シアターアプルにて、カムカムミニキーナ15周年記念公演「越前牛乳」を観て来ました。
夏に「エドモンド」のチケットを取っておきながら観に行けなかったという悲しい出来事の弔いとして、八嶋智人を拝んでおこうと思いまして。 小劇場離れが著しかった最近なので、久し振りにドタバタしたうっとおしい舞台が観れて面白かったです。 何と言ってもやっしーが元気なこと元気なこと。 映画「約三十の嘘」では、ウザいうえに飽きがくる彼の演技でしたが、舞台の上だと違和感の欠片も無い。やっぱり、そういう演じ方なんだろうなと思いました。 シリアスにも出来るんだろうけど、おどけたキャラだとどうしてもしつこくなってしまうんじゃなかろうか。 カムカムミニキーナ自体を見るのは初めてのことで、ものっすごいアドリブ旋風と失敗だろうぐらいのうるささは、果たしてお祭ムードがもたらすものなのか元から備えてる性質なのか。 もう一作ぐらい見てみないと そこは分かりませんね。 でも常にこのはしゃぎっぷりだったら中々ファンは定着しなかろう・・・から、まぁ、作風はひとつではないのでしょうが。そこはやはり十五年 続いてきただけの何かがあるのでしょうけども当然。 それにしても よく動いてました、八嶋さん。もの凄い数の飛び蹴りをいれてた。松村 武に。 もうホント、この二人はやりたい放題な感じでしたけど。いいんですかこんなんで、て感じでしたけど。いや、まぁ・・・いいんだろうな。面白かったから。 アドリブ入りまくりでハチャメチャな台本に見えながら、実は結構まともな(・・・でもないけど)筋のホンで、アタシは好きです。 言葉遊びが好きな質なので、やはりこの手のホンには感心してしまう。うまいなぁ、て。 演出の仕方で全然 違う作品に出来そうで、高校生あたりがやってみるのもいいんじゃないかしら、と思いました。 じゃれあい無くせば相当 短くなる筈だし(ホント、一回じゃれ始めると止まらないんですよ。何処までも続くの)。 吉本新喜劇みたいなノリなのかな。演劇的要素は当然もっと大きいですけど、でも松尾スズキが作る物ほどに重くはないし、KERAのようなナンセンスなギャグでもない。演劇演劇しすぎてない、というのもある。まぁ それは今回たまたま、てことかもしれないけれども。 ギャグとしては、やはり吉本新喜劇が一番 近いような気がします。王道をゆく、というか。 殺陣は下手でしたね。でもアレで殺陣が上手かったら異様にそこが浮くのかもしれない。と思うと、アレはアレでよいのかしらん。 やっしーが観れて嬉しかった。 でも正直、やっぱり「エドモンド」が観たかったです(そりゃそうだ)。平岩 紙、好きなんだもん。
by ling-mu.m
| 2005-11-04 00:50
| 芝居/舞台
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