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写真展ふたつ
昨日のことですが、写真展に行こうと思い立ち、お出かけしました。
ひとつめは、RECRUITが行っている中国若手写真家4人展。銀座にて開催中。
RECRUITのビルの中にギャラリーがあるらしく、てことは日曜は休みかも? と電車の中で気付いて、辿り着いてみたらば案の定。うーん、残念。

RECRUITがアート支援の活動をしているってことを、今までアタシは知らなかった。
会社自体にはR-25を出してきたあたりからぐーんと興味が湧いてて、色々調べてたんだけど。
元気ある企業ですよね。もしこのまま自分の興味が持続して、やってることにも「これだー」て思えたら、就活の時にトライしたいなぁ、とぼんやり考えております。ハイ。

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で、気をとりなおして今度は恵比寿の東京都写真美術館へ。
「明日を夢見て」~アメリカ社会を動かした ソーシャル・ドキュメンタリー を見るためです。

19世紀後半から20世紀前半のアメリカでは、不安定な社会状況を良くするために数多くのドキュメンタリー写真(社会的な問題を記録した写真)が撮影されました。さまざまな社会問題を写真に捉え、それを世の中に広く発表することは、多くの人々に現実を突きつけ、ついには社会改革をおこすチカラとなりました。また、それらの写真は単なる記録にとどまらず、芸術性の高い作品が数多くありました。この展覧会ではそれらの作品約200点を紹介し、社会を変えようと熱く立ち上がった写真家たちの、勇気と挑戦の軌跡をたどります。
                                      (公式HPより引用)

いつだか鍋パーチーをやった時に、たまたま鍋の下に敷かれていた新聞で取り上げられていて、行ってみようと思ったのでした。
そこに掲載されていた写真は、幾人かの新聞少年たちが並んで写っているもの。
Lewis W. Hine の作品が主立っていて、展示されていた写真はそんな感じの、働く少年少女たちを被写体にしたものが殆どでした。
働いている姿というよりは、ポートレイトに近いもの。彼らの目線はカメラのレンズに向けられています。
劣悪な条件下で働かされ、満足に学ぶこともできなかった子供たちの姿は、やはりそれなりに訴えるものを持っています。
幼い、小学校低学年にも満たない子供を労働力にしなければならなかった社会。
家族の大事な稼ぎ手であった子もいれば、自ら働かなければ生きていかれない子もいたでしょう。
現代の、少なくともこの国では考えられない話で。
いつの時代も、変革を呼びかけるには勇気や時間が必要です。当時も、「子供たちに学習する機会を!」と叫ぶには、大変な労力が必要だったでしょう。
写真というメディアがなかったならばしかし、その労力は倍かその倍、とにかくもっと苦労しただろうと予想することは容易です。
そこに在るものを、ありのままに写す。
そのチカラは万能ではないけれど、絵や文章といった、それまで主に使われてきたメディアよりかは、明らかに有効な方法だった訳です。
そう考えると、写真の登場というのは単純に凄いことだったと。
万人に共通して同じものを見せることができる凄い媒体だと。思う訳です。


展示自体は、もう少し報道写真っぽいものかなと思っていたので肩透かしくらった感じ。
色んな人の作品が少数ずつっ紹介されているのもいかがなものかと。
下手すると一枚ってのもあって、それはあんまりじゃないかと。だったらいっそ作者の紹介はせずに、作品だけ並べられた方が見やすかったなと思った。

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もうひとつ、写真美術館で「写真新世紀」という展示がやってました。
無料だからついでに行ってみたら、公募展の入賞作品披露、みたいな催し。
人がわんさかいて、ちょろっと見ただけで出てしまったんだけど、優秀賞をとった作品がもーのすごく大きく展示されていたのね。
それこそ壁一面、て感じで。
その大きさが、何でだかすーごく面白くて。
写真云々の前に、大きさにわくわくしてしまった。
もし自分に作品を発表する場があって、こんだけのことさしてくれるんだったら絶対やってみてぇ! とか、夢見たりしたのでした。
デカいことはイイコトだ。
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by ling-mu.m | 2004-12-20 13:27 | アート的な
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