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隣にいても一人
オールした足で化粧はげたまんま駒場東大前はこまばアゴラ劇場にて久し振りに生芝居を観劇。
青年団プロジェクト公演「隣にいても一人」。
作・演出は平田オリザ。

今 活躍中の演出家や役者の芝居を観に行くようにしようと観劇計画を立て始めたこの春、取り敢えず一番 早くやるのがこれだったので、ろくすっぽ寝てないし予約してあるだけだしどうすっかなーと思いつつしばらく振りにナマの舞台が観れるし、てところで折れて結局 行って来た次第です。


ある朝、気付いたら「夫婦になっていた」すみえと昇平。
肉体関係を結んだ訳でも誰かの手で婚姻届が偽装された訳でもなく、ただ、目覚めたらすみえは昇平の家におり、二人は夫婦である、という共通認識を持っていた。
しかし、認識はしつつもその状況に首をかしげる二人は、お互いの兄と姉に相談を持ちかけた。
彼らはといえば、もう離婚することが決定している(正確に、正常な)夫婦である。
彼らの兄姉は二人の話を、からかうなと怒鳴り、あるいは信じないと言い張る。
とにもかくにも、二人は夫婦な訳で、これから一緒に暮らしていくことに異存はない訳で・・・。

うん。ゴメン寝た。
オール明けじゃなかったら眠くなりつつも観てられたかもしれないのだけど、今回は駄目だった。舟を漕いでしまった。一瞬 意識をなくすこと数回。
意識なくした隙にラストシーンをやられてしまい、気付いたら役者がそろってお辞儀してた。

退屈な芝居だった。
台詞はものすごいしっかりしてる。揺るがない、確かな意思と意味を持った台詞だったから、とてもキレイに整った印象を受けた。ほころびがない。それは完璧という意味ではなく、ただただ整然としていた、ということ。無駄がない。

でも、突拍子がないことがない。平凡なんだ、すごく。
それは、アタシがまだ夫婦っていう関係を経験したことがなくて、まるで自分にとって実感の湧くような話ではなかったからじゃないかな、と思う。

ある朝、誰に言われた訳でもなく義理の姉と弟でしかなかった相手と夫婦になっていて、それに抵抗するでもなく、でも首を傾げながら、結婚式の話をしたり婚姻届を出しに行ったりしてみる。

わかんねー。
だってそこには情はあるかも知らんけど愛はないでしょう。
二人とももういい年でさほど結婚願望はなくてでもいい相手がいたらしたいなぁぐらいに思ってて、したらこの状況でこれはもしかヒョウタンから駒みたいなものなのかしら。
なんていう考えだったら別ですがね。

本人たちの意図しないところで夫婦になっていた二人、本人たちの意図で夫婦を解消する二人。
そこが対照的に描かれているのだけど、それはもしかして、彼らの成れの果てが兄姉なのだという示唆なのだろうか。
それとも、相応の愛など無い方が案外うまくいくものなのかも知れない、という含み?

わかんないなー。
平凡だった。つまらなくはないけれど。
青年団の本公演を観に行くべきなのか。

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折角 近くまで来たんだし、と思って、芝居が終わった後に日本最高学府を覗いて来ました。
初めて行ったなー。かの有名な赤門はこちらの校舎ではないのですね。知らなかった。
広い。そしてキレイ。
校舎の中はどうか知れませんが、外の様子と校舎の外観はキレイ。
日曜の午後で閑散としてました。学生さん、ちらほら見受けましたが。
木が多くて、この時期は外で気持ちよく過ごせそうな場所が沢山でした。

立て看が沢山 並んでた。並べ方が、心なしかウチの学校よりお行儀がいい。
ウチの学校で観るのは大半が劇サーかイベントサーだと思うのだけど、こちらはかなり多種多様でした。モー娘。研究会とかあった。ピンクで意外に(失礼)きれいなレタリングで。
しかし、量はあってもセンスはないな。だっさい、へったくそな絵が描かれてるのばっかで、大事なのは美しさよりデカさなのかなと。
これと言ってステキな立て看なかったですからね。芸術方面は苦手なのでしょうか。文芸や劇作家なんかでは優秀な人材を輩出してますが。
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by ling-mu.m | 2005-04-17 23:51 | 芝居/舞台
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