月曜日、バイトあがりに大丸ミュージアム・東京に石川賢治 月光写真展「天地水 月光浴」を見に行く。
丸の内北口から八重洲南口への移動はいつやっても しんどいわ。 満月の光だけで撮ったという作品群。 砂漠や岩や木や動物や海や、世界の様々の場所の写真。 これが満月の光かい、というほどの明るさで、昼間かと見紛うのだけど、背景には円を描く星が見えて、ああ夜なんだなと思い直すのです。 会場は照明が落とされ、スポットライトの当たり方によってはその光が満月のようで、イイ感じ。 虫の音や風の音が効果音として使われていて、うるさくない程度だったけど、そのスピーカーの置き方は少し無粋かなと思った。 できれば隠して欲しかったな。 キャプションがあったりなかったり、というのも如何なものか・・・。 全部あってもウザいけど、前半は殆どナシで後半はある、ていう構成はどういう考えのもとになされているのか、少し疑問。 個人的には、月下美人が花開いていく様が四枚の写真で綴られている連作が気に入りました。 縄文杉の姿が見れたのも感動。10月に会いに行くのです。ぐふ。 長い時間 開きっぱなしにしているからなのか、どの写真も絵画のような印象になるのが興味深かった。 線が柔らかく、例えば滝のパノラマが、砂絵のように見えるのです。 だから、迫力はないのね。 幻想的なイメェジは強まります。メルヘンな感じ。 月の光だけで撮影するなんぞ、ものすごい根気を必要とするだろうに、それを追求してしまう石川さんに脱帽です。 作品数もそこまで多くなくて、小ぢんまりとしたいい展覧会でした。 こういう、どうしても単調になりがちな作品の展示会の構成を考えるのって、思いのほか難しそうだなぁと思いながら見てました。 飽きさせない、というところに苦心してそうな気がする。
by ling-mu.m
| 2006-08-25 00:24
| アート的な
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