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ALICE
眠いさー。

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昨日、AmazonさんからDVDが届きました。
ラーメンズ第15回公演「ALICE」。既にWOWOW放送で二度ほど観たが、改めて鑑賞。
うーん、好き。

特にこれと言って進化はしていないような気がします。
劣化もしていない。
小林賢太郎の書くものは、相変わらず素敵に賢くて面白い。

「バニー部」をはじめ、今回は特に賢太郎さんがはしゃいでるなーという気がしました。
いつもは片桐仁がやってる一人ハイテンションギャグネタを、おそらくは初めて、賢太郎さんがやったのだと思うけど、本当にこの二人は違う色をしているのだなぁと如実に感じるひとネタですね。対比がしやすい。
それがどちらも遜色なく(というのが独りよがりな色眼鏡なことは充分 承知しています)見えるのだから、まったくもって本当に飽きのこないユニットと言えましょう。
「バニー部」の賢太郎さんは本当に気持ちが悪い。
いつかのバニーボーイとはキャラクタァを変えてきてるけど、あれはあれで気持ち悪くて好きだった。ぶりっこの賢太郎さんは本当に気持ちが悪い。「イモムシ」観てると、ひぃぃーってなる。
あの人の、過剰なまでの「女子っぽさ」の模倣は、もはや模倣ではなくてパロディだな。
写しとって過剰にして面白いもの・笑えるものに仕上げる。そこまで追求してしまうところが、小林賢太郎のサービス精神の旺盛さなのだと思う。

好きなのは「モーフィング」と「不思議の国のニポン」かな。
賢太郎さんの言葉の巧みさが表れているネタが、やはりアタシは好きなのです。野田秀樹 好きなような人だから、そこはもう仕方がないのだ。うん。
「モーフィング」のはじまりの、別れのシィンのしつこさ。まだ健在なのだねこのしつこさ。サドだよなぁ賢太郎さん。
ネタ中の、バスの運転手の理不尽さと理不尽さに巻き込まれずに正しく抗議する客、という構図が一番 笑えた。好き。アイアンウッド投げちゃうところも好き。賢太郎さんにしては芝居が雑だが、次にすぐ繋げるために仕方がなかったのか。
「不思議の国のニポン」は、やっぱりもうラーメンズにはこのネタだよな、という暗黙の了解があって、それを裏切らずかつ失望もさせず、質の高いネタがまだまだ出てくるんだぞ、というのを見せつけてくれて、彼の力量の底抜けさを実感する。
ひとつ不満をあげれば、我が出身県が「文化祭かよ!」の一言で終わらせられてたことが、切ない・・・。福島と福井に比べればマシかな!?
あんなスローガンがあったことを、私は昔も今も知りませんでした。いつできたんだろう。

要所要所で、ちっちゃいんだけど昔のネタを思い起こさせるような真似を各人がしてくれたことが、個人的には嬉しい。
相方以外との仕事ばっかしている二人なので、違う場所で色々 吸収して、でもやっぱり本拠地に帰ってくることを忘れないでいて欲しい。ずっと。


KKP♯5のチケットが手に入ったので梅雨にも負けず浮かれ気分でいたいものです。
やっとコバケンがナマで見れるや! やほーい。

ALICE_b0026230_314418.jpg
by ling-mu.m | 2006-05-23 22:29 | ラーメンズ
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