<< 別にお金に困っている訳でもない... 夢の国は夢に終わりました >>
ミツバチのささやき
b0026230_22163350.gif好き:★★★☆☆

1940年、スペインのある農村。
ミツバチを育てる父、戦争で消息の絶えた知人に手紙を宛てる母、移動映画館で観た「フランケンシュタイン」に夢中になる幼い姉妹。
妹・アナは、フランケンは精霊で、井戸のある廃屋に住んでいるという姉の言葉を信じ、彼を探す日々を送る。村はずれで見つけた傷を負った男は、果たして彼女の求めた精霊だったのか。

ビクトル・エリセ監督作品。
荒涼とした、決して豊かさは感じられない画面。
静かに流れていく少女の日常。あからさまではないけれど、確かに与えられる両親からの愛。
その中で少女は、自分の中の猟奇的な部分に密やかに気づいていく。
姉・イザベルの他愛ない嘘や悪戯は、無邪気な子供のそれに過ぎない。
しかし、同じく幼い妹にとって、それは単なる戯れの域を出てしまっていた。
次第に、イザベルへの「殺意のようなもの」をつのらせていく少女。
水に映る自分の顔に、アナがフランケンシュタインを重ね見たことは、アナが己の“怪物性”を認めた証ではなかっただろうか。


レポートの課題として授業中に観たんですが、バッチリ寝こけたので自分で借りてきて観直した作品。題目のことを考えながら観ていたので、自分なりの純粋な見方ってのはできなかったかもしれません。
猟奇的だ怪物だってのは、おそらく一般的だはないだろうと思われますよ。
ちなみにレポートの題目は「この映画を観て、怪物とみなされているものをすべてあげ、そのなかでもっとも重要な怪物をとりあげ、あなたの感想を述べなさい」というもの。
一緒に配られた資料から察するに、スペイン内戦のことと絡めて書いて欲しがっていると思われるんですが、映画を観た限りでは内戦については言及されておらず、示唆されているという感じも見受けられず・・・。どうしたものか、困っております。提出は三日後。未だ白紙状態。
[PR]
by ling-mu.m | 2004-10-25 20:03 | 映画
<< 別にお金に困っている訳でもない... 夢の国は夢に終わりました >>