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電通四季劇場[海] 見学会
今日は、ある授業の一環で、劇場見学に行ってきました。
場所は汐留、現在「オペラ座の怪人」をロングラン公演中の電通四季劇場[海]
その授業に講師としてきた山崎誠さんという方が案内人で、客席・舞台・ソデ・奈落などをひとしきり見学、というなかなかの素敵企画。
山崎さんは学部の(遠い)先輩なのに今は建築家、という不思議な経歴の方です。特に建築の「勉強」をしたことはないけども、第一弾の仮設キャッツ・シアターをはじめ四季の劇場をずっと設計してきたそうで。
「好き」が成せる業なんでしょうかね。どういう風に今に至ったか、彼自身の話を聞いてみたいものです。


四季劇場[海]は、電通の本社ビルに組み込まれている劇場です。カレッタ汐留の一部なのかな。
「オペラ座の怪人」、以前 観に行きましたが、あの時は大きく感じた劇場が、実は意外なほど小さいことを知りました。いや、そうは言っても千席強ある訳ですが・・・。
公演に行った時は、場内 暗いし客はひしめき合ってるし開演前で興奮してるし、まぁ正直 落ち着いて見れてなかったのでしょう。あと、劇場って空間自体にまだそんなに慣れてなかった。ちっさい小屋ばっか行ってましたから(今もまだ大きいところには行けてない・・・コクーンと日生劇場にはさっさと行かねば)。

山崎さんいわく、「なるべく客席の間隔を小さくして、少しでも舞台にちかい所で観れるように」しているそうです。成程 確かに前も横もそんなに余裕はない。でも小劇場のぎゅうぎゅう詰めを体験していればどうってことない狭さ。余裕がある座席もそれはそれで好きですが。世田谷のシアタートラムは快適ですね。一人分の空間がとても広いのです。あそこ好き。

[海]は、二階席が大きく迫り出していて、しかも(オペラ座に限りかもしれませんが)その先端に照明が置かれている。一階席のちょっと奥になるとそれらが邪魔で舞台額縁の装飾が隠れ、もう少し奥になると話の要のシャンデリア(客席上部に吊られている)がまるで見えない。
値段が下がるとは言え、やはりその辺では観たくない。
二階席の後ろ二列がC席ってことで2~3,000円で売られてるらしいけど(ちなみにS席は11,000円)、正直 眺望は悪くないし(二階はかなり傾斜がある上に詰められた設計だから)一階のA席なんかよりは数段マシ。ま、数も少ないから即日完売らしいですが。嬉しい配慮ではあるよね。

奈落・ソデは、そのごちゃごちゃした雰囲気に現場の空気を見た気がしました。何にでもメモ書きが書いてあって、たっくさんの人が関わってて誰にでも同じことが伝わってるように、ていうことなんだろうなぁ、と思ったり。


山崎さんは講義中も今日も、しきりに「やわらかい劇場」ということを言っていまして。
公演ごとに自由に形を変えられるのが本来の劇場だと。
今回の公演で言えば、シャンデリアを吊るすために天井に穴をあけたそうで。
四季の劇場だからそれは簡単にできるけど、例えば地方公演の時、会場となった劇場でそういう提案をするとなかなか納得してもらえない、と。

その辺の意識が、日本はやはり欧米に劣っているんだそうです。
そんな後生大事に使ってどーすんのよ、とは私も多少 思いますね。ソフトがあってこそのハードでしょう。施設をピカピカのまんま残しといても意味がないじゃないですか。
費用の問題とか、色々あるのかも知んないけど。でもそんな保守的な態度でいたら、パフォーミングアートが「一部の人のもの」ていう概念がいつまでも払拭できないと思うんだよね。

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リッチマンな4年生にイタメシを奢って貰って幸せーな今日の夕飯。デザートがマジ美味かったのだよ。スウィーツ狙いでまた行きたい。店の名前 忘れたけど。馬場の近く。
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by ling-mu.m | 2005-05-21 01:42 | 芝居/舞台
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