カテゴリ:活字/漫画( 44 )
テロリストのパラソル
自分にしては割と珍しいチョイスの小説を読みました。
読む前の段階では、もちろん そんなことは思いませんでしたが。
結構あちこちでタイトルを目にするけど読んだことなかったな、という理由で手にしましたのは、藤原伊織・著『テロリストのパラソル』。

講談社っぽいなー角川っぽくないなーて思いながら読み進めていましたら、初めは講談社から刊行されていたようで。やっぱりなー。
でも何で角川文庫になってるんだろう。絶版になるようなものじゃなかろうし(江戸川乱歩賞と直木賞をダブル受賞しているし)、譲渡されたんでしょうかね。


ハードボイルドっていうのはこういうのをいうのかしら? 新宿鮫かしら?
読まないわなーこういうテイスト。新鮮でした。

こういう静かな文章は嫌いじゃない。ガチャガチャしているものより、むしろ好きかもしれない。うん。
主人公が、アル中で四十代のおっさんなんだけども、ダンディズムでも渋いーでもなく、完璧にくたびれている、全然ヒーローじゃない人で、きゃーカッコウイイ! とは決してならないんだけども、なのに魅力を感じるのは何でなんだろうね。
そしてそんな しょーもない男に、人々が惹かれていくのが不自然じゃなくて、だからやっぱりこの人には何か捨て置けないものがあるのだなぁ、しかしパッと見はやっぱり分からねぇな、それが何なのか。という不思議。

あー、でも、ハードボイルド(と呼ばれるもの)において、こういう主人公は珍しくないのかしら? と、真保裕一の『ボーダーライン』を思い出した。あれも、結構くたびれたおっさんが不思議にカッコイイ話じゃなかったかしら。

主人公の相棒みたいになる奇妙なやくざも、ウィットに富んでて素敵です。こっちの方が正統派! て感じだな、どちらかと言うと。

物語は割に淡々と進みながら、クライマックスに近づくにつれ息を呑んだり奇声をあげたりする個所も増えてくるという、昔ながらの(?)ミステリー。終わり方は目新しくはないものの、真相は、キッチィなぁ…と思ってしまってまんまとやられる。てー、感じです。

はーもう先が気になって眠られんわぁっていうことはないけれども、読んで損はないクオリティだす。
何でも読んでみるものだな、やはり。


……画像を引っ張ってこようと検索したら、講談社文庫でも普通にまだ手に入るみたいね、コレ?
したら何で違うレーベルから出てんだ? 謎ー。

*

久し振りに伊坂幸太郎作品が文庫発刊されたのが嬉しいが、その割にまだ手に入れていない。
そして古川日出男からちょっと離れてる最近。飽きた訳ではないけれどー。

b0026230_0382066.jpg
[PR]
by ling-mu.m | 2009-07-02 00:38 | 活字/漫画
いっしょにねようよ
久し振りに! わーコレは好きですっ! と思える少女漫画を手にしました。
高尾滋・作『いっしょにねようよ』、花とゆめコミックスで1巻が発売中。

家の最寄りの小さい本屋で、なんか面白い漫画~と大した期待もせずに物色していた時に発見。
高尾さん自体はデビューの頃から知ってて好きで、しばらく単行本も買っていたのだけど、『てるてる×少年』の途中で目を離してしまって、それ以来、ご無沙汰してたんでした。
で、あー新作でまだ1巻しか出てないんだったら買うかなーと思って購入。
そしたら思いのほか気に入ってしまった。

花とゆめコミックスの最近の傾向は何だかなーで、買い続けてる作家さんはまだまだ沢山いるけども作風かわっちゃった人も多くて、ホントに楽しみなのは成田美名子ぐらいになっていた昨今。
こういうの! こういうの出せるのが花ゆめですよね~! て、嬉しくなったり。

宇佐見一子は十五歳の家出少女。行く当てもなく河原で佇む一子の前に、お面を被った少年・古白が現れた! 驚き気絶した一子が次に目覚めた場所は、古白を始め、超個性的な人間たちが共同生活している館で!? 突然!同居ラブコメディ☆

コミックス裏表紙の作品紹介から引用。このテンションは何なんでしょうね…。

同居モノっていうベタ設定がまず好きで、「イイコ」な主人公も、それを大事に見守る大人がいるってのもツボ。そんでちっちゃいコドモみたいな古白が可愛い。実際のちっちゃいコドモ・寅二郎も可愛い。
あと、高尾さんの作品でこのタイトルっていうのがいい。高尾さんらしくないし、高尾さんみたいなテイストの絵じゃない人だったら興味も惹かれない。ナイスギャップと思います。いい作戦だなと。

しばらく連載休止してたようだけど、再開したようで良かった。気長に続きを待とう。 

*

あら! テレビにくるりが出てる! 岸田さん眼鏡してないと可愛くないな~。

*

田中メカの『キスよりも早く』最新刊も一緒に買ったんだけども、この人こそ本当に作風が変わってしまって残念無念な…。『お迎えです。』のちょっと青年漫画ちっくな味が好きだったのになぁ。人物の目がどんどん大きくなっちゃって。『天然パールピンク』までは、それでも結構、許容範囲だったですけど。
こんなベタベタな少女漫画、メカ以外の適当な作家に描かしときゃいいじゃんね~。
メカの持ち味はそんなところじゃないじゃんかね~。

b0026230_2221892.jpgb0026230_2242077.jpg
[PR]
by ling-mu.m | 2009-06-11 02:26 | 活字/漫画
あひるの空
19巻まで買って放置してあったのだけども、久し振りに手元にある分(13巻から)を読んだら改めて面白かったので、急いで以降の既刊を揃えました。

「週刊少年マガジン」で連載中の、日向武史・作『あひるの空』。
自分が読んでいる中で、数少ない少年漫画かつ週刊誌掲載作品です(あとは『バクマン。』、好きな作家が絶賛していたから読んでみたけど、イマイチ~で、2chのアンチスレを覗いてその理由を探求してみたりしました。ちなみに『ヒカルの碁』は5巻ぐらいまで買って放置、『DEATH NOTE』には全く触れていません。映画も見てない)。

バスケットボールマンガです。『SLUM DUNK』から大いに影響を受けていることは本人が告白済み。そりゃ、影響を受けずしてバスケマンガは描けなかろう、今は。

一応、マガジンのHPから↓

『これが僕の翼です』
車谷空。身長149cm。高校バスケをするには、あまりにも小さい身長。だが、空には、自分より大きな相手と互角以上の勝負ができる武器があった。それは、3Pシュート。『翼』を手に入れた『飛べない鳥』が、頼もしい仲間とともにコートを縦横無尽に駆け巡る!!
…だっせぇ作品紹介ですね(小声)。

ちっちゃい(けど努力して才能もある)少年が不良の溜まり場だったバスケ部に乗りこんで、何だかんだあってインターハイを目指す話です。しかし、何だかんだが長くてね、23巻まで出てるのに、いまだ公式戦はやったことありません、この高校。わおー。連載が始まってから5年が経っているというのに!
まぁ、面白いからいいんですけどね。

キャラクターの作り方が結構スキなんです、ツボをつくというか。
敵なんだけども、不破っていうトンデモキャラがいて、トンデモながらちゃんと人間性というか、普通の高校生っぽいところも出てて、あーこの人のキャラ作りは好きだぞ。と思ったのでした。
あと、各校の監督がいいです、素敵です。
公式戦が始まる前だけど、地元のライバル(校)は出揃ったなぁ~という感じなので、新キャラ登場はしばらくなさげですが。

あ、ていうか最初は顔を隠してた主人公パパが、何かここにきて前に前に出てきたんで、それがどう絡んでくるか楽しみっ。大人の男っ。
あと、ちょっと丸くなりすぎちゃったトビ(主人公のチームメイト)が、もうちょっと棘を取り戻さないかな~と思ってるんだけどそれはないかなぁ…すげぇ「仲間思い」な人になっちゃって、いやまぁ必要なんだけどそれは、そうしないと勝つもんも勝てない訳だけども、でもトゲトゲしい君が好きだったんだ…。

初心者3人 抱え込んで総部員8人ていうこのチームを、如何に成長させるのか、見物です。
空がグングン成長する様を見るのも楽しいですけれどもね。


あーカラダがもちょっとだけ、若かったらねぇ…バスケやりてぇって、言うんだろうけどねぇ…ふふ。

ちなみに今まで読んだ少年バスケ漫画(少女漫画でもあるにはあるけど、比べるのは難しいですな、やはり)、『SLUM DUNK』は言わずもがな、あとは『DEAR BOYS』と『Harlem Beat』かな?
前者は第1部の途中まで買って放置してるけど、まだ続いてるみたいだから、いつか揃えたいよねぇ。八神ひろきの絵はしかし、キレイすぎて今はあんまり好きじゃないんだけども。本人をいつかテレビで見たことあるけど、ずっとウヒャウヒャ笑っている変な人だった。
後者はもう、訳分かんなくなって終わりましたわなぁ…。キワモノっていうか。『BANANA FISH』を彷彿とさせる単行本の作りがカッコヨカッタのに…(黄色いだけじゃん!)

b0026230_5384157.jpgb0026230_5385655.jpgb0026230_539839.jpg
[PR]
by ling-mu.m | 2009-05-30 00:39 | 活字/漫画
からん
いい季節ですねぇ。
巡るな季節、これ以上!
と、春(初夏)が大好きなアタシは思ってしまうのでした。

**********

こないだの土曜日、ナホミ知っとこアイラブユーを観ていたら(そんな番組タイトルと違う)、突然 大森南朋さんが出てきてビックリハッピー!
映画『ハゲタカ』の宣伝だそうで。バラエティで観る大森さんは貴重だから、朝からラッキーでした。うふふ。

**********

『からん』の2巻が出たよーっていうので、ひとり大喜び。
漫画の話です、スイマセ。

何故、今、柔道なのか? それは分かりませんが、お嬢様高校の弱小柔道部のオハナシat京都。
柔道漫画を読むのは『帯をギュッとね!』以来ですかな。古い話…。


木村紺の代表作『神戸在住』が終わっちゃった時は、本当に静かに長らくメソメソしていたものですが、漫画家たるもの新しい物語は紡ぎだしていかないとですよね、継続的に。ていうことで応援しています。
前作『巨娘』が個人的にビミョーだったから、今回の正統派な匂いがプンプンする感じには結構おおきな期待を抱いておりまして。

絵のタッチ変えたり、キャラクターづくりもずいぶん「普通」っぽくしてきて、第1話でドーンと大風呂敷を広げる少年(青年)漫画に特有のやり方、わぁもうあらゆるところに新しい木村紺の姿勢が! 見えますのが楽しみだったり不安だったり。この大風呂敷はちゃんと回収されるのよね大丈夫なのよね?

しかしキャラクターがもう本当に、『神戸在住』には見られない作り方をしていて、アタシはどの子が好きなんだろう? と、いまだ手探り状態。強いて挙げるなら…吉見さん、かな。
ていうか、きちんと性格の悪い人が出てくるのが新鮮で新鮮で。
そう考えると『神戸在住』の特殊さが分かるなぁ。まず大体、主人公・桂さんのキャラクターが、どこまで行ってもまるで主人公じゃなくってビックリしますもの。しかし、それが不思議と良いのよねぇ。
それに比べて今作の主人公2人は、正しいヒロインの姿をしている、それが鼻につかないでもないけど、いやまぁ普通に考えればイイコ達だな、魅力もある(桂さんには負けるけどな…)。

まだまだ始動編、動きがめまぐるしくなるのはこれからだろうから、月刊誌だから気長に待つのがよいですな。
続きが待てる漫画があるのは嬉しいことだな。
最近めっきり減ってるからな、楽しみに待ってるような漫画…で、待ってると平気で1年とか2年とか経ってるんだよな。しかし単行本刊行が速い週刊誌掲載のものには食指が動かないっていう。
いやはや。

b0026230_18333855.jpgb0026230_1834125.jpg
[PR]
by ling-mu.m | 2009-05-25 18:34 | 活字/漫画
砦なき者
野沢尚・著『砦なき者』を読了。
読んだことがなくて、読んでおくべきかな。と思ったので。

いつかにドラマでやったのを覚えていて、しかしそれを全編通して観た記憶はなく、妻夫木聡が悪役に挑戦、ていう番宣が結構デカくされていたことと、森の中で役所広司と妻夫木が対峙していた場面、それだけは何故か執拗に頭に残っていたのです。

小説とドラマでは若干 登場人物が違ってたり減ってたりする模様、でもドラマ脚本も野沢尚が手掛けたそうです。彼にとってはこれが遺作なのかな? もう一作ぐらいあるのかな?


マスコミ、特にテレビ界の功罪を描く…というような内容。
予想はしたけど、怒りとも嫌悪ともつかぬものが込み上げてくるのを必死で我慢しながら、読みました。
なるべく文字の表面を追うように、感情移入しないように。
そんなに情感豊かな文章という訳でもないので、そこまでしなくても特定の人物や感情に没入するようなことはなかったとは思うんだけど。

もともと、あんまりテレビの業界にはいい感情を持っていません。
具体的に何がってことはないんだけど。何となく。
いや、もちろん見ますよ、見るし好きな番組だってあるしね。
でも、時として、無駄なもの垂れ流しやがって、とか、殿様商売しやがって、とか、思う瞬間はありますでしょう。

この小説の舞台は報道番組で、報道被害を訴えることで若者たちのカリスマになった青年と壮年キャスターとの対決が描かれる。
でも本当は青年には裏の顔があって…みたいな。

登場人物の熱血な感じが、『クライマーズ・ハイ』に重なるなぁ、と思いました。媒体は違っても、同じ報道現場となると繋がるものがあるのでしょうね、きっと。


すごーく違和感を覚えながら読んだのは、カリスマとなる青年・八尋の、まさにそのカリスマぶりに、で。
たくさんの若者が、八尋をまつりあげてその手足になって、犯罪者になることも厭わない。
そんな現実…果たしてありうるのか? と。

それは、そんなことはあってはならない! て、私の中の正義感が鳴らす警鐘でもあって。
本当にありえたらどうしよう、ていう不安が思わすことなのです。

映画や小説や漫画や、そういうものの中で、集団による分かりやすい悪意に触れる度、人間ってこんなに単純なもの? て、常々思っていて。
もっと良心的で秩序があって複雑な思考と思慮深い行動をする、そういうものなんじゃないの? て。

でも、分かってんです、本当は。
そんなの理想的すぎるって。


せめて自分はそういう風に生きられるように、と思うけれども。

b0026230_55012.jpg
[PR]
by ling-mu.m | 2009-04-13 20:25 | 活字/漫画
ゴッドスター/告白
奇しくも「母親」が語られる小説を、続けて読了しました。

古川日出男・著『ゴッドスター』を、新幹線のお共にしました。
『聖家族』に手がつけられないまま、外堀ばかりを埋めている気がします。
短編集『gift』と共に、古本屋にて単行本を購入したもの。『gift』を先に読了。

読み始めてすぐ(流石に)気付いたけど、私はこの作品を雑誌上で既に読んでいたのでした。どころか、それが初の古川作品で、あーこのヒト苦手。って思ったキッカケなのでした。
だから、すっかり古川読者になった今、改めて読み直すことに結構ワクワクしました。どう思うんだろうな、今のアタシは、と。

当初、何で苦手意識を持ったかと言うと、その独特な文体と明かされない謎の多くにキモチワルイ~ってなったからで。
改めて読んで、これは古川作品の中で、でもやっぱりある種の異端であるな、とは思って。
他では見られない、実験的な、言ってみれば読者に喧嘩売ってるっていうか挑戦している書き方がされていて、それを最後の最後に「読解は必要ない」の一言で納得させようとするのは、いささか力技すぎやしないか、と。
思わないでもない。

でも、反発を抱くかっていうとそんなこともなく、あーでもこういうのもアリなんじゃない? と、割とすんなり受け入れることは可能。
それが何でかなって考えると、大きいのは1,300円っていうその値段かなと。
アタシは700円で購入してるんだけど、ていう話は置いといてね…。

ある程度の読者がついていて、認知度も高くて、評価もされていて、そういうタイミングで、割と手の出しやすい値段で作家のやりたいことをやらせて発売する、その上手さ。に、納得させられるな、と。
いや、雑誌発表時の反響が意外と良かっただけの話かもしれませんが。
私はそんな風に解釈したのでした。

内容は…まぁ、まぁ面白かったよ。なかなか。これからも古川読者でいるのなら、読んでおいて然るべきものだったな、と思います。

***

帰りの新幹線のお供は、母の本棚から拝借してきた『告白』、湊かなえ・著。
なんかエラい売れてる本らしいですね? てことで軽い気持ちで読んだのだけども、ども、ねぇ……

読むなよー母。こういうものを。何を思って買ったのよコレを。何も知らんで買ったのかよ。そんで最後まで読んだのかよ。

て、怒りにも似た気持ちがこみあげました。その時はちょっとたまらなかったよ。


中学校教師・森口悠子の娘・愛美が死んだ真相と、関係者たちの思惑。
章ごとに語り手を変えて、様々な周辺事実が明らかにされていく。

第一章を読み終えたときの衝撃というか戦慄というか、は、結構なもので、思わず声をあげそうになるぐらい。
背筋に嫌ぁなモノが走りました。
第二章に行くのに、ちょっと休憩が必要だったくらいに。

でも、ハッとさせられたのは第一章だけで、あとは不愉快になるばかりの…人間のエゴとか肥大化しすぎた自我とか、そういうものがバッシバシ投げつけられてきて、正直キツかった。
そういうものにからめとられないように必死に生きているのに、見て見ぬ振りしてるものを突きつけられて、やーめーてーよ、もぉぉぉぉおおお……。泣きたい。て、なりました。

作者どういう人だよ、どんだけ冷静なんだよ、もしくはどんだけ世の中をっていうかもしかしたら特定の誰かを? 恨んでんだよ。そうじゃなきゃ書けなくね、こんなもの?
いや分かんない、そんなことないかもしれないけど、アタシの狭い世界の中ではそれは不可能。理解するのは無理。

て思わせるほどのものを書いたから、この作品は評価されたし支持もされているんだろうな、きっと。そこは分かります。
いや、実力はすごくある人だと思います。だって結局 読んじゃったしね。

自分の経験と想像力で他人の気持ちを推し量るなんて、できないんだろうな、ていうのがこの作品を読んでの一番の感想。
誰が何を考えているかなんて、本当のところは理解できるはずもないんだろう。
だって他人は自分じゃないから。

でも、そう思っても必死で理解しようと、して貰おうと、して貰えないことに折り合いをつけようと、足掻いてるのに、それが全部 無駄なのかな、て、弱気になってしまうね。
うう。そんな簡単に影響はされないけどさ。けどもさ…。


あ、あと、母親になるのはやっぱりとてつもなく怖いことだな、と思いました。
常日頃から恐怖心を抱いているところに更に冷水を注がれた感じ。
b0026230_044969.jpgb0026230_0443063.jpg
[PR]
by ling-mu.m | 2009-04-05 00:43 | 活字/漫画
宇宙漫画
浜松に行ってた妹が犬を一匹連れて帰ってきました。
拾ってきた訳ではなく、今週末に母と共に上京する予定だった実家のチワワ・福太朗(3か月)です。
犬だけ一足先にやってきたのです。

まぁ~ちっちゃいちっちゃい。
ヨチヨチしてる仔犬、久し振りです。菊(うちのチワワ。菊之進、9か月)も、いつの間にかヨチヨチしなくなっちゃってたんだな~と気付かされました。
菊と福、同じ犬種なのに大きさが全然、違う。

犬たちは楽しそうにたわむれております。夜だよ……。

**********

NASA50年史みたいなテレビ番組がやってまして。
見せたいところはハッキリしてる、なかなか密な番組でした。
内容は偏ってたけども。
たけしさんが無邪気なのが可愛かった。何だかすっかり善良な人みたいになりましたねぇ。

宇宙! 月! 未知との遭遇! NASA! JAXA!
いやー。ワクワクするワードですなぁ。たまらんですなぁ。
浪漫ですなっ。

今日は『宇宙兄弟』読んで寝よ。
『プラネテス』(いっつもプラテネスって間違える。いま思い出そうとしたらプラナリアしか出てこなかった…もうイヤこの頭…)も読みたくなりました。
宇宙バカが好きです。
飛行機バカも好きです(ディープなところは分からんミーハーですが)。ビバップ! 紅豚!

『ふたつのスピカ』は買わなくなっちゃてたなぁ、いつの間にか。でも買い始めたからには最後まで見届けないとねぇ…。古本屋で探そう。
主人公のキャラクターに愛情を覚えられないと、読み続けるのが難しくなりますな。

『宇宙船サジタリウス』も、もうずっと観たい。TSUTAYAに置いてないんだよねぇ。渋谷にならあるかしら。
DVD-BOX欲しいなぁ。

b0026230_691986.jpgb0026230_693785.jpgb0026230_695371.jpgb0026230_233404.jpg
[PR]
by ling-mu.m | 2009-03-15 23:35 | 活字/漫画
イデアマスター
先日の某版元ダンディーおじさまから、いわゆるお礼状と呼ばれるものが届きました。
こちらからお礼メールは送りましたが、まさか葉書が来るとは!
しかもそれが、その版元のDM用のものでもなければ普通の無地葉書でもない、なんとフタバスズキリュウの写真葉書! げ、芸が細かい!
いやー、素敵ですな格好いいですな。
だってこんな一介のアルバイトに! なんの義理もないはずなのに。
見習わねばですねぇ、その姿勢。
こうしてお手本になってくれる人がいて、幸せだなと思います。

**********

若木未生・著「グラスハート」シリーズ最終巻『イデアマスター』読了。
探しに行くの面倒くさくてAmazonで買っちゃった…。
だって幻冬舎バーズコミックス(て言いながら活字)なんて、何処の棚にあるか知らんし。

感想やなんか、思いのたけは個人的な紙日記の方に留めておくとして、あしかけ16年のシリーズ完結、ただの読者に過ぎませんが、やはり嬉しい。そして寂しい。
物語の中では数年しか経ってないのに、アタシはすっかり登場人物たちより年上になってしまった。
思うに、若すぎるバンドだな、この人たち。

アタシの「ピュアー」なもの好きは、もしかしたらこの物語の影響? と気付いたら、とても恥ずかしい気持ちになりました。
うーん、でも多分もともと素質(?)はあったんだろう気はする。加速させた、ぐらいかな。
他にも色々、ルーツになってるのかしらん? ていう部分は、確かにある。

(かつて)アタシの中で一等賞のおはなし(だったこともある)。
終わっちゃったなーあ。

b0026230_6112625.jpg
[PR]
by ling-mu.m | 2009-03-05 23:10 | 活字/漫画
ちょっと怒りを発散
ラーメンズのDVDを人に貸すために引っ張り出してきたら、観たくなってしまった。
で、観てしまっている。現在進行形で『ALICE』を。
久し振りだから、ちょっと新鮮。

**********

ちょっと予定が狂って、また違ったものを読み始めてしまった。
若木未生『グラスハート』、ちょっと気まぐれに『AGE/楽園の涯』の短い一編を読み直して本棚に戻しに行ったら、どうしてか手が伸びてしまって。1巻『グラスハート』に。
すごーぉぉおく、久し振りに読んでしまった。

というのも、ずっと先延ばしになっていた最終巻が遂に発売されるのがそろそろだったよな、と思い出したので。
それを買って読む前に復習が必要だよな、と考えてはいたので、このところ。

しかし、それがですよ、最終巻発売が、前巻から7年も! 7年も経ってからだってんで驚きですよコレ。
しかもだな、集英社コバルト文庫でずっと出ていたのが、最終巻に限っては幻冬舎の、なんかノベルス版で出るとかいう話で。
既刊も、その幻冬舎のノベルス版で今後、揃ってはいくらしいけど。
にしたって、今アタシの手元にあるのはコバルト文庫で、そこに大きさも背の装丁も違うものを並べなきゃならんていうのは、これ、結構 辛い話ではあるまいか。

という訳で、ちょっと今日は悶々と、集英社とコバルトへの怒りを募らせておりました。

ていうか大体まず、遅筆すぎる作者がいけないんだけど、既存のシリーズ完結もさせずに新しいシリーズどんどん始めて、何とっちらかった仕事の仕方してんの? てファンとしての怒りが、まず最初にあって。
でもそれは作家個人のクリエイティビティの問題だから、あんまり口には出したくない、正直なところ。
それって読者の狭い了見のひけらかしになるし。
でもそういう思いは、確かにある。

だって、作者がもっと簡潔にざくっとスピーディに、完結させてくれてれば、こんなことにはならなかった訳で。
時代があまりにも変わって、雑誌コバルトの体質も当然 変わって、読者層もきっと変わっていて、そんな中で無理が生じた結果が、最終巻だけ違う会社で、て話な訳でしょう、おそらく。
うちのカラーじゃなくなっちゃいましたから、ていう。
あるいは編集者との齟齬とか、そういうことがあったのかもしれない。
具体的な話は全然わからないけど、要は一緒にお仕事できません、て状態になっちゃったんだろうよ。

それって、すごく読者を馬鹿にしてるよね。読者への愛がないよね、全然。
それは版元も作家も、何よりも優先して持っているべきものなんじゃないのか。
読者ありきの、てめぇらの仕事じゃないのか。違うのか。
何で読者を混乱させるような、傷つけるような仕打ちをするの。

音楽屋さんたちが、事務所変わるとかレーベル変わるとか、それと同じではないでしょう。
まず版型が変わるのが許せないし。イラストの描き手だって変わるし。
ものすごく、ファンに不親切で愛情がないよね。
誰がそれを持って本づくりしたの、今回の話は!? て、怒鳴っていいと思うんだよね読者は。
だってお金出して買うのは読者じゃんか。
そういうとこ、不誠実でいいはずがない。

何でこんなに怒るかって、そりゃやっぱり自分がこのシリーズのファンだったからで。
小学生の時から。
アタシにとっての、ひとつの原体験でもあって。
つまり、小説を愛し始めたキッカケになったような。
それぐらい、大袈裟な作品だから。
今の自分に繋がってるものだと思ってるから。

だから、怒れるんだよ。ウジウジ、文句言いたくなるんだよ。
馬鹿みたいだけど、ちょっと裏切られた、みたいな。
ガキっぽい愚痴だよ。見苦しいし、そんな体裁とかどうでもいいじゃん、要は中身だろ、て、そりゃ そうなんだけど。

あまりに、何処にも愛が、見当たんないなって思ったから。
あとは、差し出されるもんが、最後に相応しいものだったら、て、それを祈るしかない。

面白い小説を、読ませてください。
[PR]
by ling-mu.m | 2009-02-27 02:27 | 活字/漫画
珍しくビジネス書
会社の人に借りっぱなしのままになっていた『スティーブ・ジョブズの流儀』を読んでいます。
久し振りに小説以外。そして珍しくビジネス書。
なんでも、編集した方が大変 優秀な方だとのことで、そりゃ参考にせねばね。と思いまして。
と言っても、翻訳本なので、「翻訳ビジネス本としての優秀さ」なんでしょうが。

他のジャンルや100%日本で作ってるものと、何が共通していて何が共通してはいないのか、残念ながら今の自分には判断がつきません。
悔しいことだけども。
焦るぜ。

純粋に本として、まぁまぁ楽しんで読んでます。興味深い点は多々ある。
でもジョブズに関して知りたければコレだけ読んでればヨシ、というものではない。
若干の偏りがあるのは否めません。
いや、本人を知らないからそれが公平かどうか、も、ホントは判断できないんだけどね。

これ読み終わったら、今度こそ『聖家族』。
今月中に読んでしまうはずだったのになぁ…。
計画が狂ったのは桜井京介のせい。
結局、第一部を全部 買いなおして読みなおしてしまった。

b0026230_23411927.jpg
[PR]
by ling-mu.m | 2009-02-26 01:56 | 活字/漫画