嵐かわいいなぁ。
********** 先日、真夜中っていうかもう明け方近くに、つけっぱなしにしてたテレビでモノクロの外国映画が始まりまして。 見るともなく見てたら、どうやら主演がオードリー・ヘップバーンのようだ。 彼女が演じる某国の女王が、公務で何処かの国を訪れてて、でもどうやら王女はその生活に疲れているらしい。ちょっとヒステリーに喚いたりしている。 そして一人で街に出て、泥酔して、一人の男性に拾われて…てところまで見て、やっと「あ、これって『ローマの休日』じゃん?」と気付いたのでした。 映画を見る習慣、特に外国映画を見る習慣がないため、初めてだったのです。 どころか、ストーリーもよく知らなかった。 ふーん、こんな映画だったんだね。 スクーター(べスパ?)を王女が乗りまわすシーンが、『魔女の宅急便』でキキが暴走するところと重なって、影響を受けたりしてるのかな? と思いました。本当はどうだか知らないけど。 最後の場面、実際にあんな風な会見をしてた(してる?)のかしら、マイクもナシで…一人ひとりと握手して…とか、変なところが印象に残ってます。眠かったから。 ********** 先週末、早稲田松竹に駆け込んで『ぐるりのこと。』と『ハッシュ!』の、2本立て上映を観てきました。 リリーさんがリリーさんすぎやしないか? と、最初は結構な違和感。観てるうちに自然と払拭されていきましたけど。この見た目で30歳は苦しいよ! てのは、どうしても思ってしまうよね…木村多江と並ぶと尚更。 でも、二人で素敵な夫婦を演じていらっしゃった。 以下、公式HPより引用。 「お、動いた!」小さくふくらんだお腹に手を当て、翔子は夫のカナオとともに、子を身籠った幸せを噛みしめていた。しかし、そんなどこにでもいるふたりを突如として襲う悲劇──初めての子供の死をきっかけに、翔子は精神の均衡を少しずつ崩していく。うつになっていく翔子と、彼女を全身で受け止めようとするカナオ。困難に直面しながら、一つずつ一緒に乗り越えていくふたりの10年にわたる軌跡を、『ハッシュ!』以来6年ぶりにメガホンをとる稀代の才能・橋口亮輔が、どこまでもやさしく、ときに笑いをまじえながら感動的に描きだす。人はひとりでは無力だ。しかし、誰かとつながることで希望を持てる。決して離れることのないふたりの絆を通じて、そんな希望のありかを浮き彫りにする、ささやかだけど豊かな幸福感に包まれる珠玉のラブ・ストーリー。法廷画家のカナオが目にする90年代のさまざまな犯罪・事件を織り込みながら、苦しみを乗り越えて生きる人間の姿をあたたかく照らしだしていく。 今、HPに行って気付いたけど、アタシは一度もこの映画の予告編を見ていなんだった。そう言えば。 渋谷の、んーっと何だっけ、井の頭線がある建物…に、でっかいポスターが貼ってあるのを、外回り中に見かけて、それで、観たいなぁと思ったのでした。 で、予告編を見てみたら、何でだろうか、すごくツマラナイ映画のように思えてしまった。 いやいや、実際はとても好きだなと思ったんですよ、映画を見て。 しかし、果たして映画を観る前にこの予告編を見て、アタシはこの作品を観たいと思ったかな? と考えると、ちょっと疑問。 それで思ったんですが、コピーとか宣伝文句とか、要らないのかもな、て。 この作品に関しては、そういうものが無意味かもしれない。 いや、決してそんなことはない、と分かりながら言ってますけどね。 要らん予備知識とかナシに、感じるままに観て思えばいいのじゃないかなぁ、なんて。 ちょっと思ったりして。 リリーさん演じるカナオが、もーホントしょうもないんだけど、でもすっごい深い懐と愛情を持ってる人で、でもそれはともすれば「自分のない人」「ことなかれ主義」と紙一重で、そこのところ、うまいなぁぁあ絶妙っ。て感動しました。 …捉える側次第なのかもしらんが。 やーでもやっぱり、脚本と演出と演技の素晴らしさだろうな。三者がきもちいーいトコロで重なり合って醸し出せるものだと、思います。きっと。 『ハッシュ!』はアタシの大好きな映画で、ていうのはまず第一に田辺誠一が主演、ていうのがあるからなんだけど、それを外しても素敵な映画だったと思っていて。 今回、久し振りに観て、改めて好きだなぁと思いました。 優しい物語だなぁ、って。 『ぐるり』と共通しているものが凄くたくさんあって、それがこの監督の普遍性ってことなんだろうけど、「優しさ」もそのひとつで。 基本的に「やさしいものがすき」なアタシには、マイナスイオンみたいな映画です。どちらも。 ていうか、この2本を観た時のアタシは「やさしいもの」ばかりを求めすぎていて、やさしいもの・やわらかいものばかりに包まれて囲まれていたい、と思いすぎていて、ちょっと危なかった。ことに、気付かされました。 厳しくて痛くて辛いことがあるから、やさしいものが欲しくなるし、それに触れたときに沁みるんだ。 そういう、ごくごく基本的なことを、ちょっと忘れてた。 思い出せてよかった。 不毛な会話、不条理な仕打ち、世の中に溢れ返ってるそういうものには、太刀打ちする手立てがないこともあって、打ちひしがれることもあって、ていうか、むしろ そんなんばっかで。 でも、ご褒美みたいな優しさを得られるから、得られることを知っているし信じられるから、ヒトって生きていけるんだろうな。 橋口監督が、ヒトが再生することを信じている人だから、アタシはそこに共感して、励まされて、惹かれてるんだろうなぁ、と思います。 ちゃんと世界を愛している人だなぁって感じるから。 今まで『ハッシュ!』を観てきて、思わなかったこと、今回はじめて思ったこと。 ・高橋和也が「ホンモノ」っぽい!←6児の父だった。だから違うとは言えないけど…役作りがすごい。 ・高橋和也がジャニ顔だ。←元ジャニタレだった。知らなかった。 ・二人が同じTシャツを着回してて、同性カップルっぽくて何かイイ!←笑…。 田辺さんにばっか目がいって、見れてなかったんだなぁ…。
by ling-mu.m
| 2009-03-24 23:21
| 映画
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