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風のほこり
風邪ひいて熱出して伏せってたおかげで かなり前の話になってしまったのだけど、下北沢はザ・スズナリにて新宿梁山泊の「風のほこり」を観て来ました。
今月来月と観劇予定が全然たっていなくて、これじゃいかん! と(今更ながら)思い立ち、フライヤーやらシアターガイドやらネットやらで探していたら唐十郎さんの新作をやるというので。
小劇場はPPPP以来 行ってないし、先月に観た「調教師」がすっごい面白くて、また唐戯曲が観たい!と思ってた。ので、行ってまいりました。

こっからしばらく愚痴なので飛ばしておけーです。
公式HPの予約フォームでマチネのチケットを申し込んだのに、確認メールではソワレ一枚になってた。しかも学生券で行きたい場合を問うたのに一切 返事がない。
不安なので電話をかけてきちんと予約が取れているか聞く。学生券についても聞く。
電話に出た相手は随分と慌しく、しかも こっちの話をちゃんと聞かない。何回も同じことを言わせる。
予約については確認のうえ訂正しておきます、学生券については当日に受付へ言ってくださいとのこと。
当日、受付へ予約をしてあることを告げる。
案の定、予約が入っていない。慌てられる。自由席だから特に問題はないが。
学生券でと言ったら、また慌てられる。学生証を提示。
が。通常料金 取られたってどういうことじゃい。
すっげ腹立つ。すっげ腹立つ。
素人じゃないんだからさー学生じゃないんだからさーちゃんとしろよ制作!!!
年明けてすぐ今度は清水邦夫の戯曲をやるので行きたかったのだけど、今回の制作の対応で劇団自体に萎えてしまいました。心狭いからさっ。
以上、愚痴。


今回と先月シアターコクーンで観た「調教師」とどっちの話が好きかと聞かれれば、断然、後者を取る。
「調教師」の方が、泥臭くなくて洗練されてて、そういうものの方が好きだからだと思う。
でも、「調教師」が書かれたのは1970年代。対して、「風のほこり」は2005年。
今作が描いているのは昭和五(1930)年の出来事で、今から75年も前のこと。
その時代の泥臭さを、まさに21世紀な今、書けてしまうというのが、とても凄いことに思える。
唐氏自身の「昭和の記憶」を元に紡がれている物語なのだろうが、それにしたって、彼自身の生きた時代ではない、「昔」のことだ。
パトレイバーもアトムも生まれていていい この時代に、小さな箱の中でだけとは言え、「75年前」のエログロ(さは、あまり表現されていなかったけども)ナンセンスな姿が垣間 見れたことが、若造の私には何だかえらく新鮮に思えて、それが非常に楽しかった。
演技も舞台美術も、まるで昭和なのだ。
最後に水の中から立ち表れた鏡、あの登場のさせ方も、割れ方も、いちいち洗練されていない。
そのやり方が、もうまるごと、「昭和五年」なんだろうなと、アタシは勝手に解釈している。

物語自体はそんなに胸にくるものではなかった。
「調教師」の方が分かりやすくて、まぁ正直に言って、難しかったんだな。今作は。
自分的に楽しめる箇所があんまりなかったように思う。残念ながら。
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by ling-mu.m | 2005-12-28 00:59 | 芝居/舞台
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