも、心が壊れちゃったりするんだろうよ簡単に。
ひどく、生きにくい現世の断片を描いてる、そういう作品。
[PR]
by ling-mu.m | 2006-07-31 23:31 | 活字/漫画
読書強化月間再起動
ずどーん となってたのでコレはイカン!! と思い、いしいしんじ氏の「トリツカレ男」を再読。
ベッドで寝転んで読んでたのだが、読み終わり本を閉じた後、思わず正座して一礼してしまいました・・・。
わしづかみですよ、ホントに。
きゅう、てなるよね。
この本を子どもに読み聞かせることを強く勧めたい。
昨今はママさんボランティアが学校などでやってるらしいじゃないですか、読み聞かせ。
それに是非。小学校3年生ぐらいから、楽しめると思うのだけどね。
一冊を一気に読むんじゃ流石に長いから、一小節を1日で、5日ぐらいかけてね。読むと、いいんじゃないかしら。うん。
読み聞かせにはね、うん、適していると思うよ。大きい子どもにもね、結構。うん。

今日の電車で読んでいたのが村上龍の「ライン」(買ってすぐ行方不明になって、先日 再会を果たした)だったから、心がくすんじゃって仕方なかったのね、きっと。だから欲しくなったんだな、いしいしんじ が。
「ライン」は読みやすいけど、辛いね。暗くなります、正直に。

読書強化月間、ちょっとご無沙汰してたけど また始めないとね。
意識してないと毎日 読むってのは なかなか、できないものだ。アタシには。
お金つかえないから図書館を有効利用してね。
あー、学校から本 借りっぱなしだ。ポイントが溜まってしまう…返さなきゃね。また葉書きたら怖いからね。うん。

「文藝」にて、古川日出男の小説を初めて読む。
うーん、好きくないなぁ。
何でかは、追究中。文体を抜きで考えると、何でなのかなー。





さて、さてさて。
腐らないで、穏やかに、平常心で、がんばんないとね。
[PR]
by ling-mu.m | 2006-07-28 01:48 | 活字/漫画
LOVE×六〇〇〇度
通い始めて一ヶ月になる某所にどーしても行きたくなくて、でも だからと言って家でうだうだしてるのは駄目すぎる、何かインプットしに行かにゃあ、てことで、文芸専修夏季講演会「LOVE×六〇〇〇度」に行って来ました。
なかみは、三島由紀夫賞受賞者である鹿島田真希と古川日出男の対談。

土曜日に学校に行くなんて、一年の時 以来かもしんない。
割と人がいて驚きました。もっと閑散としてるイメェジでしたが。
だもんで、参加者もそんないなかろうよ学校に来とらんだろうし、と舐めてかかってたら意外にも大入り満員・立ち見が出てまして二度ビックリ。
何人 入るのだ あそこは・・・200人ぐらい?

タイトルがいいなーと思っていたら、それぞれの三島賞受賞作の掛け合わせでした。
鹿島田氏が「六〇〇〇度の愛」、古川氏が「LOVE」。どちらも未読。
できるなら「らぶ・かける・ろくせんど」ではなく「らぶ・ろくせんど」と読ませて欲しいところ。
でも司会者や本人たちは「かける」をいれていた。気持ち悪いでしょー語感がっ。

古川市の「ベルカ、吠えないのか?」の文庫化を待っているのだが、まだだろうか。
日本も海外みたいに違う版型の本を一気に出すようにして欲しい、と森博嗣が自身の日記で言っておったが、全くその通りだと思う。


対談を聞いて思ったこと、作家って羨ましい職業だな!
まったくもって本当に。
古川氏はなかなか頭のキレるお人のようだ。大して鹿島田氏は、ゆっくり噛み砕いて物事を消化するタイプのように思えた。かと言って反射神経がない訳ではなく、きちんと言葉が出てくるところが、彼女がプロたる所以なのだろうか、と思いましたね。

二人の話からは、今自分が目指している編集者についての言及もみられて、編集者にはこうあって欲しい、ていう作家側からの要望というか、そんな話ね。覚えとこ、と思いました。
[PR]
by ling-mu.m | 2006-06-24 23:15 | 活字/漫画
シェリ
b0026230_0344329.jpgコレット・作
工藤庸子・訳

授業の課題図書として読んだら、なかなか面白かった作品。
ホントは発表課題の川端康成「山の音」を読まなきゃいかんのだが、それそっちのけでハマってしまいました。
まぁどっちも冬休み中の課題だったんだけどね。買ったの学校 始まってからだしね。









非常に読みやすい文章です。フランス文学。
海外小説、しかも古い(1923年)作品なので、やはり登場人物が饒舌です。
でも「喋りまくり!」という程ではない。

主人公は裏社交界で娼婦をしていたレアという女性。まもなく五十歳。
彼女には二十四つ離れた二十五歳の恋人がいて、シェリ(愛しい人)と呼び、可愛がり育てて来た。
しかし、シェリが結婚をすることになり、二人は六年間の関係に終止符を打つことになる。
訪れた別れに、お互いに平気な顔をしながらも心底では深く傷ついた二人。
レアは独り旅に出、それを知ったシェリは荒れて家出をし遊び歩く日々を送る。
半年後、レアはパリに帰って来て、シェリと再会を果たす。
それは、離れてみて初めてお互いの大切さ、愛おしさを痛感した二人の、新たな始まりのように思えた。
しかし、朝日の中でシェリは見るのだ。レアの、寄る年波には勝てぬ、衰えた肉体を。

最高級の娼婦として人生を過ごしてきたレアは、流石に逞しく豪気な女性です。
プライドも高いが懐も深い。豊かな財政で優雅な暮らしをし、年をとっても尚美しく、若々しい人。
同じ職で昔なじみの女が産んで産みっぱなしにしていたがためにとんだ放蕩息子に育ってしまったシェリを、手篭めにして猫っ可愛がりする。
逆光源氏のような関係。
シェリ(どうしてもシャリと打ってしまう・・・)は、飼い慣らされない自由奔放さを見せながらも、その実、彼女にどっぷりと甘やかされ、いつまでも無知で愚かでワガママな男のままでいる。
シェリはそれを自分で選びとった道のように考えているかもしれないが、レアにとっては、自分がそうさせてやっているんだ、という誇りや自信に繋がっていただろう。
いつまでも自分の元にいる、可愛いペットだと思っていた男が、しかし突如 去ってしまう。
取り乱す訳にはいかない、余裕がないところを見せてはいけない。
そうは思えど、彼女の心は素直だった。
シェリが離れて行ってしまえば彼女の心は途端にくずおれ、とても彼が新婚生活を送る傍にはいられなくなる。
そうしてレアはパリを去り、そのことで、シェリもまた初めてレアを心底から求めていた自分に気付く。
この辺りのシェリは非常に可愛い。大体にして只の馬鹿な男なのだが、ここに関してはその弱さに可愛さを見出せる。
妻が頭痛を訴えた時、彼は思わず言ってしまいそうになるのだ、
  「待ってろ、泣くなよ、今ヌヌーン(レアのこと)をつれてくるから、
   そうしたら治してもらえるから・・・・・・」
レアを頼りきっていたシェリ。
レアを母親のように慕っていたシェリ。
レアの敗因はそこだった。
シェリにとって、レアは恋人である前に母親だったのだ。
父親は何処の誰とも知れず、子を生んで尚遊び歩く母親にはロクに育てられず躾もされず(彼は幼い頃、空腹で胃痙攣を起こした経験を持つ)、だから彼は親の愛情というものを知らない。
そんな彼に寛大な優しさと慈悲を見せてくれた女、それがレアだった。
シェリはきっと包み込まれる愛に飢えていた。それを与えてくれる人がレアだった。
しかし、子はいつか親の元を巣立たねばならない。
シェリもまた然りだ。

レアと再会を果たしたシェリは、朝日に晒される彼女の身体に醜さを見出す。
肌や皺、今までは愛しいと思っていた様々が、醜悪に見えてたまらなくなる。
そこで彼の心はきれいな下降線を描いたのだろう。
そして、朝食における彼女のパンを食べろとか下剤を飲めとか言う小言が、決定打となる。
息子は、母を煩わしく思ったのだ。
そしてシェリはレアに別れを告げる。
愚かな少年は、やっと まともな大人への一歩を、そこで踏み出すことになるのだ。

レアの失恋物語であり、シェリの自立物語でもある。
二人以外の登場人物もなかなか魅力的です。
特にシェリの奥さんになるエドメが好き。
レアの存在に嫉妬し不安になりながらも、またシェリの傲慢さやワガママに不安になりながらも、気丈に耐えて逃げ出さない。
レアとは違った形で、この子もまた強い少女です。
若さという味方が在るのが大きいのかもしれない。まだ十九歳ですから。
願わくば、彼女の元に戻ったシェリが、幸せな家庭を二人で築きますよう。
レアが幸せになることは、きっともうありえないだろうから。
[PR]
by ling-mu.m | 2006-01-14 01:24 | 活字/漫画
夕凪の街 桜の国
b0026230_19467.jpg話題の漫画を立ち読み。

読めばきっと誰しも考えることがあると思う。
ので、一読して貰いたい。

こうの史代・著。
双葉社より刊行。


感動するかもしれない。
悲しくなるかもしれない。
くだらなく思うかもしれない。
不愉快になるかもしれない。
あたたかくなるかもしれない。
あるいは、何も思わない人もいるのだろうか。

アタシは、どう思っていいのか少し混乱している。
感動する、とか、いい話だ、とか言うのは、あまりに安易な気がして。
敢えて言うならば、しんみりしてしまった。というところだろうか。

普段、死ねとか死にたいとか言ってるけど、それはそれでアタシにとってのリアルで、そりゃあ何も考えずに反射神経で口に出すこともあるけども、それなりに深刻な事態ではあって、だから そこを反省するというのも何だか違う気がするし、大体これは・・・人の生き死にの話、なのだろうか?

原爆が落とされた広島という町で、被爆により、その形はそれぞれなれど、人生の方向が多少なりとも変わってしまった、幾人かの話。
遠い遠い昔の。
アタシには想像の及ばない世界。
現実に戦争はそこにあるけど、それでも、それはあまりにも他人事な出来事。
戦争を恐れる気持ちは当然あるし、絶対悪だとも、思う、けれども。
ノーモアウォーと、叫ぶほどの気概は、ないよ。
それは罪なことなのでしょうか。
ひとでなし なのでしょうか。
[PR]
by ling-mu.m | 2005-11-16 01:28 | 活字/漫画
秋の夜長だ。
久し振りに詩を一篇、手帳に書き写した。
「働きマン」に断片が載ってた、北原白秋の「落葉松」。


からまつの林を過ぎて、
からまつをしみじみと見き。
からまつはさびしかりけり。
たびゆくはさびしかりけり。

からまつの林を出でて、
からまつの林に入りぬ。
からまつの林に入りて、
また細く道はつづけり。

からまつの林の奥も
わが通る道はありけり。
霧雨のかかる道なり。
山風のかよふ道なり。

からまつの林の道は、
われのみか、ひともかよひぬ。
ほそぼそとかよふ道なり。
さびさびといそぐ道なり。

からまつの林を過ぎて、
ゆゑしらず歩みひそめつ。
からまつはさびしかりけり、
からまつとささやきにけり。

からまつの林を出でて、
浅間嶺にけぶり立つ見つ。
浅間嶺にけぶり立つ見つ。
からまつのまたそのうへに。

からまつの林の雨は
さびしけどいよよしづけし。
かんこ鳥鳴けるのみなる。
からまつの濡るるのみなる。

世の中よ、あはれなりけり。
常なれどうれしかりけり。
山川に山がはの音、
からまつにからまつのかぜ。
[PR]
by ling-mu.m | 2005-10-19 02:09 | 活字/漫画
じっくりテレビを見る
と、いうことをここのところとんとしていなくて、バイトの休憩室とか居間にいる時にかかってるバラエティーを何となくぼんやり見るか、じゃなきゃ芝居だ映画だを見るか、という感じだった最近。
自分の意思でもってチャンネルを合わせて番組が始まるのを待って、最初から最後まで1時間、テレビ番組を見たのは、だから本当に久し振りで。

何を見たかと言えば、BS2でやってた「THE・少女マンガ」。
いつからやってんだか知らないけど、少女漫画家にスポットを当てて代表作を紹介しながらその人の漫画家人生を追う、というもの。

成田美名子さんがその番組で取り上げられるということを たまたま知り、見てみることにしたのです。
別に特別 好きな作家さんという訳でもないけれど、でも何となく好きで徐々に既刊本を集めてる。今 連載中の「花よりも花の如く」も新刊 待って買ってるし。

何か、妙な魅力を持った人だと思う。
ものっすごくひきつけられる訳じゃないけど、一回 読むと気になって気に入って何度も読んでしまう(まぁ それはウチの基本的な姿勢で、どの漫画に対してもそうなんだけど)。
「NATURAL」なんか、こそばゆいエピソードがところどころに入って(特に最初の方)たまらんなーこの非リアルさ。とか思ってるのに読んでしまう。不思議。でも何度も読んだおかげでラストシーンがすごく染み入ってくるようになったんだけど。一度じゃ絶対 理解ができない。ていうか全編 通して一気に読まないと無理なんじゃないかとアタシは思う。だから連載漫画としてはどうなの? という気がする。

絵がキレイ。みんな美形。80年代の古臭さを残しつつ絵を変えて、長く描いてるのにデッサン力が狂ってない(何で漫画家ってキャリア積むとデッサン崩れるんだろうね)。好きな絵。

「CIPHER」を今 古本屋に通いながら読んでるんだけど(そのうち買うと思う)、番組の中でこの作品が一番の代表作として扱われてたせいでストーリィの先を知ってしまってちょっとガッカリ。
まぁ覚悟はしてたんだけどね・・・。

番組自体は、とても肯定的で前向きで、言ってしまえば当たり障りのない感じで大したことない構成と内容。
漫画家本人や彼女と深く関わりのある人へのインタビューを中心に進められる。
合間に漫画のコマが出てその台詞が音読されるのには多少 辟易したが。
リアルタイムで彼女のデビュー(高校生の時だってよー)前後作や「CIPHER」を読んでた世代に向けたというよりは、今の中・高生を対象にしている気がした。新しい読者層の開拓、みたいな。

で、何が言いたかったかというと、成田さんをはじめインタビューを受けている人の声が小さくてビックリした、という印象。
これが人間が喋る音量なんだよなぁ、という実感をね。したのですよ。
芝居ってやっぱ不自然なのなぁ! てことと、バラエティてギャンギャンうるさいんだなぁ、てこと。
大袈裟でない、無駄のない音量に、ひどく安心をしたのです。
「誰も知らない」の監督の是枝さんが、長女役をオーディションで決める時に、北原愛ちゃんが声を張り上げずに台詞を言っててそれが気に入った、ていうことを言ってますが、その感動てこんな感じなのかな、と思いました。何となく。

なんか、それが収穫。番組自体はそう大して面白いものでもなかったけど。
[PR]
by ling-mu.m | 2005-09-01 02:36 | 活字/漫画
バトン頂きました その2
Book Baton

ああああ、カメラが壊れたくさいよおぉぉぉ(泣)
じゃなくてBook Batonですか。活字限定なのかしら。漫画の方が書きやすいなぁ。

○Book reading right now (今読んでいる本)
読み途中なのがいっぱい・・・今日鞄にいれてったのは「旬の演劇をつくる10人」。
演劇人のインタビュー集。聞く側も劇評家の人で、色々と勉強になる。
国としての演劇教育の必要性とか国からの援助についてとか、公的なことを必ず聞くんだけど大体みんな同じようなことを答えてて、国の姿勢の足りなさを感じる。


○The last book I bought (最後に買った本)
みうらじゅんの「アイノカテゴリー」。
著者初の写真集。阿呆な写真満載。人に見せたくなる一冊。
活字なら寺山修司の「家出のすすめ」。レジュメ書くために買った。


○Five novelists(or writers) I read a lot, or that mean a lot to me
 (よく読む、または特別な思い入れのある5人の作家、または小説家)
うーんとねぇ・・・いしいしんじ が、今 一番好きな作家。この人の小説と出会った衝撃と喜びは、
かーなり大きい。

若木未生も、何だかんだ言いつつ読み続けてるから、まぁ好きなのかな。言い訳してる暇があったら仕事してください、て思うけど。

あとは・・・そうねぇ、エッセイ読むのがマイブームだった時に気に入ってたのは原田宗典かな。小説つまんないけど戯曲は面白いぞ、と気付いたのは大学に入ってから。

一番 好きなエッセイストは菅野彰。小説は読んだことない。

京極夏彦は、作品数こなしてないけど、いしい氏と共に天才だと思う人の一人。


○Five books I read a lot, or that mean a lot to me
 (よく読む、または特別な思い入れのある5冊の本)
よく読むのは、何と言っても氷室冴子の「海がきこえる」「海がきこえるⅡ アイがあるから」。
も、すげー好き。すげー好き。高知弁がいいのよ。そして青いのよ。ジブリ映画は観ちゃ駄目。全然、この小説の良さを表してないから。別物。

ナンシー関の「記憶スケッチアカデミー」は、初めて見た時 腹筋を痛めた。笑いすぎで。人間の記憶とは かくもいい加減なものなのか! ていう感動をくれます。合掌。

田辺聖子の「ジョゼと虎と魚たち」は、浪人してた時にいつも予備校 抜け出して近くの本屋で気晴らししてたんだけどコレもそうやって立ち読みして、ほっこり感動して自習室に帰ったことをよく覚えてる。映画公開が間近で読んでみたんだったかな。受験終わったら観に行くぞーとか思って。映画も好き。

北村薫の「スキップ」も、割と残ってる小説かな。氏の書く物は、何というか・・・重量がある。重い内容ってことではないんだけど・・・ずしっ。て感じるんさアタシは。

手記ものは基本的に嫌いなんだけど、坪倉優介の「ぼくらはみんな生きている」は、読むに耐えうるものだと思う。まぁ、書いてる人が特殊なだけにね。興味本位って部分は正直 否めない。交通事故で記憶を失ってしまった人の記録。大きい赤ちゃんみたいな、ゴハンも排泄も入浴も分からない状態から、染色師として働けるようになるまでの。写真の坪倉氏の笑顔がたまらなく素敵。


○Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す 5 名)
ええい めんどくさい・・・5人て多くないか?
もしココ見てたらmixiでどうぞってことでツルと南となな、に。あとはーゆきちゃんと信之にヨロシクと言っておこう。
[PR]
by ling-mu.m | 2005-07-03 01:04 | 活字/漫画
蹴りたい背中
b0026230_2326427.jpg好き:★☆☆☆☆

綿谷りさ・著。
授業の課題で読まなきゃいけなくて、浜松の家にある(おばあちゃんがくれた)からと余裕ぶっこいてたら見つけられなくて、それが授業の前日で、でも読まない訳にいかんし授業にも出ない訳にいかん理由が色々あって、でも買うのは癪だし借りに行く時間もなくて、仕方ないから人生初「ケータイで読書」を試みる。
電子書籍。705円。高っ!! これって文庫が出たらもっと安くなるのかな?

非常に読みにくいです。目が疲れるし、うまく没頭できない気がする。感情が三割減。
そういう状態で読んだのも災いしたのだろうけどねー。

大したことなかった。
別に全然 期待もしてなかったから、損した気にはならんかったけど(ああでもコレで705円は・・・イタイかな)。

子供がさ、何かまわりに馴染めなくて人生うまくいかなくて色んなジレンマに苛まれてる姿、てのに喜ぶ部類の人間が審査員だったんでしょうな。
これぞ青春だー。みたいな。

これで芥川賞とれるんなら島本理生だってとれてよかったんじゃないのと思う。てか、むしろアタシは彼女の「リトル・バイ・リトル」のが好きです断然。
まー、好みの問題 持って来たらキリがないけど。でもそれ言ったら文学賞なんてみんな好みの問題なんじゃないの。違うの。

「となり町戦争」みたいに腹が立ったりはしないけど、読むんじゃなかったとも思わないけど。
なーんか。納得いかない。なー。

ちなみに授業には結局 出てない。あーあ。
[PR]
by ling-mu.m | 2005-05-07 23:39 | 活字/漫画
あうち
かなしみは
だれのものでも
ありがちで
ありふれていて
おもしろくない

枡野浩一の短歌。
わかってるよ。わかってるけどさーっ。

--------------

眠れなくて、今日は絵を描き続けてみた。ヒトの横顔を描くのが好きです。
お腹 空いたな。

--------------

小説を書こうと思う。
[PR]
by ling-mu.m | 2005-05-06 04:21 | 活字/漫画