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四月物語
b0026230_2345023.jpg好き:★★★☆☆

岩井俊二 監督作品。1998年。
北海道の旭川から、大学入学を機に上京してきた少女・卯月の四月。

松たか子主演。若い。可愛い。最近 好き。舞台「オイル」の演技に圧倒されて以来かな(だから割と最近)。昔は嫌いだった。
「オイル」ではどちらかといえば「表情のない」役柄だったので、彼女の些細な表情の豊かさを見るには映画が適しているのだね。

図らずも田辺誠一さんが出ててうはは。若いー細いー髪長いーださいーカッコイイー。結婚したい。

卯月を見送る家族の面々が、言葉少なに電車の発車を待ってるシーンから始まるんだけど、その家族がホントの松本一家なのよ。
染五郎の何とも言えない寂しいようなどうでもいいような、て表情がよい。

憧れの先輩を追っかけて上京してきた、軟弱なオンナノコ。
人見知りして、場に慣れるのにきっと時間のかかる子。
春・四月、知り合いの一人もいない大学生活の始まり。いやでも自分にダブる感覚のくすぐったさは、気持ち悪さと紙一重。
おどおどと、無意味に卑屈に小さくなって、一人で窮屈がって疲れちゃう。
春先のもやもや。

でも思った。
卯月はちゃんとおどおどしてる。同じ心理状態でも、アタシは多分 怯えてるより「脅してる」て思われる。無意味に世界をにらみつけてる感じで。
自分の視線や態度が、自分の思いとはズレたところで解釈される理由が、何か納得いった。いったから誤解されていいって訳ではないけど。


岩井さんは、まなざしが優しい。
光と音楽が、その優しさを表していると思う。
岩井さんの優しさの温度が好きだ。キーンと冷えた、とんがった水の温度。心地いい。
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by ling-mu.m | 2005-05-22 02:52 | 映画
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