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Dialog in the Dark 2006 Tokyo
以前にも書きました「Dialog in the Dark 2006 Tokyo」を、南青山の梅窓院祖師堂ホールにて、体験してきました。

会場前の道に置かれているサイン。このタイトルデザイン、好きなのだ。
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展覧会概要も書かれてて、「おっ」と思ったら立ち寄れる感覚が、よいね。まぁ、あんまり目立つ感じに置かれているサインではないのだが。
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ここ、まず場所がいい。大通りから一歩 入った路地に静かに佇んでる建物は、竹がちょうどよく配された外観が涼しげです。全体的に落ち着いた爽やかさ、という印象。

中に入るとチケット提示と身分証確認。何かあった時の保険料が代金の中に含まれているからだと思われます。万が一、てことがあることを考慮しているのでしょうな。

「まっくら展覧会」の中身はというと、真っ暗でまったく何も見えない空間を、白杖を持って歩きましょう、というもの。いちユニット8人。
視覚障害者の方がアテンドに付いてくれます。
皆さんこっちですよ、ここに何かがありますよ、まだ階段を昇りきってない人はいますか、そういう声をかけてくれる役目の人です。

歩いた空間がどういうものか、というのは、正直コレを読んだ人には全員、DIDに参加して欲しいので、ネタバレになるようなことは書きたくない・・・。
(いや、コレはね、一回 体験してみるのがいいと思うよ。単純に、面白いから。深いこと抜きで)

感想をちょびっと言うと、思ってた以上にバラエティに富んだプログラムでした。川があって橋を渡る、ぐらいは想定できてたけど(てか、何かで読んだんだな多分)。
暗闇で、本当に何も見えなくて、方々であがる声だけが頼りで、全然 知らない人と声を掛け合いながら、時には手を取って導いて貰ったりあげたりしながら、道を進む。
まさしく「Dialog」な体験。なるほどね~。

ところどころで音がする、匂いがする、足元の感触が変わる、そういうことに酷く敏感になります。否応なく。
普段も別にそういう感覚を疎かにしているつもりはないけど、でも、視覚情報がない、て状態でも、何だか意外に動けてしまうことが、驚き。
勿論、絶対的な安全性を保障されている場所でのたった4・50分の経験、しかも実際に自分の目が見えなくなったんでも何でもない、プログラムが終われば いつもと同じ明るい日差しの中に帰っていく、というのが現実ですけどね。
でも、そういう真面目な考え込み抜きで、ちょっと違う世界を覗けた、ていう嬉しさがある。これ、大事だと思うね。

是非、何度も足を運びたいアトラクション(そう、そういう感じ。そういうワクワク)ですよ。
一緒に歩く人やアテンドの人が違えば、きっと また違う顔が見えてくるのだろうし・・・つくづく、人ありきの企画だな、と思います。うむ。
ちなみに今回は友人2人と行ったので、ウチら3人+全く知らない方々5人。年令は高めでした。おじちゃんおばちゃん。
アテンドに付いてくれた ちくわくん、こと伊藤さんは、見た目は若そうな男の人です。折り畳み式の白杖を持ってて、なるほど普段の生活に持ち歩くには一本そのままの長さじゃあまりに不便だな、と思いました。


しかし、このプログラムを企業研修なんかで使ってるというのだが、果たして、どんな効果を期待され、どう役に立っているのか…気になるところですな。
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by ling-mu.m | 2006-08-03 22:18 | アート的な
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