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作品No.3
科目登録関係書類を貰いに久し振りに学校へ行き、その足でムーブ町屋にて観劇。
OM-2の「作品NO.3」。ちょっといつもとは毛色の違うものを観てみよう、と思って行ったのだけども、こういうのを前衛的というのか何なのか。ひどく理解に苦しむ作品でした。

2ちゃんでよくある文字で絵を描くヤツ、あれの、ブッシュと金正日をどでかく引き伸ばした板(というか壁)が一枚ずつ置かれて背景になってる。
中央に座卓とゴミ箱、床に直接置かれたTV。
暗転もせず、上演前の観客のざわめきの中に現れた男。ゴミ箱に頭を突っ込むと、男の顔がTV画面に映し出される。そのまま、男は「エレベーターに乗り合わせた女に『デブ』と罵られ持っていた傘を女の口に突っ込んでやった」話を語る。
話が進むに連れ男は冷静さを失い、悲しみを訴え慟哭する。男の叫びが最高潮に達した時、背景となっていた二枚の壁が倒れた。びびる。

手にマイクをつけて全身をかきむしる女、ウェディングドレスを身にまとい踊る姿をプロジェクターに映し出す男、など、狂った人間の行動を見せられる。台詞は殆ど発せられない。

どう解釈したものか・・・難しい。彼らは私に何を見せたいのか、何を訴えたいのか。
そうやって舞台で大声を出して狂気の沙汰を演じて、もしくは本当におかしくなって、そうして貴方は気持ちがいいのかも知れないが、それを見て私は何を思えばいいのか、何を感じればいいのか。皆目 見当がつかない寂しさ。

いや、それでも思ったことはあったんだ。
彼らは大きな音をたてて、叫んで、苦しんで、泣いて、そういう姿を見て、私はすごく辛くて、世界なんて全部、穏やかで優しくて温かくて平和で、そういう風にできてればいいのにと。
誰も何にも傷つかないようにできていればいいのにと。
観てる最中は本気で願ったんだけど今こうして書くと馬鹿みたいで笑えてくる。
そんなこと天地が引っ繰り返ってもありえないのに。

こんな風に思ったのには、上演直前のできごとが影響してるんだと思った。
上演開始は6:30からで、それを過ぎた頃に大声で「じゃぁ キャンセルするよ」っておっさんの大声。
スタッフの人も困ってるみたいで、話を聞いててみると「座布団しいて作った席も満席で、立ち見になるんだけどそれは嫌」て、おっさんが駄々こねてるらしい。「どうにか席作れよ」てデカイ声で、臆面もなく。
アタシは大人がそういう、年甲斐もなくワガママ言ったりするのが嫌い。
「キャンセルする」とか言って、そんな大声 出すのは席譲られたり、どうにかなることを望んでるくせに。すごく気分を害された。遅れてきたのはてめぇじゃないか。

何でもっと穏やかに暮らせないのか。
自分にも含めて言いたい話。
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by ling-mu.m | 2005-03-19 01:11 | 芝居/舞台
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